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第16章・ステラガーデン編
闇の世界と“モルガナ女王妃の真実”④
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衝撃の事実を語ろうとする小伊霊だが竜太はなぜか顔をしかめながら聞こうとしていたのである。
「とにかく話せ。モルガナ女王妃の秘密とやらを……」
「ええ……話すわ。」
竜太は小伊霊が何かを言いたそうなのを気付いていたのか怖い表情で話をさせた。
「…………」
「実はね……モルガナ女王妃は御成婚前に革命軍の組織に所属していたことがあるの。」
「は?」
「ちょっと……“は”っていきなり何なのかしら?話せというから話したのに……まさか嘘だと思ってるのかしら?」
「詳しく話せ……」
モルガナ女王妃が革命軍……皆は驚くが竜太は疑問に感じていたのか厳しい表情をして聞いていた。
「分かったわ。これはモルガナ女王妃が20代前半の頃にドーリンでは革命軍組織が出来て“国を変える活動”をしていたの。もちろん悪い意味でね……そのときにモルガナ女王妃と思われる人がいたのよ……」
すると話を聞いていたベアトリクスは顔をしかめたのである。
「じゃあ……私の先祖の一人は革命家……だったの……?」
「おい、それはどこで聞いたんだ?」
「あら……疑うの?私の上司から聞いたのよ。」
「上司から……?誰だそいつは!?」
竜太は小伊霊の話を信用できないのか怒りの口調で問いただす。すると小伊霊からある人物の名前が出たのである。
「“黒ちゃん”よ……」
「黒ちゃん…………つまりあれか?あの黒石慎太郎のことか?」
竜太の表情はさらに目が釣り始め、歯をギシギシ鳴らし口調もさらに強くなったのである。
「貴様……あの男の手先か……どういう形式で話を聞いたかは知らないがあの男の手先なら話は早い……やつの場所を教えろ!!今からギャフンと言わせてやるから!!」
「ギャフンって……子供の喧嘩かしら?」
「違うな……“断末魔の叫び”さ……!!」
すると竜太は右手の人差し指を上に向けて差すと小伊霊を睨み付けたのである。
「嘘ばっかし垂れ流した罪は思い……覚悟せなあかんからな。お前も……黒石も……!!」
「やだ……その怒った顔……ワイルドね……」
「ケッ!!」
ワイルドだと言われた竜太は唾を吐いたのであった。だが竜太以外は詳細を語っていないにも関わらずモルガナを革命軍だと信じ込んでしまったのである。
「まさかモルガナさんが……」
「残念です……」
松浦は落胆し、ベアトリクスは少し涙を流していた。だが竜太は皆に一喝したのである。
「信じるな!!これは嘘だっ!!別の情報とすり替えられているだけだっ!!黒石は情報をすり替えるのは朝飯前の男だ!!」
「あんた……なかなか強いな。まあ俺はモルガナとやらが革命軍だろうがなんだろうが興味はねえ……」
「新平さん……あんたにゃ関係ねえけど俺らにはあるんですわ。理解していただければ幸いだが……」
「ああ……あんたを俺は気に入ったみたいだから理解してやるよ。」
「ありがとう……!!」
竜太は新平に軽く頭を下げると新平は少し竜太の方を向いてニヤッとしたのであった。
……一方、雨のスーザックの村道を傘を差して歩く先程の男性二人。まだ表情が堅かった高齢の男性を孫と思われる若い男性が心配していたのである。
「おじいちゃん……気にするなよ。これからなんとか……なるから……ね……!!」
「お前の言う通りになればいいが……必ずやつらはまた我々に何をしてくるか分からない……これ以上誰かを失いたくはないんじゃ……」
「おじいちゃん……」
「誰があいつを殺したか目処はついている。そしてそいつを倒すためにもまずは我が弟……“鳥海寺ライコウ”よ……お前を私の手で目を冷まさせる!!」
「…………」
