4 / 4
ゴブリンと敗北の味
しおりを挟む
俺は子供達を見かけた場所まで急いできてみたが、子供達の姿はなかった。
「確かにここに子供達が居た気が、それに...朱音さんの言っていた特徴に酷似していた生き物多分あれがゴブリン。子供達と出会してたら大変だ。なんとか戦闘を避けて逃してあげないと。」
俺は今単なる正義感だけで動いている。昨日決めた人のために生きる。他人のために生きるため。俺が人に迷惑をかけないのはもちろん、助けられる限りの人たちは俺が助ける。今回俺は子供達がゴブリンの近くにいるのを見かけた。なら俺はその子達のために行動しなければならない。最悪の事態を避けるために。
そんなことを考えながら辺りを見回す。がやはり見当たらない。子供達がいち早くゴブリン達に気付いて隠れて距離をとった?いや、そんなことはない。だとしたらゴブリン達がここにいないのはおかしい。逆にやられた可能性。それもないだろう。だとしたらゴブリン達との追いかけっこ。襲われた子供達がゴブリンの初撃をかわし、逃げ出し、それをゴブリン達が追いかけた。その可能性が一番高い。この街結構大きいため道が広い割に建物が少なく、見通しが良かった。そのため俺がきた道の反対側に逃げたとあたりをつけてそっちの方へ行くことにした。
走り進み続けるとそこは街の外へ続く門に出た。
「あの、こっちに子供達は知ってきませんでした?」
「いや、子供達なんてこなかったぞ?」
門の前にいた男性に聞いてみたが見かけなかったという。途中で曲がって別の道へ逃げてしまったようだ。
「まいったな。この街の土地勘ゼロの俺じゃ探せねえぞ。」
「姉ちゃんどうしたんだ?弟でも探してるのか?迷子か?そりゃ大変だ。この街大通りならいいが、ちょっと小道に入るとすぐ迷う蛇の道と俺らは呼んでいるが街の人間でも滅多に立ち入らない。どうだ、地図有るけどいるか?」
「はい、ありがとうございますおじさま。」けいびのほうがんばってください!」
俺はおじさんに地図をもらいその場を離れ、地図を広げる。ラッキーなことに俺がきた道には横道がたくさんあったが、どれも一つの細道に続いていた。
「よし、ここに行ってみるか。」
俺は地図をしまい、また走り出した。
はぁ、はぁ、はぁ。
僕たちは今街中に現れたゴブリン達から逃げ回っている。この街の大人達は殆どが戦えない。本当はあかね姉ちゃん達のところに行きたいのだけれど途中で変な道に入ってしまい、今いる場所もわからぬまま走り続けている。僕たちは街の広場で遊んでいたのだけれど、お母さん達は買い物に行っていて迎えにくるのはまだ先。最年長の僕がしっかりしないと。
「にいちゃん、怖いよ。」
「足だけは止めるなよ。止めたら命はないからな!」
「つ、疲れた。もうダメ。」
「ダメだ、止まるな、僕たち冒険者になるって約束だろ。」
この街にはギルドはないが、ギルドから派遣された冒険者が何人かいてこの街を守ってくれている。
「あの道メインストリート?みんなあの道に出たら右に曲がろう!」
「「う、うん。」」
はぁはぁはぁ。
ゴブリン達3体のうち2匹は石の斧を持っていて足が遅い。そのため今までは逃げてこれたが、そろそろ僕たちの体力も限界だ。なんとかしないとみんなやられてしまう。
僕は決心して2人に声をかけた。
「お前たち、右に曲がったらすぐに物陰に隠れるんだいいね?」
「うん。」
「わかったぁ」
2人が返事をしてくれる。
僕はにっこり笑った。
そしてメインストリートに出た途端足を止める。2人が身を隠したのを確認してからゴブリンたちの方を向く。まだ少し距離があり、2人が隠れていればバレることはないはず。
僕はゴブリンたちに目を合わせニヤリ顔で挑発し、左の方へ駆け出した。
俺は小道を抜けまた広い道へと出ていた。
「子供たちこの道に出たらまた門の方を目指すと思ったんだけど居なかったなぁ。うーん。」
俺は地図を見てこの街に入口がいくつか有ることを知り、この道の門の方へ逃げてくるとあたりをつけたのだがそれも外れてしまっていた。
俺はとりあえず街の中心に戻ろうとメインストリートを走っていると、小道のすぐ近くにある箱の影に隠れるように身を潜める子供を2人見つけた。
「君たちそこで何をしているの?」
俺はその子たちに声をかけた。
