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第16章・ステラガーデン編
更なる真実⑤
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ウィンガタウンにエネルギータンクの建設が決まって6年が経過した頃、スーザックの村の離れにある『スーザック集団墓地』にはある男性が墓参りに来ていたのである。一緒に来ていた当時21歳の竜太は休暇を利用して男性とスーザックに訪れていたのである。
「みなさんお久しぶりです。そしてマイさんに伝えてほしいのですが、何とか俺は頑張っています。少しずつ自分のやるべきことが順調に進んでいるように思います。」
「トシさん、マイさんって誰ですか?」
墓の前で呟く男性。それを聞いていた竜太は男性が出した名前の人物について尋ねると男性は快く答えたのであった。
「マイさんとは俺の母方のばあちゃんの名前だ。この墓は『古座山』家の代々の人が眠る場所だよ。ばあちゃんはうちの墓にいるからここじゃないけど不定期にこうやってばあちゃんのご先祖さんに挨拶しに来てるんだ。」
「本当に……トシさんは立派ですね。僕みたいに現状に不満を持っているやつには無いものを持って……」
「竜太君……大丈夫。君にも立派な“もの”はあるよ。まだその機会がないだけだよ。」
「そうですかね?トシさんの性格が羨ましいなあ。というよりトシさんに会ってから色々勉強させられたような気がします。僕は以前からエネルギータンクが必要だと思っていますけどトシさんの反対する主張を聞いていて色々な意見って大事だなあと思いました。それまでは反対派の意見には全く耳を貸しませんでしたから……」
「君がどのような意見を持とうが自由だが僕の主張を理解してくれるだけでも十分嬉しいよ。僕は未来のためにも自分の子や世界中の子供達の未来のためにも“伸び伸びできる”世界を作りたいんだ……」
「トシさん……」
…………………………
「まあ俺の思いはこんな感じかな。竜太君、誰にも内緒だよ!」
「はいっ!!」
すると男性は胸ポケットからあるものを取り出して竜太に渡したのであった。
「これは……何ですか?」
「これは将来、必ず君の力になるものだ……大切にしてくれよ。」
「…………ありがとうございます!!」
「さて、後で村の道場であれだな。君の剣術を今日も指導してあげるよ。今日は少し技術が高い技だから厳しくなるから覚悟しとけよ!!先に昼飯食べに行こうか!!」
笑顔で男性が言うと竜太は少し嫌そうな顔をしたのであった。
「指導は……つら~いけど……昼飯は行こーっ!!!」
「そんなこと言ってたら強くなれないぞっ!!!」
修行を少し嫌がる竜太に男性は笑いながら厳しく叱咤した。そして墓を後にして男性と竜太は村へと戻っていったのである。歩きながら男性は竜太に言う。
「竜太君、必ず君の力でこの世界やこの国を変える日がやって来るはずだ。だから諦めるなよ……」
「はい……必ず……その日まで自分を鍛えていきたいです。」
「そうだよ……その気持ちだよ。」
優しい表情で竜太の決意を聞く男性。しかし二人の会話を影から聞いていた人物がいたのである。
「(二人の会話はこの“セリフデジタルタンク(注1)”に収録したぞ……宇治橋様に報告しよう。)
」
この人物は宇治橋側の関係者らしく名前は『黒石慎太郎』という。どうやら二人の会話を墓からずっと収録していたのであった。
(注1……ボイスレコーダーのこと。)
「みなさんお久しぶりです。そしてマイさんに伝えてほしいのですが、何とか俺は頑張っています。少しずつ自分のやるべきことが順調に進んでいるように思います。」
「トシさん、マイさんって誰ですか?」
墓の前で呟く男性。それを聞いていた竜太は男性が出した名前の人物について尋ねると男性は快く答えたのであった。
「マイさんとは俺の母方のばあちゃんの名前だ。この墓は『古座山』家の代々の人が眠る場所だよ。ばあちゃんはうちの墓にいるからここじゃないけど不定期にこうやってばあちゃんのご先祖さんに挨拶しに来てるんだ。」
「本当に……トシさんは立派ですね。僕みたいに現状に不満を持っているやつには無いものを持って……」
「竜太君……大丈夫。君にも立派な“もの”はあるよ。まだその機会がないだけだよ。」
「そうですかね?トシさんの性格が羨ましいなあ。というよりトシさんに会ってから色々勉強させられたような気がします。僕は以前からエネルギータンクが必要だと思っていますけどトシさんの反対する主張を聞いていて色々な意見って大事だなあと思いました。それまでは反対派の意見には全く耳を貸しませんでしたから……」
「君がどのような意見を持とうが自由だが僕の主張を理解してくれるだけでも十分嬉しいよ。僕は未来のためにも自分の子や世界中の子供達の未来のためにも“伸び伸びできる”世界を作りたいんだ……」
「トシさん……」
…………………………
「まあ俺の思いはこんな感じかな。竜太君、誰にも内緒だよ!」
「はいっ!!」
すると男性は胸ポケットからあるものを取り出して竜太に渡したのであった。
「これは……何ですか?」
「これは将来、必ず君の力になるものだ……大切にしてくれよ。」
「…………ありがとうございます!!」
「さて、後で村の道場であれだな。君の剣術を今日も指導してあげるよ。今日は少し技術が高い技だから厳しくなるから覚悟しとけよ!!先に昼飯食べに行こうか!!」
笑顔で男性が言うと竜太は少し嫌そうな顔をしたのであった。
「指導は……つら~いけど……昼飯は行こーっ!!!」
「そんなこと言ってたら強くなれないぞっ!!!」
修行を少し嫌がる竜太に男性は笑いながら厳しく叱咤した。そして墓を後にして男性と竜太は村へと戻っていったのである。歩きながら男性は竜太に言う。
「竜太君、必ず君の力でこの世界やこの国を変える日がやって来るはずだ。だから諦めるなよ……」
「はい……必ず……その日まで自分を鍛えていきたいです。」
「そうだよ……その気持ちだよ。」
優しい表情で竜太の決意を聞く男性。しかし二人の会話を影から聞いていた人物がいたのである。
「(二人の会話はこの“セリフデジタルタンク(注1)”に収録したぞ……宇治橋様に報告しよう。)
」
この人物は宇治橋側の関係者らしく名前は『黒石慎太郎』という。どうやら二人の会話を墓からずっと収録していたのであった。
(注1……ボイスレコーダーのこと。)
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