男性の並々ならぬ決意を孫らしき男性は目を瞑りながら真剣な表情で聞いていたのであった。
…………次回は先週と今週にまたがるキャラクター紹介です。
「とにかく話せ。モルガナ女王妃の秘密とやらを……」
「ええ……話すわ。」
竜太は小伊霊が何かを言いたそうなのを気付いていたのか怖い表情で話をさせた。
「…………」
「実はね……モルガナ女王妃は御成婚前に革命軍の組織に所属していたことがあるの。」
「は?」
「ちょっと……“は”っていきなり何なのかしら?話せというから話したのに……まさか嘘だと思ってるのかしら?」
「詳しく話せ……」
モルガナ女王妃が革命軍……皆は驚くが竜太は疑問に感じていたのか厳しい表情をして聞いていた。
「分かったわ。これはモルガナ女王妃が20代前半の頃にドーリンでは革命軍組織が出来て“国を変える活動”をしていたの。もちろん悪い意味でね……そのときにモルガナ女王妃と思われる人がいたのよ……」
すると話を聞いていたベアトリクスは顔をしかめたのである。
「じゃあ……私の先祖の一人は革命家……だったの……?」
「おい、それはどこで聞いたんだ?」
「あら……疑うの?私の上司から聞いたのよ。」
「上司から……?誰だそいつは!?」
竜太は小伊霊の話を信用できないのか怒りの口調で問いただす。すると小伊霊からある人物の名前が出たのである。
「“黒ちゃん”よ……」
「黒ちゃん…………つまりあれか?あの黒石慎太郎のことか?」
竜太の表情はさらに目が釣り始め、歯をギシギシ鳴らし口調もさらに強くなったのである。
「貴様……あの男の手先か……どういう形式で話を聞いたかは知らないがあの男の手先なら話は早い……やつの場所を教えろ!!今からギャフンと言わせてやるから!!」
「ギャフンって……子供の喧嘩かしら?」
「違うな……“断末魔の叫び”さ……!!」
すると竜太は右手の人差し指を上に向けて差すと小伊霊を睨み付けたのである。
「嘘ばっかし垂れ流した罪は思い……覚悟せなあかんからな。お前も……黒石も……!!」
「やだ……その怒った顔……ワイルドね……」
「ケッ!!」
ワイルドだと言われた竜太は唾を吐いたのであった。だが竜太以外は詳細を語っていないにも関わらずモルガナを革命軍だと信じ込んでしまったのである。
「まさかモルガナさんが……」
「残念です……」
松浦は落胆し、ベアトリクスは少し涙を流していた。だが竜太は皆に一喝したのである。
「信じるな!!これは嘘だっ!!別の情報とすり替えられているだけだっ!!黒石は情報をすり替えるのは朝飯前の男だ!!」
「あんた……なかなか強いな。まあ俺はモルガナとやらが革命軍だろうがなんだろうが興味はねえ……」
「新平さん……あんたにゃ関係ねえけど俺らにはあるんですわ。理解していただければ幸いだが……」
「ああ……あんたを俺は気に入ったみたいだから理解してやるよ。」
「ありがとう……!!」
竜太は新平に軽く頭を下げると新平は少し竜太の方を向いてニヤッとしたのであった。
……一方、雨のスーザックの村道を傘を差して歩く先程の男性二人。まだ表情が堅かった高齢の男性を孫と思われる若い男性が心配していたのである。
「おじいちゃん……気にするなよ。これからなんとか……なるから……ね……!!」
「お前の言う通りになればいいが……必ずやつらはまた我々に何をしてくるか分からない……これ以上誰かを失いたくはないんじゃ……」
「おじいちゃん……」
「誰があいつを殺したか目処はついている。そしてそいつを倒すためにもまずは我が弟……“鳥海寺ライコウ”よ……お前を私の手で目を冷まさせる!!」
「…………」
男性の並々ならぬ決意を孫らしき男性は目を瞑りながら真剣な表情で聞いていたのであった。
…………次回は先週と今週にまたがるキャラクター紹介です。
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