とある執事の日常 ~お嬢様の中身は恐らくギャル~

冬兎

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第一章 お嬢様の塩

第三話 うちの伯爵もやっぱり大概おかしい

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 執務室に戻った俺は再び地図と向き合った。

『魔法を戦闘以外に使う』

 エルド先生の言葉が頭の中でぐるぐると回る。
 火の魔法や水の魔法など、生活に密着した魔法など今に始まったことではない。むしろよく今まで思いつかなかったもんだと、逆に自分に対し感心する。

 俺は羽ペンを取り新しい羊皮紙に書き出し始めた。

 土魔法による地盤の水平化。水魔法による土壌の固定。そして火魔法による石材の加工と設置。人の手だけでやろうとすれば多くの工程が生れ多くの人材が必要になる。

 それを魔法を用いた場合、熟練の魔法使いであれば一人で全て対処出来るだろう。それも圧倒的な効率で。

 但し問題がない訳ではない。どう考えても採算が合わないのだ。必要な魔法使いの人数、魔力の消費量、それに伴う人件費など。

「……ここを削って、こちらに回せば……」

 答えは出ずとも夜は勝手に更けていく。
 燭台の蝋燭を二度交換した頃、ようやく形にはなってきたが以前大きな問題が二つ残る。魔法使いの手配による人件費と、完成後の魔力の永続的な供給——この致命的な二つの欠陥。

「……まだまだブラッシュアップが必要か」

 羊皮紙を机に置き椅子に深く背を預け天を仰ぐ。と、その時—

「クラウ、まだ起きてるの?」

 扉が開きお嬢様が顔を覗かせた。

「お嬢様……こんな時間に、どうされましたか?」
「いやいや、うちが聞きたいんだけど。廊下に灯りが漏れててさ」

 お嬢様は執務室に入ってくると、俺の机を覗き込んだ。

「……これ、街道整備の?」
「はい。魔法を活用した効率化の計画を立案しておりました」
「マジありがたいけど、それでクラウが体調崩したら意味ないんよ…」

 安定のお嬢様だ。どこの貴族が雇う執事の体調を慮るというのか。

「いえいえ、もう終わって今日は終わりにしようと思っていました。まだ途中ですが計画書をご確認いただけますか?」
「それならいいんだけど...」

 そう言いながら俺の言葉に安堵の表情を見せたかと思えば、街道の計画書の件を伝えるとお嬢様の瞳が輝く。表情がコロコロ変化するのもお嬢様らしい。

「マジで!? 見せて見せて!」
「ですが、まだ完成では——
「いいから!」

 お嬢様は俺の横に椅子を引き寄せ腰を下ろした。

 こんな夜中に令嬢が執事と二人きり。普通ならとんでもない問題行動だが、うちのお嬢様にその辺の常識を求めるのは無駄だ。奥様もその辺は寛容なので特に大きな問題にもならないのは俺に対する信頼の証と喜ぶべきか。

 俺は溜息をつきながら、計画書の説明を始めた。

「まず、土魔法で地盤を水平化します。次に水魔法で土壌を固定し——」

「うんうん」

「火魔法で石材を加工し、設置。この三段階を組み合わせることで、従来の工法に比べ工期を約三分の一に短縮できます」

「やばっ!  クラウ、天才じゃん!」

「……いえ、しかしまだ大きな問題が残っています」

 俺は羊皮紙の端に書き込んだ数字を指差した。

「魔法使いの手配による人件費が膨大です。そして完成後、保守のため魔力の供給を永続的に維持する仕組みが必要ですが、その解決策が糸口すら見つかっていません」

 お嬢様は真剣な顔で計画書を読み込んでいる。

 数分の沈黙の後—

「……ねえ、クラウ」
「はい」
「未完成でも、とりあえずパパに相談してみようよ」
「……え?」

 俺は思わず聞き返した。”パパ”、つまりリオネール家現当主、元勇者パーティー参謀、俺の雇い主である”レオン・リオネール伯爵”その人である。

「だってさ、そもそも街道整備の許可が下りるかどうかもわかんないし。パパが駄目って言ったら、この計画自体が無駄になっちゃうじゃん」
「……確かに」

 それはその通りだ。
 どれだけ完璧な計画を立てても、伯爵様の許可が下りなければ意味がない。

「それにパパならクラウの悩み事も解決してくれるかもよ? 元勇者パーティーだし色々経験してるはずじゃん」

 お嬢様は立ち上がった。

「明日の朝、一緒に相談しに行こ!」
「……わかりました」

 俺は頷いた。

 未完成の状態で提出するのもいかがとは思うがそれを気にする人ではないことも分かっている。何より俺の知る限り”知識”という分野で旦那様の右に出る者はいない。

 お嬢様は満足そうに微笑むと執務室を出ていった。

「おやすみクラウ。また明日ねー」
「おやすみなさいませ、お嬢様」

 扉が閉まる。

 俺は再び計画書を見つめた。もう少し見直してから今日は休もう。


―—―


 翌朝。
 旦那様の執務室の前で、俺たちは立っていた。
 お嬢様はドレス姿。俺はいつも通りの執事服。

「緊張してる?」
「……いえ、別に」

 嘘です。緊張しています。

 幼い頃は気にしていなかったが、15歳で成人を迎えお嬢様の専属執事となってからは自分にとってどころか、ハートレイ家全員が務める伯爵家の当主である。緊張するなという方が無理である。

