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甘い蜜の誘い (玩具?←冒頭に注意事項有り)
3
自室に戻った莉人は隊服を入口のポールハンガーにかけると、部屋の奥へと進んだ。
ジョルジュの落としていった果実は後でアシュレイにでもとどけるか、ととりあえず机の上へ置いた。
「うわっ···なんだ?これ···」
果実から垂れてきた蜜がべったりと指に纏わりつく。
洗い流そうと思った瞬間、鼻腔を甘い香りが擽った。
甘ったるく···誘い込むような香り···
莉人はジョルジュが持ってきた物だと言う事も忘れ、蜜に濡れた指に舌を這わせた。
「···んっ······」
甘美な蜜の味が口の中に広がっていく。
···もっと
欲しい ──···
恍惚とした表情で更に舌を這わせようとした時、部屋のドアがノックされた。
その音で熱が急に冷やされるかのように意識が引き戻された。
ドアを見ると、驚いた表情のアシュレイがこちらを見ていた。正確には机の上の果実に視線は注がれていた。
「何でソレがここにある!?」
「え?···この果実?」
何でアシュレイがジョルジュの持ってきた果実を知っているのだろうか。疑問に思っていると、近づいてきたアシュレイに腕を強い力で掴まれた。
「痛っ···何だよ!」
「まさかとは思うが···舐めたのか?この蜜を··」
「舐め···た。何で?」
アシュレイの硬い顔つきに、莉人は今更ながらジョルジュの持ってきた物だった···と、口にしてしまった事を後悔する。
「···ソレを挿れてイかない限り躰の疼きを収める手段はないそうだぞ?」
「········は?」
聞き返した顔は酷く間抜けな表情だっただろう···。それくらいアシュレイから聞かされた内容は衝撃的だった。
「この小さいの挿れてイけって?」
いや、大きさの問題じゃない気はする。
「挿れると大きさや形は変わるらしいぞ···」
聞きたくなかった回答に莉人は顔を引き攣らせた。
しかも大きさとかが変わるって···動くって事か?大人の玩具みたいな??
「······マジかよ」
あの男、なんて物置いていきやがったんだ!と熱り立つが、舐めてしまったものはどうしようもない。このまま入れなくても何とかならないだろうか、と思うが少し舐めただけなのに、アシュレイの言った通り躰の奥が熱を帯び始めていた。
耐えられないというほど強い欲情ではないが、常にこの状態というのは···無理がある。
チラリと莉人は机の上の果実を見た。
「···あのクソ神官が持ってきた物だと思うとどうもな···」
生温い感じの玩具とは思えず躊躇してしまい、手に取れない。
「リヒト···お前、ジョルジュから受け取ったのか?」
アシュレイの語気を強めた言い方に、莉人はしまったと狼狽える。
「えっ···と、受け取ったというか、置いてったから仕方なく持ってきたっていうか···」
アシュレイは額に手をやり深々と溜息を吐いた。
「持ってきた奴が誰か分かっていて口にしたのか?お前の危機感の無さはどうなってるんだ···。壊滅的だな···」
「···そこまで言う事ないだろ」
莉人はそう言いながら仕方なく果実に手を伸ばした。だが、手に取る直前にソレは横からアシュレイに奪われた。
「おい、それ挿れないと収まらないんだろ、挿れるからさっさと渡して部屋出てけよ」
「何を言っている。アイツが創ったモノだぞ?何があるか分からないだろうが。まあ、貴族相手に売りつけようとしていた物だ···躰を傷つけるような物は創らない筈だから安心しろ」
「···いや、その貴族相手に···の内容の方が俺には不安なんだけど···」
とりあえず躰を傷つける事がないなら寄越せと手を出した莉人に、アシュレイは意味深に笑みを浮べた。
その不敵さに莉人は不安を覚える。
「せっかく躰に負担をかけないように抱いていたのに物足りなさそうだったから、ちょうどいい刺激になるんじゃないのか?」
「···── っ!気づいて····」
「いつ物足りないって言ってくれるかと待っていたのに···まさか、俺がするより先にこんなモノで刺激的な快楽をリヒトが感じる事になるなんてな···」
そんな事を考えていたとは、と莉人は少し呆れる。
「···文句ならアイツに言えよ」
「こんなモノ、本当はお前の中になんか挿れたくはないが仕方ない···。ちゃんと見ていてやる」
ムッとして言い返した莉人にアシュレイはサラっと怖い事を言う。
「え···。見てるって·····」
コレ挿れてよがってイくとこ見るのか!?
