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第14章・日常へ戻る時
ウィングフィールドの悪夢①
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林平と語はバスでぼんやりしていると悪夢の続きを思い出したのである。Wによって林平は故郷を過去に焼かれ、語は幼馴染みを殺害された。
「W……逃がしてたまるか……」
「警備隊に入ったのは故郷を焼かれてからですね……」
「ああ、入ってすぐの頃は色々大変だったがWの逮捕だけを信念にここまで続けてきてこれからも……」
「……」
回想に入り1991年冬、年末近くのウィングフィールドにて林平は同期の進寛バンデンハーク(じんかん・ばんでんはーく)、進寛バークハート(じんかん・ばーくはーと)兄弟に料竹クハ(しろたけ・くは)、松地後利真(まつじご・りま)の5人で当時隊長だった松地後の名を冠した『松地後班』はW探しを本格的に行っていた。松地後班は警備隊の中で優秀な班であり、凶悪犯の拘束率が非常に高い成績であった。尚、バンデンハークが兄でバークハートが弟である。
「クハさん!!Wのアジトを見つけましたぜ!!」
「林平ちゃん、よくぞ見つけたな!!」
Wのアジトを発見した林平達。このアジトは農家の家のような感じで中は複雑ではないので簡単に拘束できる可能性があった。仮に操る能力を行使されても料竹の特殊能力は洗脳解除の効用もあるもので対策は万全である。
「さあ、どうするか?」
料竹は入口前につくと松地後に判断を仰いだ。進寛兄は集中力を高め、進寛弟はWへの怒りをオーラに漂わせていたのである。すると進寛弟の内線に連絡があった。
「夛田(ただ)か?どうした?」
「何っ!?」
進寛弟の表情は曇った。林平は彼の表情をみて不安な気持ちになった。
「どうしたんだ?バクちゃん?」
「林平ちゃん……Wの野郎、この建物にいないらしいぞ……偽者据えているぞ!!」
「何ぃ!?くそお……逃げられたか……!!」
「林平ちゃんよ、Wはまだ近くにいるはずだ。」
「……っすねクハさん!!必ず捕まえてやりますわ!!」
「よっしゃ、お前のその気持ち良いねえ!」
農家を後にしてWの目撃情報を探す5人はウィングフィールドの別の場所を探すことにしたのである。
「!?」
「バンちゃん、どした!?」
「ごめん林平ちゃん、転んだわ。」
「起こしてやるから……大丈夫だよ……」
「ありがとうな……」
「良いよ、仲間を助けるのは当たり前のことだろう?」
「林平ちゃん……かたじけない……」
進寛兄は目を潤ませていた。今まで厳しい修羅場を乗り越えてきたからか人の優しさが人一倍温かく感じられるのだろう。
「W……逃がしてたまるか……」
「警備隊に入ったのは故郷を焼かれてからですね……」
「ああ、入ってすぐの頃は色々大変だったがWの逮捕だけを信念にここまで続けてきてこれからも……」
「……」
回想に入り1991年冬、年末近くのウィングフィールドにて林平は同期の進寛バンデンハーク(じんかん・ばんでんはーく)、進寛バークハート(じんかん・ばーくはーと)兄弟に料竹クハ(しろたけ・くは)、松地後利真(まつじご・りま)の5人で当時隊長だった松地後の名を冠した『松地後班』はW探しを本格的に行っていた。松地後班は警備隊の中で優秀な班であり、凶悪犯の拘束率が非常に高い成績であった。尚、バンデンハークが兄でバークハートが弟である。
「クハさん!!Wのアジトを見つけましたぜ!!」
「林平ちゃん、よくぞ見つけたな!!」
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「さあ、どうするか?」
料竹は入口前につくと松地後に判断を仰いだ。進寛兄は集中力を高め、進寛弟はWへの怒りをオーラに漂わせていたのである。すると進寛弟の内線に連絡があった。
「夛田(ただ)か?どうした?」
「何っ!?」
進寛弟の表情は曇った。林平は彼の表情をみて不安な気持ちになった。
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「林平ちゃんよ、Wはまだ近くにいるはずだ。」
「……っすねクハさん!!必ず捕まえてやりますわ!!」
「よっしゃ、お前のその気持ち良いねえ!」
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「!?」
「バンちゃん、どした!?」
「ごめん林平ちゃん、転んだわ。」
「起こしてやるから……大丈夫だよ……」
「ありがとうな……」
「良いよ、仲間を助けるのは当たり前のことだろう?」
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