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第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体
新しい明日へ
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ついに選挙が終わり、やっと平和な地域造りに関われることとなった直露はヒナと美味しくジュースを飲んでいた。これで一区切りを終えたと思うと直露の胸は安堵の気持ちであった。
「ヒナちゃん、新しい未来って良くも悪くも出来るんだよ。だからこそ素敵な未来を創造してまだ見ぬ子孫達へ大切な世界を見てもらうために僕達が頑張るしかないんだ!」
「ええ!本当ね!必ず未来を守って未来の人々にこの世界を伝えていきたいわ!!」
二人の目は未来に向けて輝いていた。そしてヒナの今後は資鑼村研究員が成分の結果を調べてくれたらそれからは旅に出ることが決まっている。別々の道程だが未来へと進んでいくことに変わりはない。だからこそこの日のお祝いは新しいスタートを祝う意味合いもあるのだ。
「(資鑼村さんがもう少しだけ時間をかけてでも調べる時間を伸ばしてくれれば……)」
そう思った直露であったが、携帯にメールが届いたので見ると『明日行く。成分のことが大体分かった』と資鑼村からのメールだった。直露はメールを見ると少しため息をついたが、あと少しの時間だけヒナと居られるという喜びもあった。
「(少しだけ思い出を作り……最後の日を迎えたい……)」
残り時間は少ないが思い出を作りたい気持ちはあったので明日を大切に使いたいという思いが直露にはあった。
パーティーが終わるとヒナの元に雪がやって来たのである。
「ヒナさん、明後日には旅立ちですか?」
「ええ、明日には私の採ってきた成分の結果が分かるみたいだから……」
「寂しいなあ。でも私も一緒に行くわよ!!」
「雪ちゃんはダメじゃないの?両親が心配するわ!!」
「大丈夫よ。私は不定期に旅に出ているし、両親も安否確認さえ怠らなければオッケー出してくれているしさ!!ね?良いですよね!?」
そこまで言われるとNOとは言えなくなったヒナは了解した。でもまだヒナより年下とあって守らなくてはならないのも事実である。
「危なくなったら帰ってもらうからね!!」
「はーい!!」
雪は突然笑顔になった。しかしヒナにはよくわからないことがあり、なぜ雪はあまりにもヒナにくっついてくるのかということである。
「雪ちゃんはなんで私なんかに興味があるの?」
「私?私は自分がまだ未熟で弱い人間だからヒナさんみたいな女性に憧れるんです!!」
「私が強い女性ってこと?私もまだまだ弱いわよ。それより雪ちゃんはこれから強くなれるわよ。」
でもそうは言えど慕ってくれる子がいるのはヒナにとって励みにはなった。「さて旅に向けて準備をしよう」とヒナは準備を始めた。そして日は変わり、旅立ちの前日を迎えたのだ。
「ヒナちゃん、新しい未来って良くも悪くも出来るんだよ。だからこそ素敵な未来を創造してまだ見ぬ子孫達へ大切な世界を見てもらうために僕達が頑張るしかないんだ!」
「ええ!本当ね!必ず未来を守って未来の人々にこの世界を伝えていきたいわ!!」
二人の目は未来に向けて輝いていた。そしてヒナの今後は資鑼村研究員が成分の結果を調べてくれたらそれからは旅に出ることが決まっている。別々の道程だが未来へと進んでいくことに変わりはない。だからこそこの日のお祝いは新しいスタートを祝う意味合いもあるのだ。
「(資鑼村さんがもう少しだけ時間をかけてでも調べる時間を伸ばしてくれれば……)」
そう思った直露であったが、携帯にメールが届いたので見ると『明日行く。成分のことが大体分かった』と資鑼村からのメールだった。直露はメールを見ると少しため息をついたが、あと少しの時間だけヒナと居られるという喜びもあった。
「(少しだけ思い出を作り……最後の日を迎えたい……)」
残り時間は少ないが思い出を作りたい気持ちはあったので明日を大切に使いたいという思いが直露にはあった。
パーティーが終わるとヒナの元に雪がやって来たのである。
「ヒナさん、明後日には旅立ちですか?」
「ええ、明日には私の採ってきた成分の結果が分かるみたいだから……」
「寂しいなあ。でも私も一緒に行くわよ!!」
「雪ちゃんはダメじゃないの?両親が心配するわ!!」
「大丈夫よ。私は不定期に旅に出ているし、両親も安否確認さえ怠らなければオッケー出してくれているしさ!!ね?良いですよね!?」
そこまで言われるとNOとは言えなくなったヒナは了解した。でもまだヒナより年下とあって守らなくてはならないのも事実である。
「危なくなったら帰ってもらうからね!!」
「はーい!!」
雪は突然笑顔になった。しかしヒナにはよくわからないことがあり、なぜ雪はあまりにもヒナにくっついてくるのかということである。
「雪ちゃんはなんで私なんかに興味があるの?」
「私?私は自分がまだ未熟で弱い人間だからヒナさんみたいな女性に憧れるんです!!」
「私が強い女性ってこと?私もまだまだ弱いわよ。それより雪ちゃんはこれから強くなれるわよ。」
でもそうは言えど慕ってくれる子がいるのはヒナにとって励みにはなった。「さて旅に向けて準備をしよう」とヒナは準備を始めた。そして日は変わり、旅立ちの前日を迎えたのだ。
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