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第一章・ヒーローに憧れていた男
(7)正体を掴みかけた二人
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その頃、虎丞不在の現実世界ではいつも通りに時間が流れていたが・・・
「フフフ・・・何か臭いがするぞ・・・」
しかしここ最近の虎丞の行動を怪しく監視している二人組がいたのである。二人は虎丞の同僚で一人は【虎井本次郎】である。
「和職君・・・最近のトラっちの様子が怪しくないか?」
「確かに前に比べて明るくなりましたね。」
「そして昼休みには必ず一時間姿を現さなくなった。」
「言われてみれば・・・!!」
「これには何か秘密があるな・・・!!」
「秀一さんに伝えます?」
「いや、いい。というより一部情報はやつから仕入れているからな。」
「おぉ!!」
どうも二人は虎丞が一時間だけ異世界に行って会社にいないことを疑問視していたようである。ただし異世界のことを二人が知らないのは事実であった。
「和職君・・・これから色々と面白くなるぞ。」
「ですね!!」
だが二人はすぐには動かなかったわけである。というのもすぐに動くと怪しまれるとにらんだからであった。
「さて3日後に動くぞ和職君!!」
「うっす!!」
{その頃、スカーレットの家}
スカーレットの家にやって来た虎丞であったがスカーレットの家は村長のリーブの家でもある。
「やあ旅人さん、久しぶりじゃな。今日はマチルダもステラも居なくてわしとスカーレットだけしかいないのじゃ。」
「そうでしたか。ご無沙汰していて申し訳ございません!!」
「まあそういうときもあるわいな・・・時にスカーレットよ。お前、顔がすこし赤いがどうしたのじゃ?」
「実は私・・・」
このあと、この時のやり取りが一つのややこしい事態に繋がることを虎丞は気付くはずがなかったのだ。
{虎丞の会社}
気が付けば1時間が経って会社に戻ってきた虎丞はすこし顔をデレデレしながらも真剣に仕事に取り組むが・・・
「(・・・トラっちよ。何か秘密があるようだな。必ず暴いてやる!!)」
目を光らせる虎井であったが彼等がなぜ虎丞に執着するのかはまだ分からない。ところがもう一人怪しい・・・いや、怪しいどころか何かを見抜いている人物がいたのであった。
「(虎丞くん・・・虎井さんは気づいていないが僕は知っているよ・・・!!君はどこかへ行っているようだね。もう分かっているよ・・・!!)」
この人物はなんと・・・
「もしもし伊藤君・・・僕だよ山本だよ。」
電話がかかって対応するその人物は【山本和職】であった。なお電話相手は・・・
「俺だよ。伊藤秀一だよ。お疲れ様・・・山本君。」
どうやら虎丞を狙うのは虎井ではなくこの二人であった。勿論、異世界のことを知っているような雰囲気を伺わせた。虎丞に執着する理由とは・・・?
第7話・終わり
「フフフ・・・何か臭いがするぞ・・・」
しかしここ最近の虎丞の行動を怪しく監視している二人組がいたのである。二人は虎丞の同僚で一人は【虎井本次郎】である。
「和職君・・・最近のトラっちの様子が怪しくないか?」
「確かに前に比べて明るくなりましたね。」
「そして昼休みには必ず一時間姿を現さなくなった。」
「言われてみれば・・・!!」
「これには何か秘密があるな・・・!!」
「秀一さんに伝えます?」
「いや、いい。というより一部情報はやつから仕入れているからな。」
「おぉ!!」
どうも二人は虎丞が一時間だけ異世界に行って会社にいないことを疑問視していたようである。ただし異世界のことを二人が知らないのは事実であった。
「和職君・・・これから色々と面白くなるぞ。」
「ですね!!」
だが二人はすぐには動かなかったわけである。というのもすぐに動くと怪しまれるとにらんだからであった。
「さて3日後に動くぞ和職君!!」
「うっす!!」
{その頃、スカーレットの家}
スカーレットの家にやって来た虎丞であったがスカーレットの家は村長のリーブの家でもある。
「やあ旅人さん、久しぶりじゃな。今日はマチルダもステラも居なくてわしとスカーレットだけしかいないのじゃ。」
「そうでしたか。ご無沙汰していて申し訳ございません!!」
「まあそういうときもあるわいな・・・時にスカーレットよ。お前、顔がすこし赤いがどうしたのじゃ?」
「実は私・・・」
このあと、この時のやり取りが一つのややこしい事態に繋がることを虎丞は気付くはずがなかったのだ。
{虎丞の会社}
気が付けば1時間が経って会社に戻ってきた虎丞はすこし顔をデレデレしながらも真剣に仕事に取り組むが・・・
「(・・・トラっちよ。何か秘密があるようだな。必ず暴いてやる!!)」
目を光らせる虎井であったが彼等がなぜ虎丞に執着するのかはまだ分からない。ところがもう一人怪しい・・・いや、怪しいどころか何かを見抜いている人物がいたのであった。
「(虎丞くん・・・虎井さんは気づいていないが僕は知っているよ・・・!!君はどこかへ行っているようだね。もう分かっているよ・・・!!)」
この人物はなんと・・・
「もしもし伊藤君・・・僕だよ山本だよ。」
電話がかかって対応するその人物は【山本和職】であった。なお電話相手は・・・
「俺だよ。伊藤秀一だよ。お疲れ様・・・山本君。」
どうやら虎丞を狙うのは虎井ではなくこの二人であった。勿論、異世界のことを知っているような雰囲気を伺わせた。虎丞に執着する理由とは・・・?
第7話・終わり
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