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第2章 夏
◆巡回騎士とから揚げ
しおりを挟む早速大量のお肉を使って料理をしていこう。
こんなにたくさんあるんだからお店でサービスしてもいいかもしれない。
高級ブランド肉にも通ずるぷりんと弾力のある肉質と野趣に富んだコク深い味わいが楽しめるジャックバードのモモ肉を一口サイズに切り分けて「から揚げ」に。
ニンニクと生姜を入れた定番醤油味とシンプル塩味をそれぞれもみ込んで、しばしの味しみタイム。
次にサーペントシリーズ。
基本的にどのサーペントも美味しいけど、強い個体ほど旨みが詰まっているのがこの世界のお肉事情。
今日は断トツ量が多いレッドサーペントのお肉を使う。レッドサーペントはC級冒険者くらいからが適正レベルのモンスター。
お肉の色は白身魚みたいに白いんだけど、味や食感は「ささ身」に似た肉質のため、あの極上の梅干しを使って「梅しそささ身フライ」にする。
夏は食欲も落ちるしね。これならいっぱい食べられると思う。
早速梅を叩いてペースト状に。
ささ身も火の通りやすい厚みに整えたら大葉を敷いて梅ペーストを乗せたら二つ折りに。
後は小麦粉、卵、パン粉の順に衣を纏わせる。
どうせ油を使うならとことん。
から揚げも梅しそささみフライも大量に一気に揚げてくよ!
揚げ物はね、「愛」なのです。
準備も油跳ねも後片付けも大変だけど、みんな大好きでしょ?食べると笑顔になるでしょ?それが見たいから作るのよ。
まずはから揚げから。
ジュワーと心地よい音。
この音が乾いた感じになったら一旦引き上げて休ませる。
そしたら少し温度を上げた油に再度潜らせて二度揚げ。カラっとジューシーなから揚げの完成!
醤油味も塩味もいい感じ。
残った油で梅しそささ身フライも揚げていく。
こっちもこんがりきつね色でいい感じ。
どちらも熱々のうちにお味見用に小さく切り分けて爪楊枝を刺したら、残りは店売り用とご自宅用に分けてと。
ご自宅用はそのままインベントリへ。
店売り用は袋状に折ったワックスペーパーに醤油味のから揚げを五つと爪楊枝を一本。
同じように塩味のから揚げも五つと爪楊枝を一本。
某コンビニのお手頃なホットスナックのから揚げみたいな感じ。
梅しそささ身フライも某コンビニのホットスナックの焼き鳥みたいに袋状にしたワックスペーパーに一本ずつ入れて、手で持って食べやすいように。
準備ができたのでケイトさんと店番を交代。
「みんなで食べてね」と、できたてのから揚げ二種類と梅しそささ身フライの乗ったお皿を渡す。
ケイトさんは恐縮しながらもお礼を言っておばあちゃん達を呼びに農場へと走って行った。
ケイトさんやおばあちゃん達には遠慮されるより「ありがとう」って言ってもらえた方が嬉しいって伝えてあるんだけど、それでもやっぱりまだちょっと恐縮されちゃうのよね。
私が自分自身のためにやってることだからって言ってもなかなか伝わらなくてさ。
だって、自分達ばかり美味しいもの食べてたら心苦しいじゃない?
お店に出てみると、最近うちに立ち寄ってくれるようになった騎士様達がいた。
例のフィオの森事件が解決した後、王家所有となったあの土地に巡回用の監視小屋が建てられて、再生されたあの場所に不届き者が出ないようしばらくはお国の騎士様が見張りの巡回を行うことになったとかで、交代前にうちの店に寄ってくれるようになったのだ。
ちなみに監視小屋はお役目が終われば「狩猟小屋」として私達平民に解放されるのだとか。
疾風のみんなが「これで日帰りしなくていい」って喜んでたよ。
「今日の軽食は何かな?」と、巡回騎士団長のレオンさんから声をかけられる。
ゴリマッチョという言葉がぴったりの、騎士の鎧を着ていなければ山賊と勘違いしそうなくらい迫力のある人。
でも話してみると結構気さくで接しやすいのよ。
こうやって部下の皆さんとちょくちょくうちに寄ってくれるようになったの。
「今日は“から揚げ”と“梅しそささみ揚げ”ですね。はい、お味見どうぞ」
「うまいなぁーこりゃ。こっちのガツンとしたのもいいが、塩味の方は無限に食えそうだ。どっちもエールが欲しくなる!仕事前に罪な味だ」
レオンさん、大絶賛。から揚げって嫌いな人はまずいないよね。
部下の皆さんも醤油派か塩派かで盛り上がってる。
やや醤油派が優勢か?
