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しおりを挟むジークバルト
はぁぁ仕事、行きたくない。
せっかくハルと、番えられたのに、何故離れなければ、ならないのか。
うぅ~ん。
辞めるか。
「おい!おーい!ジーク!」
なんだ、うるさい。
「何か?」
「聞こえてるなら、返事しろ!」
用はないのか?あるなら早く言えよ。
俺は、チラッとレオを見る。
「あ、いやな、ジーク、お前辞めようとしてないか?」
流石だな。
「そうですね。まぁ、ぼちぼち公爵家当主としての責務も果たさないと、とは思っていますが、ね。」
そうしたら、ずっとハルの側に居れるしなぁ、まぁ、ハルと結婚したら、そうしようとしてたしな。
「いや、待て今は、困るぞ!俺の婚儀の事もあるから、今辞めるのは、駄目だ!」
まぁ、すぐには辞めれないしな。
「えぇ、わかっています。」
「ジーク、ちょっと後で話がある。」
「ん?今でもいいですよ?」
なんだ?改まって。
「いや、後で。」
「わかりました。」
チラッと宰相の方を見ると、レオの方を見て、
「陛下、何かありましたか?」
「いや、特にはない。」
「そうですか?ならいいですが。」
なんだか、納得できていない時の顔で、執務に戻っていく。
昼休憩の時、仮眠室でレオに呼びだされた
「何かあったのか?」
とりあえず、レオに聞いてみる。
「いや、ちょっと聞きたい事がある。」
「なんだ?」
「あー、そのな、ジーク休みの時、ハルと番ったんだろ?」
「あぁ、ちょうど、ハルがヒートになったからな。まぁ、それがなくても抱くと、決めてたからな。」
「そ、そうか。良かったな。」
「ん?聞きたい事は、それだけか?」
「あぁ、いや、うん、ええっと、どう、だった?」
「は?何が?」
「いや、大丈夫だったか、、な、と。」
「だから、何?」
「ほら!ジークとハルの体格差だよ!」
「問題ない。」
「そう、か。何か、変わったか?」
「ん、変わったな。あぁ、2人で1つなんだなぁと、だから、ハルの感情が分かるようになったな。後、離れてると辛いな。」
「ほぅ、そうなんだな。幸せか?」
「あぁ、この上なく幸せだ。」
「良かった。な。」
「ん、ありがとう」
レオも後少しで、俺の気持ちがわかるさ。
そんな、気持ちでいたのに、
「なぁ、ジーク。気持ち良かったか?」
「はぁ?」
「いや、お前初めてだろ?ちゃんと出来たのか?」
「あ、当たり前だろ!」
「本当に?だって気持ち良すぎるんだろ」
「そ、そりゃもう!あっ!、、いや」
「ほっほぉぉん?先に出たか?」
「~っくっ、お前!」
「ほうほう、出たな。くくくっ、
「しょうがないだろ!お前だって、そうなるからな!」
「いや、俺は耐える。」
「いや、無理!あの番の匂いに絶対勝てない!」
「えっ?そんなに?」
「あぁ。」
「でもさ、ジークは、ハルがヒートに入って番っただろ?俺とヴィーは、ヴィーがヒートに入らないから、普通だぞ。多分。」
「あ、そうか。その場合は匂わない?」
「さぁ、どうなんだろうな。」
そんな話をしていたら、休憩も終わり執務に戻ろうと、席に着いた途端、
(ハルが泣いてる)
急に胸が苦しくて、悲しくて。。。
ハルに何があったのか、心配ですぐに席を立ち、部屋から出て行こうとすると、
「おい!ジークどこに行く!」
「屋敷に帰る!」
「「はぁ?」」
レオと宰相の声が聞こえたが、無視して急いで帰る。
屋敷に戻りハルを探す。
「ハル!どうした!」
俺は、ハルを抱きしめる。
何か、辛いことでもあったのか?
心配で胸が苦しくて泣きそうになる。
ハルは、どうもしてないと、言うが、そんな訳ない。
絶対泣いてた!わかるんだよ。ハル。
だから、何でもいいから大丈夫だから、言ってごらん?
ハルは、俺と離れて寂しくて、涙が出たみたいだ。
仕事に戻ってと、ハルに言われて、屋敷を出ようとして、ある事を思い出し、くるりと周り、また屋敷に戻って行った。
ハルに、プレゼントしたくて買ったピアノが届けられているのを思い出す。
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ハルは、涙を流しながら、嬉しいありがとうと、そして、俺の為に弾くからと、手を取り一緒に椅子に座る。
ハルが本当に嬉しそうに笑う。
俺も嬉しくて笑った。
可愛い。
愛しくてたまらない。ハル。
愛しい愛しい俺の番。
俺は、そっとハルの頭にキスを落とす。
愛してるよ。ハル。
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