 お嬢様はそんな俺の心情を見透かしたようにクスクスと笑った。

「大丈夫だって。パパ、優しいから」

 優しい——確かにそうだ。

 レオン・リオネール伯爵は温厚で、部下を信頼する理想の貴族だ。
 だがそれと同時に元勇者パーティーの参謀として数々の戦場を生き抜いた人物でもある。

 その目は、時折恐ろしいほど鋭い。


 コンコン-


 お嬢様がノックし声を掛ける。

「パパ、入るね」
「ああ、レティかい。どうぞ」

 中から穏やかな声が聞こえ俺たちは執務室に入る。伯爵様は窓際の机に座り、書類に目を通していた。朝日が彼の金髪を照らしている。

「おはよう、レティ。今日はクラウスくんも一緒かい?」
「おはようございます、旦那様」

 俺はお嬢様の背後に控え深々と一礼した。

「それで、二人揃ってどうしたんだい?」
「パパにちょっと見て欲しいものがあるの」

 お嬢様の発言のタイミングに合わせ俺は計画書を取り出し旦那様に差し出す。

「街道整備の件です。領民の安全確保と物流改善のため、魔法を活用した整備を提案させていただきます」

 伯爵様は眉を上げた。

「街道整備?  …ああ、レティが言っていたやつだね。どれどれ...」

 旦那様は計画書を受け取るとゆっくりと読み始めた。

 沈黙…。

 俺は息を呑みながら旦那様を見つめ、お嬢様も珍しく静かにしている。

「……ふむ」

 一通り目を通すと伯爵様は顔を上げた。

「クラウスくん、これは君が考えたのかい?」
「はい」
「うん、率直に言って素晴らしいね。魔法を建設に活用するという発想、実に興味深い。アーロンが僕に息子を自慢する気持ちがよくわかるよ」
「ありがとうございます。エルド先生や父からのアドバイスのお陰でそこまでまとめることが出来ました」

 親父が俺を自慢? そんなこと天地がひっくり返ってもないと思う。

 俺の発言を聞くと伯爵様は再び計画書に目を落とした。

「ただ、二つ大きな問題があるね」

 たった一度軽く目を通しただけでそこまで辿り着くのか...恐るべし元勇者パーティー参謀。

「魔力の永続的な供給だね。この計画だと、完成後も定期的に魔法使いを派遣する必要がある。それでは結局、維持費が膨大になってしまう」
「……はい、その通りです」
「それに、工事の為の魔法使いの手配も簡単ではない。人件費だけでも我が領地の年間予算を優に超えるだろう」

 旦那様はそういって計画書を机に置いた。

「非常に良い計画だよクラウスくん。だけど、このままでは実現は難しいと言わざるを得ない」

 俺は無言で頷くことしかできない。

「……でもね」

 俺の悔しそうな表情を見ながら、旦那様は優しく微笑んだ。

「解決策がないわけじゃない」

「……え?」
「リオネール領の東の森に古いダンジョンがあるだろう?」
「はい、月影の洞窟のことですね」

 あのダンジョンは魔物が棲む危険な場所だ。定期的に討伐隊を送り、領民への被害を防いでいる。

「あのダンジョンのボスから、稀にドロップされるアイテムがあるんだ」

 伯爵様は引き出しから古い書物を取り出した。

「『魔光石』……日の光や月光を吸収し、永続的に魔力を生成し続ける魔道具だ。これがあれば、君の計画の最大の問題は解決する」
「……本当ですか!?」
「ああ。ただし、ドロップ率は極めて低い。ドロップするのは間違いないと思うんだが、少なくても僕と僕の父の代では誰も入手出来ていないはずだ」

