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貴方と私
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歩く時も本を離さない貴方。
隣りに私が居るのに…。
私の事なんて、気にしてないのかしら?
いつも本ばかりが貴方の視線を奪っていく。
そんな貴方の隣で、まるでふわふわと浮かれてるかの様に私の鼓動は少しずつ高鳴ってる…。
こんなにもドキドキしてるのは私だけなのだろうか?
本が邪魔なだけで、私から貴方のその空いてる片手を握るだなんて…何だが…恥ずかしい。
もどかしいなぁ…。
そんな事を感じて居たら、巷で人気のパーラーの前を通った。
偶には背伸びして入ってみたいな…。
何て思いも過ぎったが、まあ。いつものあんみつ屋さんで…今日は冷あめかなぁ?
「着いたよ…。」
唐突に私の頭上から彼のぶっきらぼうでだけど、いつもの優しい声…。
「行くよ…。」
空いて居た彼の右手が、勢いよく私の左腕を掴んだ。
「まっ…ちょっと!少し痛いッ!!」
「おっと、失礼」と、言うか言い終わるか?の刹那、彼の右手は私の左手を優しく包むかの様に掴んだ…。
し、心臓の音が…爆発しそうだ!!
彼と手を繋いだのは始めての事だったから…。
それに今日は、学生の私達には少し背伸びする位な噂のパーラーに確実に向かっている。
人気のパーラーに入って、お互いが見える位置に二人掛けのさ程大きくは無いテーブルを挟んで座ると、彼はまた本を開く。
何だが先程の行動が、まるで何て事無かったかの様にいつも通り目線は本の羅列をなぞり読み耽る。
結局。彼はページを捲りはするが、本への目線を崩す事無く珈琲を頼み。私は、喉が渇く程緊張しすぎて、アイスティーを頼んでみた…。
慣れて…る。のかなぁ?
慣れない場所と先程の体験にて、私は内心を静められずに居るのに貴方ときたら、とても…いつも通りだ。
そんな貴方に溜め息も付けず。ただぼんやり見ていると…肌は青白いが陶器の様に綺麗だし。鼻筋は通り、唇はきっと薄い方…少し長い睫毛が至近距離で、いつよりも印象深く感じる。
何時からだろうか?こんなにも近くて遠い存在に思える様になったのは…。
そんな、疎外感にも似た感情が芽生え始めてしまう前に、頼んだ珈琲とアイスティーがテーブルの上にて、彼と私の前にセッティングされた。
私は何だか悔しい気分になって…何となく、テーブルの下にある彼の足を小突いてしまった。
少しは私を見て欲しいなぁ…。との軽い気持ちだったが…貴方はやっと少し目線がズレたと思うと、珈琲を口に運び少し体勢をズラしただけで、また本の羅列に縛れたかの様に視線を戻す。
私も、アイスティーを口に含み。飲み込むと冷たい感覚も喉を潤しては、消えて行く…。
だが、私の火照りは鎮まる事は無い…。
運ばれて来たばかりの、冷たいアイスティーを幾ら飲み込もうと、今、この瞬間は冷めないだろう。
だって、私は自分の足に少しの違和感を感じてる…。
彼の顔を再び見ると、視線だけが少し此方を向いた。目は切れ長だから、目だけだと表情が良く解らないけど…ふっ。と、笑いかけてくれたかの仕草で…思わず私も笑顔になる。
貴方が視線を本に戻したのを見計らったかの様に私は、またアイスティーを口に含み。少し背伸びしたパーラーのアイスティーの味が解らない位に高鳴る心の音を鎮めるを止めた。
テーブルの下の足は…席を立つまで、ずっと触れたままだった。
隣りに私が居るのに…。
私の事なんて、気にしてないのかしら?
いつも本ばかりが貴方の視線を奪っていく。
そんな貴方の隣で、まるでふわふわと浮かれてるかの様に私の鼓動は少しずつ高鳴ってる…。
こんなにもドキドキしてるのは私だけなのだろうか?
本が邪魔なだけで、私から貴方のその空いてる片手を握るだなんて…何だが…恥ずかしい。
もどかしいなぁ…。
そんな事を感じて居たら、巷で人気のパーラーの前を通った。
偶には背伸びして入ってみたいな…。
何て思いも過ぎったが、まあ。いつものあんみつ屋さんで…今日は冷あめかなぁ?
「着いたよ…。」
唐突に私の頭上から彼のぶっきらぼうでだけど、いつもの優しい声…。
「行くよ…。」
空いて居た彼の右手が、勢いよく私の左腕を掴んだ。
「まっ…ちょっと!少し痛いッ!!」
「おっと、失礼」と、言うか言い終わるか?の刹那、彼の右手は私の左手を優しく包むかの様に掴んだ…。
し、心臓の音が…爆発しそうだ!!
彼と手を繋いだのは始めての事だったから…。
それに今日は、学生の私達には少し背伸びする位な噂のパーラーに確実に向かっている。
人気のパーラーに入って、お互いが見える位置に二人掛けのさ程大きくは無いテーブルを挟んで座ると、彼はまた本を開く。
何だが先程の行動が、まるで何て事無かったかの様にいつも通り目線は本の羅列をなぞり読み耽る。
結局。彼はページを捲りはするが、本への目線を崩す事無く珈琲を頼み。私は、喉が渇く程緊張しすぎて、アイスティーを頼んでみた…。
慣れて…る。のかなぁ?
慣れない場所と先程の体験にて、私は内心を静められずに居るのに貴方ときたら、とても…いつも通りだ。
そんな貴方に溜め息も付けず。ただぼんやり見ていると…肌は青白いが陶器の様に綺麗だし。鼻筋は通り、唇はきっと薄い方…少し長い睫毛が至近距離で、いつよりも印象深く感じる。
何時からだろうか?こんなにも近くて遠い存在に思える様になったのは…。
そんな、疎外感にも似た感情が芽生え始めてしまう前に、頼んだ珈琲とアイスティーがテーブルの上にて、彼と私の前にセッティングされた。
私は何だか悔しい気分になって…何となく、テーブルの下にある彼の足を小突いてしまった。
少しは私を見て欲しいなぁ…。との軽い気持ちだったが…貴方はやっと少し目線がズレたと思うと、珈琲を口に運び少し体勢をズラしただけで、また本の羅列に縛れたかの様に視線を戻す。
私も、アイスティーを口に含み。飲み込むと冷たい感覚も喉を潤しては、消えて行く…。
だが、私の火照りは鎮まる事は無い…。
運ばれて来たばかりの、冷たいアイスティーを幾ら飲み込もうと、今、この瞬間は冷めないだろう。
だって、私は自分の足に少しの違和感を感じてる…。
彼の顔を再び見ると、視線だけが少し此方を向いた。目は切れ長だから、目だけだと表情が良く解らないけど…ふっ。と、笑いかけてくれたかの仕草で…思わず私も笑顔になる。
貴方が視線を本に戻したのを見計らったかの様に私は、またアイスティーを口に含み。少し背伸びしたパーラーのアイスティーの味が解らない位に高鳴る心の音を鎮めるを止めた。
テーブルの下の足は…席を立つまで、ずっと触れたままだった。
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