350議席の軌跡

市川 雄一郎

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①2017年衆議院議員選挙

第17議席・嫌い

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 すると姫井は藤中に対して自分の考えをあらわにしたのである。


 「藤中さん、僕が嫌いな政治家ってどんなものか分かりますでしょうか?」


 「嫌いな政治家とは?」


 「ええ、僕が嫌いな政治家像です。」


 「やはり汚職まみれとかか?」


 藤中の回答に姫井は軽くうなずくもまだ答えが足りないと言わんばかりの表情をしており、ニヤッと笑って回答する。


 「まあ、勿論それもそうなんですけど僕が嫌いなのは自分の仲間しか周りに集めずに対立意見者を排除したり、名の知れた人とは会ったり食事したりするくせに一般の人には会わない、自分の気にくわないお願いをされたら無視すると言った政治家ですよ。ぽんこつ政治家以前に人としても終わってますよ。ましてや問題抱えているのにのんきに花見などするような閣僚はいりません。」


 「・・・どうやら私はお前を岡山5区に送ったのは正解だったようだな。」


 「はい!!」


 すると一瞬黙り込んだ姫井は間を置いてさらに強く自分の考えを藤中に訴えたのである。


 「僕はやはり権力のある政党に名家育ちが多く、格差社会がまだ残っているのかなと感じています。」


 「かもしれないな。日本も戦後から裕福にはなったがまだまだ問題点はあり、これからも格差の部分などについても議論をしていかなければならないな。」


 「はい!!」


 「それよりも姫井君。格差もそうだし性別・民族などに対する差別についても問題視していかなければいけないよ。」


 「美旗さん、その通りです。差別は完全になくしていかなければいけません!!」


 「姫井君、僕達で必ず素敵な日本を作り岡山から発信していこう!」


 「勿論です!皆さん、一緒に頑張っていきましょう!!」


 姫井は鋭い目付きでやる気を見せていた。その時、岡山出身の『赤井あかいとおる』(比例区)がやって来たのである。


 「姫井君、素晴らしい!」


 「こんにちは!赤井さん!」


 「僕も国家の犬として人生を終えるのが嫌だった。君のような子と出会えて嬉しかったよ。」


 「・・・僕もです!!」


 赤井透氏は元官僚で上位の地位にいた人物ではあるが何か理由があり官僚でいることに嫌気が差して政治の道を目指すようになったのである。なお市川党は思想は問わないため色々な考えの人がいる。



 ー市川党福岡支部前ー

 快晴の福岡県福岡市内。市川党の福岡支部の前で少し不機嫌そうにチラシを配る男性がいたが彼のポスターには日本を愛するメッセージが綴られていたのである。


 『日本に生まれた喜びを噛み締めて生きる』

 『この美しい国の未来をあなたへ繋ぎたい』


 「(俺は、今の政権に陶酔して政治を目指した。しかし党内に考えが違う人もいるようだ・・・)」


 口をしかめて目を閉じながら少し考え事をしていた彼・・・何を思うだろうか。



 ー市川党大阪支部前ー

 この日の市川は支部前で演説を行っていた。


 「皆様、きたる10月22日は将来の生活が左右される大事な衆議院議員総選挙です!!皆様、投票の方をよろしくお願いします!!」


 「頑張れ雄太!」


 「ありがとうございます!!」


 市川の演説には人が集まり、檄も飛んだ。檄を聞いた雄太の顔には笑みが浮かんでいたのであった。
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