76 / 762
第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体
悪魔の直伸⑤
しおりを挟む
ヒナな津宜の涙を見て彼女の正義感の強さをしかと受け止めた。津宜は正義のために頑張っているのに義弟はそれに反していると考えるとヒナは気持ちが辛くなってきた。
「必ず直伸さんの野望を阻止しましょうね!!」
「ええ、ありがとう!!」
そして直伸がいる場所をとりあえず条束から確認を取ろうとする直露であったが……
「それで直伸はどこなんだ?」
「俺には分からないですね……」
「分からない?呼ばれてきたのではないのか?」
「呼ばれたのはドーリン村ですが、今はどこにいるか分かりませんが……」
「ドーリンか……行けばわかるかな……」
するとヒナは突然ある発言をしたのである。
「ドーリンでしたら私一人でいきます。直露さんは選挙中だし、直摩さんはお兄さんを支えてあげてほしいのです。あと難麦さんも……ね!!」
「ヒナちゃん、そりゃ危ないよ。相手はかなり危険人物だよ!!」
「でも……誰かがあの人を倒さないとこの世界は不幸に包まれちゃうよ!!だから私が行けばいいんですよ!!小刀もあるから猛獣くらい倒せます。」
「ダメダメ!選挙後でもいいじゃ……」
「それが良くないの!!このまま後回しを続けていれば必ず悪い事態に繋がるわ!!だから私が直伸さんとけりをつけてくるわ!!」
ヒナの目は本気の目だった。さすがに直露もダメだと言えず困った顔をしながらもついに言ったのである。
「よし、頼む!!何かあればすぐに連絡1本頼む!!俺らも闘うし、君も負けないでほしいと願う!!」
直露の目も本気の目付きになった。ヒナは喜んで直伸のもとへ向かった。
「頑張ってね!私も頑張ってくる!!」
「お兄さん……一人で大丈夫か……?」
「直摩……正直俺も不安だ……だけどあの子しかなにかをやってくれる子がいないのも事実だ。他の人に頼んでも『痛い目に遭いたくないから』と誰もが断るはず。だからあの子には僕も深い信頼を寄せることが出来るんだよ。あの子は数百年に一人の冒険者だよ。それだけの力はあるよ……!!」
兄弟は心配しながらも彼女が見えなくなるまでヒナの方を向いていた。一方、ヒナは山道である女性が倒れているのを見つけたのである。ポニーテールに少しボーイッシュな服装をしている子であった。ズボンは短かったが幸い黒のストッキングをはいているからか足の怪我は無さそうであった。
「あのー、大丈夫ですか?」
「ん……?あ……あ……大丈夫です!」
「良かったです。怪我はないかな?」
「無いですよ!!大丈夫ですよ!!」
どうも怪我はなく幸いであったが、普通の子ではないなとヒナは直感で思ったのである。すると女性は突然強く訴えたのである。
「私を一緒に連れていってほしいんです!!」
ヒナは困惑した。一緒にどこにつれていくのか……そう感じたのである。
「必ず直伸さんの野望を阻止しましょうね!!」
「ええ、ありがとう!!」
そして直伸がいる場所をとりあえず条束から確認を取ろうとする直露であったが……
「それで直伸はどこなんだ?」
「俺には分からないですね……」
「分からない?呼ばれてきたのではないのか?」
「呼ばれたのはドーリン村ですが、今はどこにいるか分かりませんが……」
「ドーリンか……行けばわかるかな……」
するとヒナは突然ある発言をしたのである。
「ドーリンでしたら私一人でいきます。直露さんは選挙中だし、直摩さんはお兄さんを支えてあげてほしいのです。あと難麦さんも……ね!!」
「ヒナちゃん、そりゃ危ないよ。相手はかなり危険人物だよ!!」
「でも……誰かがあの人を倒さないとこの世界は不幸に包まれちゃうよ!!だから私が行けばいいんですよ!!小刀もあるから猛獣くらい倒せます。」
「ダメダメ!選挙後でもいいじゃ……」
「それが良くないの!!このまま後回しを続けていれば必ず悪い事態に繋がるわ!!だから私が直伸さんとけりをつけてくるわ!!」
ヒナの目は本気の目だった。さすがに直露もダメだと言えず困った顔をしながらもついに言ったのである。
「よし、頼む!!何かあればすぐに連絡1本頼む!!俺らも闘うし、君も負けないでほしいと願う!!」
直露の目も本気の目付きになった。ヒナは喜んで直伸のもとへ向かった。
「頑張ってね!私も頑張ってくる!!」
「お兄さん……一人で大丈夫か……?」
「直摩……正直俺も不安だ……だけどあの子しかなにかをやってくれる子がいないのも事実だ。他の人に頼んでも『痛い目に遭いたくないから』と誰もが断るはず。だからあの子には僕も深い信頼を寄せることが出来るんだよ。あの子は数百年に一人の冒険者だよ。それだけの力はあるよ……!!」
兄弟は心配しながらも彼女が見えなくなるまでヒナの方を向いていた。一方、ヒナは山道である女性が倒れているのを見つけたのである。ポニーテールに少しボーイッシュな服装をしている子であった。ズボンは短かったが幸い黒のストッキングをはいているからか足の怪我は無さそうであった。
「あのー、大丈夫ですか?」
「ん……?あ……あ……大丈夫です!」
「良かったです。怪我はないかな?」
「無いですよ!!大丈夫ですよ!!」
どうも怪我はなく幸いであったが、普通の子ではないなとヒナは直感で思ったのである。すると女性は突然強く訴えたのである。
「私を一緒に連れていってほしいんです!!」
ヒナは困惑した。一緒にどこにつれていくのか……そう感じたのである。
0
あなたにおすすめの小説
【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
自由を愛する妖精姫と、番にすべてを捧げた竜人王子〜すれ違いと絆の先に、恋を知る〜
来栖れいな
ファンタジー
妖精女王と精霊王の間に生まれた特別な存在――セレスティア。
自由を愛し、気ままに生きる彼女のもとに現れたのは、竜人族の王子・サイファルト。
「お前は俺の番だ」
番という名の誓いにすべてを捧げた彼は、王族の地位も未来も捨てて森に現れた。
一方のセレスティアは、まだ“番”の意味すら知らない。
執着と守護。すれ違いと絆。
――これは、ひとりの妖精姫が“特別”に気づいていく物語。
甘さ控えめ、でも確かに溺愛。
異種族の距離を越えて紡がれる、成長と守護のファンタジー。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
妻が通う邸の中に
月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる