ヒナの国造り

第１７章・ステラガーデン死刑台編

宇宙会食⑤～一州の問題発言～

　その頃、某所の会議室で会議が始まろうとしていたのであった。ところがその前に参加者の一人である新六に対して島崎が余計な発言をしたのである。


　「そういや新六さん、私は以前から気になっていたのですがあなたの外祖父の【木下きのしたデヘスース】氏は以前にリテンでやらかした・・・・・・・・・と聞いたことがあるのですが・・・」


　すると新六は島崎を睨み付けたのである。そして怒り口調で島崎に言う。


　「貴様！！私の身内の過去を掘り起こそうとしやがって！！貴様の方こそ大事件を起こした先代がいるだろう！？」


　「新六さん・・・それ以上言ったらあんたの子や孫が・・・」


　「自分がえげつない発言しておいて都合が悪くなれば私の身内を人質か。たちが悪いな！！」


　「まあこれが我々のやり方でして・・・(笑)」


　「それより私の孫である泰幸をあなどるなよ。島崎さんは知らないだろうが私譲りの賢さを持つ反面、とてつもない能力・・を持っているんだ。だが本人は知らんみたいではあるが。」


　「また孫自慢か(笑)。孫大好き芸人じゃないんですから・・・」


　「このやろう！！なめやが・・・」


　すると一州は二人の制止に入ったのである。


　「お二方、おやめなさい。これ以上喧嘩なんかしたら・・・」


　「！？」


　「！？」


　「ただじゃ済みませんからね！？」


　その時見せた一州の目が赤く光ったのであった。すこし怖じ気ついた二人は静かになっていた。


　「ではそろそろ会議を始めますが・・・まず衝撃発言かもしれませんが正直言ってこの会議はなんの意味もありません。」


　「は！？」


　「そりゃ問題発言だぞ！！なんのための会議だ！！？いい加減にしやがれ！！あとそれなら何のために我々を呼んだのだ！？」


　「・・・やはりこういう反応をされるのですね。・・・皆様、お静かに・・・・！！」


　再び目を赤く光らせると全員が黙った。


　「まあ今回の会議は今後の周参見野家とスペーシー家の今後について語り合いたいものでありまして・・・」


　「ならば確かに意味がないかもしれませんな。」


　「ですよ島崎さん。でも例の計画・・が成功すればここにいる皆様方にも恩恵はありますよ。」


　「ほぉ・・・」


　会議は順調に進むが一州の言う計画とは・・・？