321 / 762
第12章・ヒナの国造り
血にそまるヒナ②(家系図つき)
しおりを挟む
倒れたヒナの身体を自分のものにしようとしているこの男は『死体コレクター』の異名を持つのである。以前にも“攻めのゴトリー”こと後藤リード(ごとう・りーど)の従弟の後藤俊人(ごとう・しゅうと)を自分のコレクションにしようとして返り討ちにあったことがある主亮はヒナをゲットしたときの顔は嬉しそうであったのだ。
「君の家柄は確かに素晴らしい。しかし君の父親の“高祖父”の妹で僕達の内祖母の久代は高祖父らと違い、苦労をしてきたのだ。だから君をコレクションに入れたら久代さんの無念を晴らすことができる……」
「そんなことをしても久代さんは嬉しくないわよ……」
「き……君は……刺したはずなのに!?どうして回復したんだ!!?」
「あなたの攻撃の傷は確かに致命傷だったわ。だけどこの中に秘められた気力が刺された臓器を復活させてくれたの……!!」
「!?まさか……刺された場所を“気力”だけで回復させたというのか!!?」
なんとリラからもらったバッジのたまっていた“気”が回復の気合いの“気”となってヒナの傷を回復させて致命傷を無くしてしまったのである!!
「リラさんが助けてくれたんだわ……」
「…………俺のコレクションが……!!」
「コレクション?私を倒せばできるじゃないかな?でも……私のことを騙した罪は重いわよ…………」
“シャキーーン!!”
ヒナが剣を構えたポーズをすると何かが斬れる音がして主亮は倒れたのである。倒れた主亮は呟いた。
「う…………やられた…………」
「大丈夫よ。急所は外しておいたから死なないわよ……」
「へ……さすがだな……」
「そんなことないわ。私の先祖に武士がいるからね……先祖が力を貸してくれただけよ……」
「なるほどな……俺の先祖は酒屋だからな……」
「良いじゃないのお酒屋さん……養父の尚徳さんがお酒好きだから注文してあげたいわ……」
「ありがとな……う……」
主亮は意識を失い、倒れたのである。だがヒナは彼とは再び戦うだろうと確信していたのである。そして彼の正体をいつか突き止めないといけないと思いつつ、このときはその場を去ったのである。
「リラさん……ありがとう……」
ヒナはリラのバッジを取り出して眺めていたのである。若くして命を落としたリラの残した“気”のエネルギーがたくさんバッジに流れ込んだのであった。まさにヒナに何かがあった時のためにリラが助け船を出した……そう考えられなくもないのだ。
「君の家柄は確かに素晴らしい。しかし君の父親の“高祖父”の妹で僕達の内祖母の久代は高祖父らと違い、苦労をしてきたのだ。だから君をコレクションに入れたら久代さんの無念を晴らすことができる……」
「そんなことをしても久代さんは嬉しくないわよ……」
「き……君は……刺したはずなのに!?どうして回復したんだ!!?」
「あなたの攻撃の傷は確かに致命傷だったわ。だけどこの中に秘められた気力が刺された臓器を復活させてくれたの……!!」
「!?まさか……刺された場所を“気力”だけで回復させたというのか!!?」
なんとリラからもらったバッジのたまっていた“気”が回復の気合いの“気”となってヒナの傷を回復させて致命傷を無くしてしまったのである!!
「リラさんが助けてくれたんだわ……」
「…………俺のコレクションが……!!」
「コレクション?私を倒せばできるじゃないかな?でも……私のことを騙した罪は重いわよ…………」
“シャキーーン!!”
ヒナが剣を構えたポーズをすると何かが斬れる音がして主亮は倒れたのである。倒れた主亮は呟いた。
「う…………やられた…………」
「大丈夫よ。急所は外しておいたから死なないわよ……」
「へ……さすがだな……」
「そんなことないわ。私の先祖に武士がいるからね……先祖が力を貸してくれただけよ……」
「なるほどな……俺の先祖は酒屋だからな……」
「良いじゃないのお酒屋さん……養父の尚徳さんがお酒好きだから注文してあげたいわ……」
「ありがとな……う……」
主亮は意識を失い、倒れたのである。だがヒナは彼とは再び戦うだろうと確信していたのである。そして彼の正体をいつか突き止めないといけないと思いつつ、このときはその場を去ったのである。
「リラさん……ありがとう……」
ヒナはリラのバッジを取り出して眺めていたのである。若くして命を落としたリラの残した“気”のエネルギーがたくさんバッジに流れ込んだのであった。まさにヒナに何かがあった時のためにリラが助け船を出した……そう考えられなくもないのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