「梅って言うのはこの赤いのかな?初めての味だがフルーティな香りと独特の酸味がマッチしていてこっちもまた絶品だな。疲れが消えていくようだ」
「実際に消えてると思いますよ?これ、疲労回復バフついてますから」
「そうなのか!通りで。肉も美味いし、これはどこの肉屋のなんだい?」
「狩ってきたレッドサーペントですね」
「は?」
「えーと、狩ってきたレッドサーペントです」
「騎士殿、その子の言ってることは本当ですよ」
アンジーさんのフォローが入った。なぜか今日はずっと私と共に行動してるのよ。お仕事は大丈夫なのかしらね?
でもすごく助かってる。こうやってフォローしてくれてさ、今もアレコレと私のことや従魔のことをレオンさんに説明してくれてるみたい。
「いやはや、人は見かけによらないもんだと言うことを改めて学んだよ。やはりこんなところで農場を営んでいるだけあって、君は只者じゃなかったんだな。それにしても自分で狩ったとは言えレッドサーペントだろ?この値段はいささか安すぎないか?」
「いいんです。私の本業はファーマーですから!それに、わざわざこんな辺鄙な店に立ち寄ってくれるわけですから、これは私の感謝の気持ちなんです」
「ほう、なら店主のその心意気を買って、部下たちに振舞う分もあわせてここにあるささみ揚げを全部包んでくれ」
「やりぃー!」「団長さすがっス!」「俺、から揚げ醤油味も欲しい!」「巡回が団長と一緒ではじめてよかったと思ったっス」「山賊のお頭は懐がちげぇや」と、部下の皆さん大盛り上がり。
「余計なこと言った奴は抜きにするからなー」と苦笑いのレオンさん。
巡回騎士の人達がみんな明るくて楽しいのはきっとレオンさんの人柄がいいからなのね。
やいのやいのと騎士様達は賑やかにお店を後にした。
ちなみに、レオンさんはこそっと「俺は“塩派”だ」と私に耳打ちして退店して行った。
部下の騎士様達の「醤油vs塩」談議に燃料投下しないように配慮したんだろうね。
その際、偶然レオンさんと私の会話を聞いていたケイトさんが「あのお肉はレッドサーペントだったのね…」とアワアワしていたけど、今後のためにも慣れてくれと願うばかりである。
で、店に残ったのは私とアンジーさん。
シンと静まり返る中、ポソリと「そこにあるから揚げを全部」と。
結局から揚げはその場でクィールとアンジーさんが大量消費して、一人と一匹はニッコニコで帰って行った。
いったいアンジーさんは何をしに来たんだろう?
こんなにたくさんあるんだからお店でサービスしてもいいかもしれない。
高級ブランド肉にも通ずるぷりんと弾力のある肉質と野趣に富んだコク深い味わいが楽しめるジャックバードのモモ肉を一口サイズに切り分けて「から揚げ」に。
ニンニクと生姜を入れた定番醤油味とシンプル塩味をそれぞれもみ込んで、しばしの味しみタイム。
次にサーペントシリーズ。
基本的にどのサーペントも美味しいけど、強い個体ほど旨みが詰まっているのがこの世界のお肉事情。
今日は断トツ量が多いレッドサーペントのお肉を使う。レッドサーペントはC級冒険者くらいからが適正レベルのモンスター。
お肉の色は白身魚みたいに白いんだけど、味や食感は「ささ身」に似た肉質のため、あの極上の梅干しを使って「梅しそささ身フライ」にする。
夏は食欲も落ちるしね。これならいっぱい食べられると思う。
早速梅を叩いてペースト状に。
ささ身も火の通りやすい厚みに整えたら大葉を敷いて梅ペーストを乗せたら二つ折りに。
後は小麦粉、卵、パン粉の順に衣を纏わせる。
どうせ油を使うならとことん。
から揚げも梅しそささみフライも大量に一気に揚げてくよ!
揚げ物はね、「愛」なのです。
準備も油跳ねも後片付けも大変だけど、みんな大好きでしょ?食べると笑顔になるでしょ?それが見たいから作るのよ。
まずはから揚げから。
ジュワーと心地よい音。
この音が乾いた感じになったら一旦引き上げて休ませる。
そしたら少し温度を上げた油に再度潜らせて二度揚げ。カラっとジューシーなから揚げの完成!