「確かにここに子供達が居た気が、それに...朱音さんの言っていた特徴に酷似していた生き物多分あれがゴブリン。子供達と出会してたら大変だ。なんとか戦闘を避けて逃してあげないと。」
俺は今単なる正義感だけで動いている。昨日決めた人のために生きる。他人のために生きるため。俺が人に迷惑をかけないのはもちろん、助けられる限りの人たちは俺が助ける。今回俺は子供達がゴブリンの近くにいるのを見かけた。なら俺はその子達のために行動しなければならない。最悪の事態を避けるために。
そんなことを考えながら辺りを見回す。がやはり見当たらない。子供達がいち早くゴブリン達に気付いて隠れて距離をとった?いや、そんなことはない。だとしたらゴブリン達がここにいないのはおかしい。逆にやられた可能性。それもないだろう。だとしたらゴブリン達との追いかけっこ。襲われた子供達がゴブリンの初撃をかわし、逃げ出し、それをゴブリン達が追いかけた。その可能性が一番高い。この街結構大きいため道が広い割に建物が少なく、見通しが良かった。そのため俺がきた道の反対側に逃げたとあたりをつけてそっちの方へ行くことにした。
走り進み続けるとそこは街の外へ続く門に出た。
「あの、こっちに子供達は知ってきませんでした?」
「いや、子供達なんてこなかったぞ?」
門の前にいた男性に聞いてみたが見かけなかったという。途中で曲がって別の道へ逃げてしまったようだ。
「まいったな。この街の土地勘ゼロの俺じゃ探せねえぞ。」
「姉ちゃんどうしたんだ?弟でも探してるのか?迷子か?そりゃ大変だ。この街大通りならいいが、ちょっと小道に入るとすぐ迷う蛇の道と俺らは呼んでいるが街の人間でも滅多に立ち入らない。どうだ、地図有るけどいるか?」
「はい、ありがとうございますおじさま。」けいびのほうがんばってください!」
俺はおじさんに地図をもらいその場を離れ、地図を広げる。ラッキーなことに俺がきた道には横道がたくさんあったが、どれも一つの細道に続いていた。
「よし、ここに行ってみるか。」
俺は地図をしまい、また走り出した。
はぁ、はぁ、はぁ。
僕たちは今街中に現れたゴブリン達から逃げ回っている。この街の大人達は殆どが戦えない。本当はあかね姉ちゃん達のところに行きたいのだけれど途中で変な道に入ってしまい、今いる場所もわからぬまま走り続けている。僕たちは街の広場で遊んでいたのだけれど、お母さん達は買い物に行っていて迎えにくるのはまだ先。最年長の僕がしっかりしないと。
「にいちゃん、怖いよ。」
「足だけは止めるなよ。止めたら命はないからな!」
「つ、疲れた。もうダメ。」
「ダメだ、止まるな、僕たち冒険者になるって約束だろ。」
この街にはギルドはないが、ギルドから派遣された冒険者が何人かいてこの街を守ってくれている。
「あの道メインストリート?みんなあの道に出たら右に曲がろう!」
「「う、うん。」」
はぁはぁはぁ。
ゴブリン達3体のうち2匹は石の斧を持っていて足が遅い。そのため今までは逃げてこれたが、そろそろ僕たちの体力も限界だ。なんとかしないとみんなやられてしまう。
僕は決心して2人に声をかけた。
「お前たち、右に曲がったらすぐに物陰に隠れるんだいいね?」
「うん。」
「わかったぁ」
2人が返事をしてくれる。
僕はにっこり笑った。
そしてメインストリートに出た途端足を止める。2人が身を隠したのを確認してからゴブリンたちの方を向く。まだ少し距離があり、2人が隠れていればバレることはないはず。
僕はゴブリンたちに目を合わせニヤリ顔で挑発し、左の方へ駆け出した。
俺は小道を抜けまた広い道へと出ていた。
「子供たちこの道に出たらまた門の方を目指すと思ったんだけど居なかったなぁ。うーん。」
俺は地図を見てこの街に入口がいくつか有ることを知り、この道の門の方へ逃げてくるとあたりをつけたのだがそれも外れてしまっていた。
俺はとりあえず街の中心に戻ろうとメインストリートを走っていると、小道のすぐ近くにある箱の影に隠れるように身を潜める子供を2人見つけた。
「君たちそこで何をしているの?」
俺はその子たちに声をかけた。
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる