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第15章・古座川町編
廃校舎の鬼火①
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9月5日朝、ヒナはニュース番組を見ていると気になる話題を見つけたのである。ここ最近古座川町の小川に於いて鬼火の目撃情報が多々寄せられているというのだ。
「何で鬼火が……?もしかしたらあの事件の被害者の怨念かしら?」
ヒナが思い出したのは先日の殺人事件のニュースの事だった。怨念かどうかはよく分からないが気になって仕方ないのだ。
「ちょっくら出掛けてきますか。」
昼御飯を自宅で済ませたあと、休みを利用して例の鬼火の情報を集めに行くのであった。そして小川村に到着すると自転車を押しながら町の人たちに聞いて回ったのである。
「知らないわ……そんなの。」
「鬼火の話はチラッと聞いたことあるけどネタだろう?」
「まさか……ジョーダンだろよ?」
地元の誰もが信じていなかったのである。ヒナは納得が行かなかったのである。だがこのままいても情報は集まらなそうなので自身の3連休の初日の8日に再び来ることにしたのであった。
8日の夕方、この日から2日間は事情で尚徳とその妻(ヒナの養母)は家を開けるので見送りなどを済ませると出発は遅くなったのである。
「ダメだ……もう夕方だわ……!!いや……夜になれば鬼火が見える可能性があるわ……!!」
すると自転車を漕いでいるととある廃校の前に到着したのである。この学校は以前見たある場所に似ていたのである。
「ここは……『ゴーザ村』の廃校舎によく似ているわ……」
先日手紙をくれた将志とはじめて会ったあの古い校舎に非常に似ていたのである。辺りは少し暗くなりつつあり、ヒナは少し怖くなってきたので帰ろうとしたのであった。するとヒナの目先にある男性がいたのである。
「あ……野中さん!!」
「ヒナちゃーん、元気にしていたか!?」
彼はヒナとは昔からの知人で施設の近くに住んでいた野中大輔である。野中はヒナとは彼女が異世界に行く前に会ったのが最後で本当に久々の再会であった。野中は廃校舎の簡単な草むしりに来ており、たまたまヒナと会えたようだ。
「元気にしてましたよ!!野中さんこそ元気で何よりです!!」
「ありがとうな、ヒナちゃん!!それとこんな遅い時間帯に何でうろうろしているんだい?」
「え……実はテレビで鬼火の話題を聞いて……」
「ほお……あの鬼火の話題か……わしも知っとるよ!!今、ちょっとした小川の話題じゃないか。」
どうやら野中も知っていたようである。勿論小川の出身の彼が地元の情報を掴めていなければおかしいのだが。だがおかしいのはその部分ではなく野中の顔つきであった。鬼火の話をヒナがした途端、顔が少し青ばみ瞳は少し赤くなっていたのである。
「野中さん……?」
「あの鬼火はね……ヒナちゃん?わしの仕業だよ。わしがこの辺りをメインに鬼火を見せているんだよ……」
「野中さんの……仕業なの……?」
「知られてしまえばもう生かしちゃおけない。ヒナちゃん、短い付き合いだったけどもうお仕舞いだよ……」
…………敵・野中大輔
●和歌山県古座川町出身
●小川村自治会役員
●家族構成……妻、長男、次男、三男
野中は今までにない恐ろしい顔つきでヒナを睨み付けていたのである。
「僕は鬼火使いで『鬼火の舞』という特殊能力があるんだ。ホラ、校舎の周りを見てごらん!!」
「……!?いつの間に!?」
校舎のグランドの周りを鬼火が囲っていたのである。つまり、ヒナは逃げられないのである。鬼火は全て凶暴なモンスターのような顔になっている。
「僕のサポート鬼火を3体召喚する。彼らはなかなかの凶暴な鬼火だから君は簡単に倒せる。彼らを倒せなければ僕を倒すのは無理だなあ……」
「やるしかない……(ってしまった!!剣と防具は自宅だっ!!)」
「おやおや、武器がないんですね……これは不利だなあ。勝てないかもしれないよ。本当に準備の悪い子だなあ君は……」
するとヒナは野中の額に“W”という文字が浮かんでいるのが見えたようである。
「(たぶん……操られているわね……よし、私が野中さんを救うわっ!!)」
するとヒナは手を合わせて強く気を入れると身体に氷結の鎧が身に付き、氷結の剣も作り上げたのである。
「野中さん……これなら戦えるでしょう?」
「そうだな……やれっ!!わしの鬼火達よっ!!!」
猛獣のような顔をしている鬼火達は一斉にヒナに噛みついたのである。
“ガブッ!!”
“ガブッ!!”
“ガブッ!!”
