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魅惑の香り
おまけ 1 ※
「リヒト···具合はどうだ···?」
部屋のドアがノックされ、アシュレイが顔を覗かせながら入って来た。
莉人はベッドの中で布団に包まったまま、アシュレイに物言いたげな視線を向け、
「······だから風邪ひくって言ったじゃねぇか···」
と、ボソッと呟いた。
もっと文句を言ってやりたい所だが、シャワールームでずぶ濡れのまま抱かれた莉人の躰は半身が気怠く、熱もあって言葉を発するのも辛かった。
こっちは熱まで出たというのに、ピンピンしているアシュレイが恨めしい。
「辛いのか?」
ベッドに近づいたアシュレイは莉人の額に掌をあてた。
ヒヤリと心地良い冷たさに、リヒトは思わず身を委ねるように瞳を閉じた。
「まだ、熱が高いな···。リヒト、熱を下げる薬を持ってきたから挿れてやる」
気持ち良さそうに目を閉じていた莉人は、アシュレイの挿れてやると言った言葉に、
「は?挿れ···る?」
と、訝しむように目を開けアシュレイを見た。
彼の手には薬と思われる長細い形状の物があり、莉人はそれを見た途端、嫌な予感が過ぎる。
子供が熱出すと処方されるやつに似てんだけど···
そう、先がお尻から入れやすいように細く尖ったロケット状の解熱鎮痛剤···座薬。
「ア、アシュレイ···まさかと思うが···それ···」
恐る恐る尋ねる。
「心配しなくていい。何時も俺が解してるだろ?それに指より細いからすんなり入る」
何でもないような顔をして答えるアシュレイに、莉人は、
やっぱり座薬か!
と、頬を引き攣らせた。
「······この世界って魔法とかあるんだろ?回復みたいなのないわけ?」
「怪我や魔物の瘴気に充てられたのなら治癒魔法もあるが···風邪は無理だな」
淡い期待を打ち砕かれ、ああ···そうかよ、とため息を吐く。
「寝てればそのうち下がるだろ···?薬はいい··」
使わなくても平気だ、と莉人は首を横に軽く振った。
「使った方が早く下がる」
布団を捲ろうとしたアシュレイに、慌てて布団を抑える。
「い、いいって!」
「リヒト、俺はお前の躰が心配なだけだ。こんなに細い躰で熱の所為で食事もとれないようでは···」
「······細いって···。俺は標準体型だ!お前等と一緒にするなって言って···」
声を荒らげた所為で頭がクラクラする。
「リヒト、だから薬を使った方がいいと言ってるだろう···」
途中で言葉の途切れた莉人を心配するようにアシュレイは声をかけた。
莉人はベッドに顔を突っ伏しながら腕をアシュレイに伸ばす。
「···分かったから···薬寄こせ。自分で······する···」
そう言いながら、諦めて薬を受け取ろうとした。
薬を使うにしても人に挿れてもらうのは恥ずかしく、抵抗がある。
普段アシュレイと躰を重ねているのだから、こんな薬を挿れてもらうくらい恥ずかしく思う事もないだろうと思うかもしれないが、これとそれでは話しが別だ。
「遠慮するな···優しく挿れてやるから」
あやすように優しくアシュレイが頭を撫でる。
遠慮なんかしてねぇよ···
そう言い返したかったが、今の莉人にはそんな気力さえ残っていなかった。
熱が上がったのか、力のない瞳でアシュレイを見つめるので精一杯だ。
熱で潤んだ瞳を向けられアシュレイは一瞬、莉人の色気に飲まれかけた。だが、すぐに色欲を振り払うと、
「いいから···任せておけ」
そう言いながらアシュレイは布団を捲り、力の入らない莉人を俯せにすると、膝を折り曲げさせた。
ズボンを下着ごとずらされ、臀部が外気に触れた。
「嫌だ····って··」
弱々しく拒絶の言葉が莉人の口から零れるが、抗う力はなくされるがままアシュレイの目の前に曝される。
恥ずかしさに枕に顔を埋める。
「···力を抜いていろ」
アシュレイは囁きながら後孔に指で触れた。
指にクリーム状の物が塗られているのか、抵抗なく中へと入り込んできた。
「んうっ···」
思わず甘い吐息が口をついて出てしまい、莉人は焦る。
「なんで指挿れて···!薬じゃないのかよっ···」
「挿れやすいように入口にクリームを塗ってるだけだ···って、リヒト暴れるな」
熱で朦朧としつつも、指から逃れようと動く躰をアシュレイは腰に腕を回し固定させた。
入口を解すように指が蕾の襞を擦り、クリームを塗りつけていく。
「や···だ····嫌っ······」
むず痒い感覚が淫らな甘い痺れに変わるのに時間はかからなかった。
「ふっ···うぅっ···ん······っつ···」
耐えるように喘ぎ声を殺す。薬を挿れられるだけなのに、感じてしまっている自分が恥ずかしい。
「早く···挿れろ···って···」
莉人はシーツを硬く握り締めながら言った。
アシュレイは指を抜くと、代わりに薬の先を押し当てるた。
ゆっくりと指で押し込むように莉人の中へと挿れていく。
薬が押し出して外へ出てくることのないように、アシュレイは指が届く限り奥へと押し込んだ。
