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第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体
悪魔の直伸②
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二人が山に入っていくのを見たヒナと直摩は難麦を呼んで他の支援者達に近くの休憩所での待機を命じたあと、三人で直露の後を付いて行くことにしたのである。
山についた直露は条束に話しかけたのである。
「協力はありがたいことです。でもなぜ山に呼ぶのか?」
「まあ、それはここに手がかりがあるかもしれないと私は読んで……」
「ところで質問して良いですか?」
「はい?それは構いませんが何か?」
ここで直露は条束に質問したのである。どうやら気になる部分があるようだ。
「先程、事件現場にはおられませんでしたが事件の状況についてはご存じでしょうか?」
「いえ、事件については詳しくわからないんですよ……さっき来たばかりでね……申し訳ないです。」
「そうですか。まあ“普通なら”ここで終わりです。が……あなた先程『レーザーで撃った犯人を』と言いましたがあれはどういうことでしょうか?」
急に条束は焦り始めた顔になった。
「いや……それは……地元の人から……聞いて…………」
「へえ。そうでしたか。ですが、先程来られたばっかりで何でいきなり地元の人から教えてもらえるのですか?矛盾がやたら多くないですか?」
「まさか、僕を犯人とでも……?」
「いや、それは考えてない。だが、話を聞いていてあなたは明らかに何かを知っているのではと思います。」
「ぐ……」
「正直に吐かれたらどうですか?少なくともあなたは何かを知っていると読みましたがいかがでしょうか?」
直露の質問攻めに条束は苛々し始めたのである。しかしなかなか吐こうともしない彼の姿勢に直露もまた苛立ち始めていた。
「おしゃべりな村の人ならすぐに誰にでも喋るでしょうよ。」
「そうですか?僕の亡くなった祖母はよく噂をあちこちに流す人でしたが人が亡くなった時は何も喋りませんでしたよ。そういう気持ちになれなかったのです。ましてや光山さんの御父様は地元の名士で皆が悲しんでいるはずです。しゃべる気力すらないでしょうが。」
「それはあなたの価値観です。僕は確かに村の方から聞きましたから。この耳で確かに聞かせていただきました!」
口調は強くなり、顔に焦りと苛立ちを見せ始めた条束にさらに直露は冷静な口調で噛みつく。
「で、それは誰から?ライスギアの村に僕は知人がいるのでね……大体の方の顔や特徴を知っています。だから誰が言ったかこれから確認しましょうか?」
条束は言葉を濁し始めたのである。この時到着したヒナ達は二人の口撃合戦を草むらから見ていたのであった。ヒナは条束の顔を見て何かを確信したようである。
「もしかしてあの人が……」
ヒナの目線は鋭くなった。条束はついに追い込まれたのである。
山についた直露は条束に話しかけたのである。
「協力はありがたいことです。でもなぜ山に呼ぶのか?」
「まあ、それはここに手がかりがあるかもしれないと私は読んで……」
「ところで質問して良いですか?」
「はい?それは構いませんが何か?」
ここで直露は条束に質問したのである。どうやら気になる部分があるようだ。
「先程、事件現場にはおられませんでしたが事件の状況についてはご存じでしょうか?」
「いえ、事件については詳しくわからないんですよ……さっき来たばかりでね……申し訳ないです。」
「そうですか。まあ“普通なら”ここで終わりです。が……あなた先程『レーザーで撃った犯人を』と言いましたがあれはどういうことでしょうか?」
急に条束は焦り始めた顔になった。
「いや……それは……地元の人から……聞いて…………」
「へえ。そうでしたか。ですが、先程来られたばっかりで何でいきなり地元の人から教えてもらえるのですか?矛盾がやたら多くないですか?」
「まさか、僕を犯人とでも……?」
「いや、それは考えてない。だが、話を聞いていてあなたは明らかに何かを知っているのではと思います。」
「ぐ……」
「正直に吐かれたらどうですか?少なくともあなたは何かを知っていると読みましたがいかがでしょうか?」
直露の質問攻めに条束は苛々し始めたのである。しかしなかなか吐こうともしない彼の姿勢に直露もまた苛立ち始めていた。
「おしゃべりな村の人ならすぐに誰にでも喋るでしょうよ。」
「そうですか?僕の亡くなった祖母はよく噂をあちこちに流す人でしたが人が亡くなった時は何も喋りませんでしたよ。そういう気持ちになれなかったのです。ましてや光山さんの御父様は地元の名士で皆が悲しんでいるはずです。しゃべる気力すらないでしょうが。」
「それはあなたの価値観です。僕は確かに村の方から聞きましたから。この耳で確かに聞かせていただきました!」
口調は強くなり、顔に焦りと苛立ちを見せ始めた条束にさらに直露は冷静な口調で噛みつく。
「で、それは誰から?ライスギアの村に僕は知人がいるのでね……大体の方の顔や特徴を知っています。だから誰が言ったかこれから確認しましょうか?」
条束は言葉を濁し始めたのである。この時到着したヒナ達は二人の口撃合戦を草むらから見ていたのであった。ヒナは条束の顔を見て何かを確信したようである。
「もしかしてあの人が……」
ヒナの目線は鋭くなった。条束はついに追い込まれたのである。
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