思考と共に躰が固まる。
アシュレイが果実の中からモノを取り出すのを見て、ハッと我に返った。
「冗談だろ···。そんなの見せられるか!」
焦る莉人にアシュレイは詰め寄った。
「お前はあの男に先を越される屈辱がどれ程のものか分かるか?」
それを言うなら、アイツが創ったモノを挿れなければならない自分の方が屈辱的だろ、と思ったがアシュレイの怒りに気圧されて言えずに押し黙る。
そんな莉人の耳元に唇を近づけ、アシュレイは囁いた。
リヒト、下を脱げ
挿れてやる ───···
ジョルジュの落としていった果実は後でアシュレイにでもとどけるか、ととりあえず机の上へ置いた。
「うわっ···なんだ?これ···」
果実から垂れてきた蜜がべったりと指に纏わりつく。
洗い流そうと思った瞬間、鼻腔を甘い香りが擽った。
甘ったるく···誘い込むような香り···
莉人はジョルジュが持ってきた物だと言う事も忘れ、蜜に濡れた指に舌を這わせた。
「···んっ······」
甘美な蜜の味が口の中に広がっていく。
···もっと
欲しい ──···
恍惚とした表情で更に舌を這わせようとした時、部屋のドアがノックされた。
その音で熱が急に冷やされるかのように意識が引き戻された。
ドアを見ると、驚いた表情のアシュレイがこちらを見ていた。正確には机の上の果実に視線は注がれていた。
「何でソレがここにある!?」
「え?···この果実?」
何でアシュレイがジョルジュの持ってきた果実を知っているのだろうか。疑問に思っていると、近づいてきたアシュレイに腕を強い力で掴まれた。
「痛っ···何だよ!」
「まさかとは思うが···舐めたのか?この蜜を··」
「舐め···た。何で?」
アシュレイの硬い顔つきに、莉人は今更ながらジョルジュの持ってきた物だった···と、口にしてしまった事を後悔する。
「···ソレを挿れてイかない限り躰の疼きを収める手段はないそうだぞ?」
「········は?」
聞き返した顔は酷く間抜けな表情だっただろう···。それくらいアシュレイから聞かされた内容は衝撃的だった。
「この小さいの挿れてイけって?」
いや、大きさの問題じゃない気はする。
「挿れると大きさや形は変わるらしいぞ···」
聞きたくなかった回答に莉人は顔を引き攣らせた。
しかも大きさとかが変わるって···動くって事か?大人の玩具みたいな??
「······マジかよ」
あの男、なんて物置いていきやがったんだ!と熱り立つが、舐めてしまったものはどうしようもない。このまま入れなくても何とかならないだろうか、と思うが少し舐めただけなのに、アシュレイの言った通り躰の奥が熱を帯び始めていた。
耐えられないというほど強い欲情ではないが、常にこの状態というのは···無理がある。
チラリと莉人は机の上の果実を見た。
「···あのクソ神官が持ってきた物だと思うとどうもな···」
生温い感じの玩具とは思えず躊躇してしまい、手に取れない。
「リヒト···お前、ジョルジュから受け取ったのか?」
アシュレイの語気を強めた言い方に、莉人はしまったと狼狽える。
「えっ···と、受け取ったというか、置いてったから仕方なく持ってきたっていうか···」
アシュレイは額に手をやり深々と溜息を吐いた。
「持ってきた奴が誰か分かっていて口にしたのか?お前の危機感の無さはどうなってるんだ···。壊滅的だな···」
「···そこまで言う事ないだろ」
莉人はそう言いながら仕方なく果実に手を伸ばした。だが、手に取る直前にソレは横からアシュレイに奪われた。
「おい、それ挿れないと収まらないんだろ、挿れるからさっさと渡して部屋出てけよ」
「何を言っている。アイツが創ったモノだぞ?何があるか分からないだろうが。まあ、貴族相手に売りつけようとしていた物だ···躰を傷つけるような物は創らない筈だから安心しろ」
「···いや、その貴族相手に···の内容の方が俺には不安なんだけど···」
とりあえず躰を傷つける事がないなら寄越せと手を出した莉人に、アシュレイは意味深に笑みを浮べた。
その不敵さに莉人は不安を覚える。
「せっかく躰に負担をかけないように抱いていたのに物足りなさそうだったから、ちょうどいい刺激になるんじゃないのか?」
「···── っ!気づいて····」
「いつ物足りないって言ってくれるかと待っていたのに···まさか、俺がするより先にこんなモノで刺激的な快楽をリヒトが感じる事になるなんてな···」
そんな事を考えていたとは、と莉人は少し呆れる。
「···文句ならアイツに言えよ」
「こんなモノ、本当はお前の中になんか挿れたくはないが仕方ない···。ちゃんと見ていてやる」
ムッとして言い返した莉人にアシュレイはサラっと怖い事を言う。
「え···。見てるって·····」
コレ挿れてよがってイくとこ見るのか!?
思考と共に躰が固まる。
アシュレイが果実の中からモノを取り出すのを見て、ハッと我に返った。
「冗談だろ···。そんなの見せられるか!」
焦る莉人にアシュレイは詰め寄った。
「お前はあの男に先を越される屈辱がどれ程のものか分かるか?」
それを言うなら、アイツが創ったモノを挿れなければならない自分の方が屈辱的だろ、と思ったがアシュレイの怒りに気圧されて言えずに押し黙る。
そんな莉人の耳元に唇を近づけ、アシュレイは囁いた。
リヒト、下を脱げ
挿れてやる ───···
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