部屋のドアがノックされ、アシュレイが顔を覗かせながら入って来た。
莉人はベッドの中で布団に包まったまま、アシュレイに物言いたげな視線を向け、
「······だから風邪ひくって言ったじゃねぇか···」
と、ボソッと呟いた。
もっと文句を言ってやりたい所だが、シャワールームでずぶ濡れのまま抱かれた莉人の躰は半身が気怠く、熱もあって言葉を発するのも辛かった。
こっちは熱まで出たというのに、ピンピンしているアシュレイが恨めしい。
「辛いのか?」
ベッドに近づいたアシュレイは莉人の額に掌をあてた。
ヒヤリと心地良い冷たさに、リヒトは思わず身を委ねるように瞳を閉じた。
「まだ、熱が高いな···。リヒト、熱を下げる薬を持ってきたから挿れてやる」
気持ち良さそうに目を閉じていた莉人は、アシュレイの挿れてやると言った言葉に、
「は?挿れ···る?」
と、訝しむように目を開けアシュレイを見た。
彼の手には薬と思われる長細い形状の物があり、莉人はそれを見た途端、嫌な予感が過ぎる。
子供が熱出すと処方されるやつに似てんだけど···
そう、先がお尻から入れやすいように細く尖ったロケット状の解熱鎮痛剤···座薬。
「ア、アシュレイ···まさかと思うが···それ···」
恐る恐る尋ねる。
「心配しなくていい。何時も俺が解してるだろ?それに指より細いからすんなり入る」
何でもないような顔をして答えるアシュレイに、莉人は、
やっぱり座薬か!
と、頬を引き攣らせた。
「······この世界って魔法とかあるんだろ?回復みたいなのないわけ?」
「怪我や魔物の瘴気に充てられたのなら治癒魔法もあるが···風邪は無理だな」
淡い期待を打ち砕かれ、ああ···そうかよ、とため息を吐く。
「寝てればそのうち下がるだろ···?薬はいい··」
使わなくても平気だ、と莉人は首を横に軽く振った。
「使った方が早く下がる」
布団を捲ろうとしたアシュレイに、慌てて布団を抑える。
「い、いいって!」
「リヒト、俺はお前の躰が心配なだけだ。こんなに細い躰で熱の所為で食事もとれないようでは···」
「······細いって···。俺は標準体型だ!お前等と一緒にするなって言って···」
声を荒らげた所為で頭がクラクラする。
「リヒト、だから薬を使った方がいいと言ってるだろう···」
途中で言葉の途切れた莉人を心配するようにアシュレイは声をかけた。
莉人はベッドに顔を突っ伏しながら腕をアシュレイに伸ばす。
「···分かったから···薬寄こせ。自分で······する···」
そう言いながら、諦めて薬を受け取ろうとした。
薬を使うにしても人に挿れてもらうのは恥ずかしく、抵抗がある。
普段アシュレイと躰を重ねているのだから、こんな薬を挿れてもらうくらい恥ずかしく思う事もないだろうと思うかもしれないが、これとそれでは話しが別だ。
「遠慮するな···優しく挿れてやるから」
あやすように優しくアシュレイが頭を撫でる。
遠慮なんかしてねぇよ···
そう言い返したかったが、今の莉人にはそんな気力さえ残っていなかった。
熱が上がったのか、力のない瞳でアシュレイを見つめるので精一杯だ。
熱で潤んだ瞳を向けられアシュレイは一瞬、莉人の色気に飲まれかけた。だが、すぐに色欲を振り払うと、
「いいから···任せておけ」
そう言いながらアシュレイは布団を捲り、力の入らない莉人を俯せにすると、膝を折り曲げさせた。
ズボンを下着ごとずらされ、臀部が外気に触れた。
「嫌だ····って··」
弱々しく拒絶の言葉が莉人の口から零れるが、抗う力はなくされるがままアシュレイの目の前に曝される。
恥ずかしさに枕に顔を埋める。
「···力を抜いていろ」
アシュレイは囁きながら後孔に指で触れた。
指にクリーム状の物が塗られているのか、抵抗なく中へと入り込んできた。
「んうっ···」
思わず甘い吐息が口をついて出てしまい、莉人は焦る。
「なんで指挿れて···!薬じゃないのかよっ···」
「挿れやすいように入口にクリームを塗ってるだけだ···って、リヒト暴れるな」
熱で朦朧としつつも、指から逃れようと動く躰をアシュレイは腰に腕を回し固定させた。
入口を解すように指が蕾の襞を擦り、クリームを塗りつけていく。
「や···だ····嫌っ······」
むず痒い感覚が淫らな甘い痺れに変わるのに時間はかからなかった。
「ふっ···うぅっ···ん······っつ···」
耐えるように喘ぎ声を殺す。薬を挿れられるだけなのに、感じてしまっている自分が恥ずかしい。
「早く···挿れろ···って···」
莉人はシーツを硬く握り締めながら言った。
アシュレイは指を抜くと、代わりに薬の先を押し当てるた。
ゆっくりと指で押し込むように莉人の中へと挿れていく。
薬が押し出して外へ出てくることのないように、アシュレイは指が届く限り奥へと押し込んだ。
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