ヒナの国造り

市川 雄一郎

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第11章・新たな武器と過酷な道のり

新たなる旅の道のり

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一度ラビリンシングタウンの涼子の元を訪れて新しい剣を握ったヒナは新しい旅に期待を膨らませていたのである。ここで疲労の著しい雪を帰宅させてここからは一人旅となる。

「さあ、次はどこへ行こうかな?」

電車の駅につくと特急電車なる車両が停車していたのでこれに乗ることにしたのである。

「さて、『ニューパレス』行きの電車に乗るかな…………」

そして電車に乗ったヒナはニューパレス目指して冒険を開始したのである。いつも歩きだったためか電車旅はなんだか新鮮さがあったようだ。だが、この鉄道旅がヒナの運命を変えようとしているのをヒナ本人は未だ気づいていないようだ。

『まもなくニューパレス行きのスピードトレイン(特急か)が発車します。』

“プルルルルルルルルルルル…………”

“シーン、ガッタン!!”

扉が閉まり、電車は出発したのである。ヒナは景色を眺めていると都会から出発して一時間くらい経つと自然の海の景色が見えてきたのである。

「わー、良いねえ!綺麗~っ!!」

電車は走り、終点ニューパレス駅に向けて進んでいく。気がつけば疲労を抱えたヒナはじっくり熟睡していたのである。しかし旅は意外な形で終わりを迎えたのである。

「……駅のベンチ?なんでこんなところに私がいるのよっ!!?」

なんとヒナはいつの間にか終点ではない駅のホームのベンチで横たわっていたのだ。

「ゴーザ駅?」

看板には『ゴーザ駅』と書かれており、ホームの電柱には『オルドシート』や『こんすてれーしょんっ!!』などといった落書きを見受けられた。

「なんで……なんで……!?」

すると駅前にワゴン車が停車して男性が降りてきたのである。その時ヒナはあることに気がついたのである……

「なんかここ……私の田舎の雰囲気が漂うわ……懐かしい感じ……かな?」

なんて言っているとワゴン車の男性がヒナの前に現れたのである。

「さあ、お乗りください。」

「あなた誰よ?」

「いいからいいから……」

「良くないわよ!」

無理矢理ワゴン車に乗せられたヒナは山のなかを越えてある建物の前にきたのである。

「ここは廃校……?」

「さあ、降りてください。」

「で、ここで何するのさ……って待って下さい~っ!!」

なんとヒナが降りてすぐに車は消えたのである。しかもヒナの送迎していたときと真逆の猛スピードで……

「サバイバルじゃないのにこんなところで何すればいいのよ~っ!!」

廃校らしき建物の前でヒナは泣いてしまったのである。そりゃ何すればいいか分からないのに泣きたくなるのは当然である。

「うわ~ん!!お父さん!!お母さん!!尚徳お父さん!!息長さん!!竜太君!!直露君!!」

寂しさのあまり、何人かの名前を出していたが、それだけ心細いのであった。さてヒナの旅はどうなることやら……

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