醤油味も塩味もいい感じ。
残った油で梅しそささ身フライも揚げていく。
こっちもこんがりきつね色でいい感じ。
どちらも熱々のうちにお味見用に小さく切り分けて爪楊枝を刺したら、残りは店売り用とご自宅用に分けてと。
ご自宅用はそのままインベントリへ。
店売り用は袋状に折ったワックスペーパーに醤油味のから揚げを五つと爪楊枝を一本。
同じように塩味のから揚げも五つと爪楊枝を一本。
某コンビニのお手頃なホットスナックのから揚げみたいな感じ。
梅しそささ身フライも某コンビニのホットスナックの焼き鳥みたいに袋状にしたワックスペーパーに一本ずつ入れて、手で持って食べやすいように。
準備ができたのでケイトさんと店番を交代。
「みんなで食べてね」と、できたてのから揚げ二種類と梅しそささ身フライの乗ったお皿を渡す。
ケイトさんは恐縮しながらもお礼を言っておばあちゃん達を呼びに農場へと走って行った。
ケイトさんやおばあちゃん達には遠慮されるより「ありがとう」って言ってもらえた方が嬉しいって伝えてあるんだけど、それでもやっぱりまだちょっと恐縮されちゃうのよね。
私が自分自身のためにやってることだからって言ってもなかなか伝わらなくてさ。
だって、自分達ばかり美味しいもの食べてたら心苦しいじゃない?
お店に出てみると、最近うちに立ち寄ってくれるようになった騎士様達がいた。
例のフィオの森事件が解決した後、王家所有となったあの土地に巡回用の監視小屋が建てられて、再生されたあの場所に不届き者が出ないようしばらくはお国の騎士様が見張りの巡回を行うことになったとかで、交代前にうちの店に寄ってくれるようになったのだ。
ちなみに監視小屋はお役目が終われば「狩猟小屋」として私達平民に解放されるのだとか。
疾風のみんなが「これで日帰りしなくていい」って喜んでたよ。
「今日の軽食は何かな?」と、巡回騎士団長のレオンさんから声をかけられる。
ゴリマッチョという言葉がぴったりの、騎士の鎧を着ていなければ山賊と勘違いしそうなくらい迫力のある人。
でも話してみると結構気さくで接しやすいのよ。
こうやって部下の皆さんとちょくちょくうちに寄ってくれるようになったの。
「今日は“から揚げ”と“梅しそささみ揚げ”ですね。はい、お味見どうぞ」
「うまいなぁーこりゃ。こっちのガツンとしたのもいいが、塩味の方は無限に食えそうだ。どっちもエールが欲しくなる!仕事前に罪な味だ」
レオンさん、大絶賛。から揚げって嫌いな人はまずいないよね。
部下の皆さんも醤油派か塩派かで盛り上がってる。
やや醤油派が優勢か?
「梅って言うのはこの赤いのかな?初めての味だがフルーティな香りと独特の酸味がマッチしていてこっちもまた絶品だな。疲れが消えていくようだ」
「実際に消えてると思いますよ?これ、疲労回復バフついてますから」
「そうなのか!通りで。肉も美味いし、これはどこの肉屋のなんだい?」
「狩ってきたレッドサーペントですね」
「は?」
「えーと、狩ってきたレッドサーペントです」
「騎士殿、その子の言ってることは本当ですよ」
アンジーさんのフォローが入った。なぜか今日はずっと私と共に行動してるのよ。お仕事は大丈夫なのかしらね?
でもすごく助かってる。こうやってフォローしてくれてさ、今もアレコレと私のことや従魔のことをレオンさんに説明してくれてるみたい。
「いやはや、人は見かけによらないもんだと言うことを改めて学んだよ。やはりこんなところで農場を営んでいるだけあって、君は只者じゃなかったんだな。それにしても自分で狩ったとは言えレッドサーペントだろ?この値段はいささか安すぎないか?」
「いいんです。私の本業はファーマーですから!それに、わざわざこんな辺鄙な店に立ち寄ってくれるわけですから、これは私の感謝の気持ちなんです」
「ほう、なら店主のその心意気を買って、部下たちに振舞う分もあわせてここにあるささみ揚げを全部包んでくれ」
「やりぃー!」「団長さすがっス!」「俺、から揚げ醤油味も欲しい!」「巡回が団長と一緒ではじめてよかったと思ったっス」「山賊のお頭は懐がちげぇや」と、部下の皆さん大盛り上がり。
「余計なこと言った奴は抜きにするからなー」と苦笑いのレオンさん。
巡回騎士の人達がみんな明るくて楽しいのはきっとレオンさんの人柄がいいからなのね。
やいのやいのと騎士様達は賑やかにお店を後にした。
ちなみに、レオンさんはこそっと「俺は“塩派”だ」と私に耳打ちして退店して行った。
部下の騎士様達の「醤油vs塩」談議に燃料投下しないように配慮したんだろうね。
その際、偶然レオンさんと私の会話を聞いていたケイトさんが「あのお肉はレッドサーペントだったのね…」とアワアワしていたけど、今後のためにも慣れてくれと願うばかりである。
で、店に残ったのは私とアンジーさん。
シンと静まり返る中、ポソリと「そこにあるから揚げを全部」と。
結局から揚げはその場でクィールとアンジーさんが大量消費して、一人と一匹はニッコニコで帰って行った。
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