 それを聞いたお嬢様が身を乗り出した。

「そ、それならあたしが一緒なら出るかもよ!?」
「……ああ、そうなんだ」

 伯爵様は笑った。

「レティの不思議な運なら、あるいは…」

 俺は計画書を見つめた。
 ダンジョン踏破——不可能ではないが...。

「クラウスくん」

 伯爵様が俺を見た。

「レティと一緒に、ダンジョンを攻略してみるかい?」
「・・・・・」
「クラウ、”お嬢様を危険に晒せない”とかで諦めたら許さないよ。あたしはそんな弱くない」

 俺の考えを見透かしお嬢様に釘を刺される。あとは俺の覚悟の問題か。

 少しの間お嬢様と視線がぶつかるが最初から勝負にすらなっていない。俺はお嬢様の希望を叶える専属の執事だ。

「お嬢様をお守りしながら、必ずアイテムを取得してみせます」
「うん、信じてるよ。クラウスくん」

 伯爵様は穏やかに微笑んだ。

「命に代えてもお守りします」

 俺は深々と一礼した。

「……ところでクラウスくん」

 が、次の瞬間それまで穏やかだった伯爵様の顔から微笑みが消えた。

「…ひぃっ」

 旦那様の顔からは完全に表情が失われている。

「若い男女二人...宿泊でのダンジョン攻略......僕の信頼を裏切ったらどうなるかわかってるよね?」
「パ、パパ!?」

 お嬢様が慌てて旦那様の腕を掴んだ。

「き、急に何言ってんの!?」
「レティ、君は黙っていなさい。これは男同士の話だ」

 旦那様は再び無表情で俺を見つめる。

「クラウスくん、君は優秀な執事だし私にとっても息子のようなものだ。だけど……」

 伯爵様は立ち上がった。

「だけどまだ流石に早いだろう。私の娘に手を出すことがあれば…...」

 まずい。旦那様の娘LOVEが暴発しそうだ。

「パパ、マジでやばいって。クラウ、そんなことしないから」
「……本当かい?」
「本当だよ。クラウは真面目すぎて、逆に心配になるレベルだよ」

 お嬢様は俺を見て笑った。旦那様は深く息を吐いた。

「……そうか。そうだったね…」

 彼は再び座り、いつもの穏やかな表情に戻った。

「昨日だって夜二人きりだったけどあたしの顔すらまともに見てこなかったもん」
「…夜に……二人きり? レティとクラウスくんが…?」

 このお嬢様はわざとやっているんではないだろうか。伯爵様の表情が再び凍りついた。

「……クラウスくん」

 伯爵様の声が氷点下まで下がった。

「説明してもらおうか」

 伯爵様は立ち上がりゆっくりとこちらへ歩いてくる。

「夜、二人きり、執務室で何を……」

 旦那様が一歩、また一歩と近付き俺との距離を詰めてきている。身の危険を感じる。
 まずい、気が付けば壁まで追い詰められている。旦那様の手が俺に伸びて来ていよいよ俺の肩を——

「レオン!」

 扉が勢いよく開き奥様が入ってきた。

「あなた、また娘のクラウスくんをいじめてるの!?」

「せ、セシリア……これは——」

「言い訳は聞きません!」

 夫人は伯爵様の耳を掴んだ。

「痛たたた!!」
「レティ、クラウスくん、あなたたちは下がっていなさい」
「は、はい!!」

 俺たちは一目散に執務室を飛び出した。
 扉の向こうから、旦那様の悲鳴が聞こえてくるがこればかりは自業自得だろう。

「待って、セシリア、話を聞いて——」
「聞きません!  あなたはいつもそうやって——二人の関係の進展の邪魔をすr」

 バタン。

 扉を強く締める。奥様は奥様で色々問題があるが今回ばかりは助かった。
 俺が廊下で息を整える横でお嬢様はケラケラと笑っている。

「パパ、マジでウケるんだけど」
「……笑い事ではありませんよ、お嬢様」

 あの能面の様な顔で迫ってくる恐怖は夢に出てきそうだ。

「でもさ、これでゴールが見えてきたね」
「……そうですね」

 お嬢様の言う通り、残っていた問題点の解決の糸口が見えてきた。

「よし! じゃあ早速準備しよっか!」

 お嬢様は俺の手を引っ張った。

「待ってください、お嬢様」
「何?」
「……本当に、行くんですか?」

 俺は真剣に聞いた。お嬢様は少し驚いたように俺を見て笑った。

「当たり前じゃん。うちが一緒じゃなきゃ、魔光石出ないんでしょ?」
「危険です」
「知ってる」
「命に関わります」
「それも知ってる」

 お嬢様は俺の目を真っ直ぐ見た。

「でもさ、クラウ。この計画が成功すれば、みんなが安全に旅できるようになるんだよ? 商人も、旅人も、領民も」
「……はい」
「だったら、ちょっとくらい危険でも行く価値あるじゃん」

 お嬢様は微笑んだ。

「それに——」

 彼女は俺の袖をくいっと引っ張った。

「クラウが守ってくれるでしょ?」

 ——ずるい。

 そんなこと言われたら、もう何も言えないじゃないか。

「……わかりました」

 俺は当然頷ずくしかない。

「うん、よろしくね! 私の執事様!」

 俺はこのお嬢様のお願いから一生抗う事は出来ないのだろう。
 ...それも悪くない。
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