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第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体
悪魔の直伸⑤
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ヒナな津宜の涙を見て彼女の正義感の強さをしかと受け止めた。津宜は正義のために頑張っているのに義弟はそれに反していると考えるとヒナは気持ちが辛くなってきた。
「必ず直伸さんの野望を阻止しましょうね!!」
「ええ、ありがとう!!」
そして直伸がいる場所をとりあえず条束から確認を取ろうとする直露であったが……
「それで直伸はどこなんだ?」
「俺には分からないですね……」
「分からない?呼ばれてきたのではないのか?」
「呼ばれたのはドーリン村ですが、今はどこにいるか分かりませんが……」
「ドーリンか……行けばわかるかな……」
するとヒナは突然ある発言をしたのである。
「ドーリンでしたら私一人でいきます。直露さんは選挙中だし、直摩さんはお兄さんを支えてあげてほしいのです。あと難麦さんも……ね!!」
「ヒナちゃん、そりゃ危ないよ。相手はかなり危険人物だよ!!」
「でも……誰かがあの人を倒さないとこの世界は不幸に包まれちゃうよ!!だから私が行けばいいんですよ!!小刀もあるから猛獣くらい倒せます。」
「ダメダメ!選挙後でもいいじゃ……」
「それが良くないの!!このまま後回しを続けていれば必ず悪い事態に繋がるわ!!だから私が直伸さんとけりをつけてくるわ!!」
ヒナの目は本気の目だった。さすがに直露もダメだと言えず困った顔をしながらもついに言ったのである。
「よし、頼む!!何かあればすぐに連絡1本頼む!!俺らも闘うし、君も負けないでほしいと願う!!」
直露の目も本気の目付きになった。ヒナは喜んで直伸のもとへ向かった。
「頑張ってね!私も頑張ってくる!!」
「お兄さん……一人で大丈夫か……?」
「直摩……正直俺も不安だ……だけどあの子しかなにかをやってくれる子がいないのも事実だ。他の人に頼んでも『痛い目に遭いたくないから』と誰もが断るはず。だからあの子には僕も深い信頼を寄せることが出来るんだよ。あの子は数百年に一人の冒険者だよ。それだけの力はあるよ……!!」
兄弟は心配しながらも彼女が見えなくなるまでヒナの方を向いていた。一方、ヒナは山道である女性が倒れているのを見つけたのである。ポニーテールに少しボーイッシュな服装をしている子であった。ズボンは短かったが幸い黒のストッキングをはいているからか足の怪我は無さそうであった。
「あのー、大丈夫ですか?」
「ん……?あ……あ……大丈夫です!」
「良かったです。怪我はないかな?」
「無いですよ!!大丈夫ですよ!!」
どうも怪我はなく幸いであったが、普通の子ではないなとヒナは直感で思ったのである。すると女性は突然強く訴えたのである。
「私を一緒に連れていってほしいんです!!」
ヒナは困惑した。一緒にどこにつれていくのか……そう感じたのである。
「必ず直伸さんの野望を阻止しましょうね!!」
「ええ、ありがとう!!」
そして直伸がいる場所をとりあえず条束から確認を取ろうとする直露であったが……
「それで直伸はどこなんだ?」
「俺には分からないですね……」
「分からない?呼ばれてきたのではないのか?」
「呼ばれたのはドーリン村ですが、今はどこにいるか分かりませんが……」
「ドーリンか……行けばわかるかな……」
するとヒナは突然ある発言をしたのである。
「ドーリンでしたら私一人でいきます。直露さんは選挙中だし、直摩さんはお兄さんを支えてあげてほしいのです。あと難麦さんも……ね!!」
「ヒナちゃん、そりゃ危ないよ。相手はかなり危険人物だよ!!」
「でも……誰かがあの人を倒さないとこの世界は不幸に包まれちゃうよ!!だから私が行けばいいんですよ!!小刀もあるから猛獣くらい倒せます。」
「ダメダメ!選挙後でもいいじゃ……」
「それが良くないの!!このまま後回しを続けていれば必ず悪い事態に繋がるわ!!だから私が直伸さんとけりをつけてくるわ!!」
ヒナの目は本気の目だった。さすがに直露もダメだと言えず困った顔をしながらもついに言ったのである。
「よし、頼む!!何かあればすぐに連絡1本頼む!!俺らも闘うし、君も負けないでほしいと願う!!」
直露の目も本気の目付きになった。ヒナは喜んで直伸のもとへ向かった。
「頑張ってね!私も頑張ってくる!!」
「お兄さん……一人で大丈夫か……?」
「直摩……正直俺も不安だ……だけどあの子しかなにかをやってくれる子がいないのも事実だ。他の人に頼んでも『痛い目に遭いたくないから』と誰もが断るはず。だからあの子には僕も深い信頼を寄せることが出来るんだよ。あの子は数百年に一人の冒険者だよ。それだけの力はあるよ……!!」
兄弟は心配しながらも彼女が見えなくなるまでヒナの方を向いていた。一方、ヒナは山道である女性が倒れているのを見つけたのである。ポニーテールに少しボーイッシュな服装をしている子であった。ズボンは短かったが幸い黒のストッキングをはいているからか足の怪我は無さそうであった。
「あのー、大丈夫ですか?」
「ん……?あ……あ……大丈夫です!」
「良かったです。怪我はないかな?」
「無いですよ!!大丈夫ですよ!!」
どうも怪我はなく幸いであったが、普通の子ではないなとヒナは直感で思ったのである。すると女性は突然強く訴えたのである。
「私を一緒に連れていってほしいんです!!」
ヒナは困惑した。一緒にどこにつれていくのか……そう感じたのである。
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