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新たな悩みと恋敵
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雪「ところでケーキセレクトドリンクって何?」
雅「あぁ、あれ、ケーキを選んでお店の人が合いそうだなって思う飲み物を選んでくれるんだ。」
話題を変えるために言った。
雪「それは楽しみっ!」
にっこりと笑って彼に気付かれない様に…
雅「ん、そうだね。」
私を彼は見つめて答えてくれる。
雅「次は映画を観ようかなと思ってるけどどうかな?この間公開されたやつで、面白そうだなって思ったのがあって」
映画かー、最近映画館で観てなかったなぁ…
雪「いいよー!いこいこ!」
どんな映画なんだろ?
瀬「お待たせ致しました。」
ケーキを持って先程の女性が来た。
彼が選んだビターチョコケーキは少し黒めで小さいケーキだけど、チョココーティングの光で綺麗で、非常に美味しそうだ。
私の方もイチゴとレアチーズケーキのコントラストが綺麗で食べるのが勿体ないぐらいに可愛らしい。
飲み物は…
彼のはコーヒー
私は紅茶かな?
瀬「こちらはカフェ・マキアートで、こちらの紅茶はウバになります。」
瀬「ビターチョコに甘めのコーヒーで芳醇な香りが楽しめるかと思います。紅茶は甘めなレアチーズケーキに酸味のあるイチゴに爽やかな紅茶でさっぱりと後味がくどくなく、口に合った形になるかと思います。」
淡々とけど嫌じゃない上品な言葉遣いに私は凄いなと思った。
私にはなかなか難しい…
瀬「では、ごゆっくりと」
会釈をし、彼女は私をチラッと見てから去っていく。
私…何かしたんだろうか…
いや、雅人繋がり…あの人…
雅「じゃあ頂こう。」
雪「うん!」
フォークで1口サイズに切り、口に運ぶ。
口の中でチーズの濃厚な味が広がり、その後にイチゴの甘み酸味が鼻に抜ける。
雪「美味しい…」
私は目を丸くして、あまりの美味しさに驚きを隠せない。
紅茶に口を着け
独特な爽やかな香りが口に広がり少し渋めだけれど、その渋さがチーズケーキと相性がよく、かなり相性がいいと思った。
雪「凄い美味しい…チーズと紅茶も凄く合う気がする…」
雅「ははは、深雪は可愛いな」
彼は大袈裟に笑って言う。
美味しいものは美味しいんだもん。
雅「ここの瀬川さんが作るケーキ、瀬川さんが選んだ飲み物は本当に相性がいいんだ。」
彼はコーヒーに口を付けながらいう。
雪「凄いな…私にはこんな事出来ないや…」
雅「深雪には深雪の良さがあるんだから、それはそれだよ。」
雪「うん。」
私はなんとなく瀬川さんに負けた様な気がしていい気分とは言えなかったけど…
美味しいものは美味しいもんね。
雪「ご馳走様でした。」
雅「ご馳走様」
2人とも丁度いいタイミングで食べ終えた。
分け合ってもいいなとも思ってたけど、瀬川さんが遠くで見てる気がしてやめた。
ここでそれをすると何か怖い気がする…
雪「私、少しトイレに…」
雅「いいよー」
私は離席して、上にある表示に従ってトイレにいく。
あ……
前から瀬川さんが歩いてくる…
鉢合わせしちゃった…けど、待たせるのも嫌だ…
そのまま歩を進める。
瀬「なんであんたなんかが…」
私に通り過ぎる時に小声で言われた…
言い返せなかった。
振り向いた時にはもう離れてた…
雅人…モテるんだな…
私はそのままトイレに行く
雪「お待たせー」
私は切り替えて彼に微笑みながら言う
嫌だな…こうゆうところ…
雅「おかえり。」
彼は立ち上がり、店を後にする。
雪「雅人、ご馳走様っ」
彼は先に会計を済ませていたみたいだった。
雅「あぁ、気にしないでよ、俺が出したかったからさ」
雪「お礼は言わせてよ?」
雅「ん?いいよ、深雪のその笑顔が見たかったんだから。」
台詞は少しクサいけど、嬉しい。
雪「ありがとう。」
私は彼の左腕に抱きついて言う
彼は小っ恥ずかしそうに右手で後頭部を掻きながら
雅「どういたしまして」
答えてくれた。
ただ、あの瀬川さん…心で引っかかった…
私では勝てなさそう…
けど、雅人は譲りたくない…な…
雅「あぁ、あれ、ケーキを選んでお店の人が合いそうだなって思う飲み物を選んでくれるんだ。」
話題を変えるために言った。
雪「それは楽しみっ!」
にっこりと笑って彼に気付かれない様に…
雅「ん、そうだね。」
私を彼は見つめて答えてくれる。
雅「次は映画を観ようかなと思ってるけどどうかな?この間公開されたやつで、面白そうだなって思ったのがあって」
映画かー、最近映画館で観てなかったなぁ…
雪「いいよー!いこいこ!」
どんな映画なんだろ?
瀬「お待たせ致しました。」
ケーキを持って先程の女性が来た。
彼が選んだビターチョコケーキは少し黒めで小さいケーキだけど、チョココーティングの光で綺麗で、非常に美味しそうだ。
私の方もイチゴとレアチーズケーキのコントラストが綺麗で食べるのが勿体ないぐらいに可愛らしい。
飲み物は…
彼のはコーヒー
私は紅茶かな?
瀬「こちらはカフェ・マキアートで、こちらの紅茶はウバになります。」
瀬「ビターチョコに甘めのコーヒーで芳醇な香りが楽しめるかと思います。紅茶は甘めなレアチーズケーキに酸味のあるイチゴに爽やかな紅茶でさっぱりと後味がくどくなく、口に合った形になるかと思います。」
淡々とけど嫌じゃない上品な言葉遣いに私は凄いなと思った。
私にはなかなか難しい…
瀬「では、ごゆっくりと」
会釈をし、彼女は私をチラッと見てから去っていく。
私…何かしたんだろうか…
いや、雅人繋がり…あの人…
雅「じゃあ頂こう。」
雪「うん!」
フォークで1口サイズに切り、口に運ぶ。
口の中でチーズの濃厚な味が広がり、その後にイチゴの甘み酸味が鼻に抜ける。
雪「美味しい…」
私は目を丸くして、あまりの美味しさに驚きを隠せない。
紅茶に口を着け
独特な爽やかな香りが口に広がり少し渋めだけれど、その渋さがチーズケーキと相性がよく、かなり相性がいいと思った。
雪「凄い美味しい…チーズと紅茶も凄く合う気がする…」
雅「ははは、深雪は可愛いな」
彼は大袈裟に笑って言う。
美味しいものは美味しいんだもん。
雅「ここの瀬川さんが作るケーキ、瀬川さんが選んだ飲み物は本当に相性がいいんだ。」
彼はコーヒーに口を付けながらいう。
雪「凄いな…私にはこんな事出来ないや…」
雅「深雪には深雪の良さがあるんだから、それはそれだよ。」
雪「うん。」
私はなんとなく瀬川さんに負けた様な気がしていい気分とは言えなかったけど…
美味しいものは美味しいもんね。
雪「ご馳走様でした。」
雅「ご馳走様」
2人とも丁度いいタイミングで食べ終えた。
分け合ってもいいなとも思ってたけど、瀬川さんが遠くで見てる気がしてやめた。
ここでそれをすると何か怖い気がする…
雪「私、少しトイレに…」
雅「いいよー」
私は離席して、上にある表示に従ってトイレにいく。
あ……
前から瀬川さんが歩いてくる…
鉢合わせしちゃった…けど、待たせるのも嫌だ…
そのまま歩を進める。
瀬「なんであんたなんかが…」
私に通り過ぎる時に小声で言われた…
言い返せなかった。
振り向いた時にはもう離れてた…
雅人…モテるんだな…
私はそのままトイレに行く
雪「お待たせー」
私は切り替えて彼に微笑みながら言う
嫌だな…こうゆうところ…
雅「おかえり。」
彼は立ち上がり、店を後にする。
雪「雅人、ご馳走様っ」
彼は先に会計を済ませていたみたいだった。
雅「あぁ、気にしないでよ、俺が出したかったからさ」
雪「お礼は言わせてよ?」
雅「ん?いいよ、深雪のその笑顔が見たかったんだから。」
台詞は少しクサいけど、嬉しい。
雪「ありがとう。」
私は彼の左腕に抱きついて言う
彼は小っ恥ずかしそうに右手で後頭部を掻きながら
雅「どういたしまして」
答えてくれた。
ただ、あの瀬川さん…心で引っかかった…
私では勝てなさそう…
けど、雅人は譲りたくない…な…
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