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しおりを挟むジークバルト
さて、ずっとこの子の側に居たいのだが、少しやるべき事はやっておかなくてはな。
後ろ髪を引かれながら、部屋を出た。
「セバス、陛下の所へ行って来る。
あの子が目覚めたら、すぐに連絡を。
あーそれから起きた時に何か食べれそうな物も頼む。あと、」
「ハイハイ、全てお任せ下さい。
早く陛下にお知らせ下さいませ。」
「わかった。頼んだぞ。」
俺は、陛下の執務室がある王城へ急いで向かう。
王城の中の陛下の執務室
中央に陛下の机があり、両サイドに宰相と、俺の机がある。
俺の後ろの扉は、騎士団団長達がいる部屋へと繋がっており、宰相側は官僚達がいる部屋へと繋がっている。
まずは、急ぎ自分の机の上にある書類を処理する。
そこへ、宰相のマルクスに、
「陛下は?」
尋ねると、
「まだ、皇妃様の所かと、何か急ぎか?」
「あぁ、私の番が見つかったので、報告と、後2.3日休む。団長達に引継ぎしとこうと。」
マルクスは、唖然としていて、ハッと
我に返り、
「はっ?はぁぁぁ?いつ?えっ?」
と、いつもは、冷静沈着の宰相様が
ワタワタする様を横目で見ながら
「今朝な。」
「お前、なんでそんな冷静なの?
もう少しなんか、その、んー
なんかなぁー?まぁ、うん、わかった
よ。とりあえず、陛下には話をしてお
く。良かったな。」
「ありがとう。それじゃ騎士団の方に
行ってくる。」
俺は、そのまま後ろの扉を開けると、
椅子に座っていた、近衛騎士団団長達が一斉に立ち上がって、俺に向かって敬礼する。
「おはよう。すまないが、2・3日出仕出来ない。今は特に気をつける事は、ないと思うが、何かあれば連絡を。以上。」
そう言いながら、又執務室に戻ろうとすると、
「えっ!ちょっちょっ、ジーク!何かあったのか?お前が休むなんて。」
そう俺に声を掛けたのは、第一騎士団団長のカイルだ。
「あぁ、俺の番が見つかった。」
「はっ?」
カイルは、ポカンと間抜けヅラで、俺
を見た。
と、周りをチラッと見ると、皆が同じ様
に呆気に取られた顔だった。
俺は、思わず、ハッと笑った。
又それに、皆が固まっているのがわか
って、急ぎ俺は、
「頼んだぞ。」
と、言って執務室に戻った。
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