「キャアアアアア!!」
腕や身体や足を噛まれてダメージを受けたヒナである。早速の攻撃を受けてヒナはダメージを少し負ってしまったのである。
「やばい……このままじゃ……」
ヒナは焦りを見せていた。鬼火に噛みつかれて身体が痛さから動かせない危機感の元に居たからである!!このまま万事休すか……!?
「何で鬼火が……?もしかしたらあの事件の被害者の怨念かしら?」
ヒナが思い出したのは先日の殺人事件のニュースの事だった。怨念かどうかはよく分からないが気になって仕方ないのだ。
「ちょっくら出掛けてきますか。」
昼御飯を自宅で済ませたあと、休みを利用して例の鬼火の情報を集めに行くのであった。そして小川村に到着すると自転車を押しながら町の人たちに聞いて回ったのである。
「知らないわ……そんなの。」
「鬼火の話はチラッと聞いたことあるけどネタだろう?」
「まさか……ジョーダンだろよ?」
地元の誰もが信じていなかったのである。ヒナは納得が行かなかったのである。だがこのままいても情報は集まらなそうなので自身の3連休の初日の8日に再び来ることにしたのであった。
8日の夕方、この日から2日間は事情で尚徳とその妻(ヒナの養母)は家を開けるので見送りなどを済ませると出発は遅くなったのである。
「ダメだ……もう夕方だわ……!!いや……夜になれば鬼火が見える可能性があるわ……!!」
すると自転車を漕いでいるととある廃校の前に到着したのである。この学校は以前見たある場所に似ていたのである。
「ここは……『ゴーザ村』の廃校舎によく似ているわ……」
先日手紙をくれた将志とはじめて会ったあの古い校舎に非常に似ていたのである。辺りは少し暗くなりつつあり、ヒナは少し怖くなってきたので帰ろうとしたのであった。するとヒナの目先にある男性がいたのである。
「あ……野中さん!!」
「ヒナちゃーん、元気にしていたか!?」
彼はヒナとは昔からの知人で施設の近くに住んでいた野中大輔である。野中はヒナとは彼女が異世界に行く前に会ったのが最後で本当に久々の再会であった。野中は廃校舎の簡単な草むしりに来ており、たまたまヒナと会えたようだ。
「元気にしてましたよ!!野中さんこそ元気で何よりです!!」
「ありがとうな、ヒナちゃん!!それとこんな遅い時間帯に何でうろうろしているんだい?」
「え……実はテレビで鬼火の話題を聞いて……」
「ほお……あの鬼火の話題か……わしも知っとるよ!!今、ちょっとした小川の話題じゃないか。」
どうやら野中も知っていたようである。勿論小川の出身の彼が地元の情報を掴めていなければおかしいのだが。だがおかしいのはその部分ではなく野中の顔つきであった。鬼火の話をヒナがした途端、顔が少し青ばみ瞳は少し赤くなっていたのである。
「野中さん……?」
「あの鬼火はね……ヒナちゃん?わしの仕業だよ。わしがこの辺りをメインに鬼火を見せているんだよ……」
「野中さんの……仕業なの……?」
「知られてしまえばもう生かしちゃおけない。ヒナちゃん、短い付き合いだったけどもうお仕舞いだよ……」
…………敵・野中大輔
●和歌山県古座川町出身
●小川村自治会役員
●家族構成……妻、長男、次男、三男
野中は今までにない恐ろしい顔つきでヒナを睨み付けていたのである。
「僕は鬼火使いで『鬼火の舞』という特殊能力があるんだ。ホラ、校舎の周りを見てごらん!!」
「……!?いつの間に!?」
校舎のグランドの周りを鬼火が囲っていたのである。つまり、ヒナは逃げられないのである。鬼火は全て凶暴なモンスターのような顔になっている。
「僕のサポート鬼火を3体召喚する。彼らはなかなかの凶暴な鬼火だから君は簡単に倒せる。彼らを倒せなければ僕を倒すのは無理だなあ……」
「やるしかない……(ってしまった!!剣と防具は自宅だっ!!)」
「おやおや、武器がないんですね……これは不利だなあ。勝てないかもしれないよ。本当に準備の悪い子だなあ君は……」
するとヒナは野中の額に“W”という文字が浮かんでいるのが見えたようである。
「(たぶん……操られているわね……よし、私が野中さんを救うわっ!!)」
するとヒナは手を合わせて強く気を入れると身体に氷結の鎧が身に付き、氷結の剣も作り上げたのである。
「野中さん……これなら戦えるでしょう?」
「そうだな……やれっ!!わしの鬼火達よっ!!!」
猛獣のような顔をしている鬼火達は一斉にヒナに噛みついたのである。
“ガブッ!!”
“ガブッ!!”
“ガブッ!!”
「キャアアアアア!!」
腕や身体や足を噛まれてダメージを受けたヒナである。早速の攻撃を受けてヒナはダメージを少し負ってしまったのである。
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