放置した彼女は溺愛彼氏におしおきされたりする

プリオネ

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番外編「おいで、妖精さん」(※)

最終話 確固たる決意(※)

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「ひっ……!?」

ぬるりとした感覚。舌先が割れ目をなぞっている。私はまだ余韻に浸っている途中なのに、そんなのお構いなしだ。

「あっ……!やめ……っ」

「…君はさ、いじめるより、いじめられる方が似合ってるよ」

じゅるっと音を立てて、ハヤトが私の秘部を吸い上げる。

「はぁ……んっ!……いやっ……」

「僕さ、子供の頃に森で、妖精の大群に会った事があってね………」

ハヤトが私の、愛液にまみれた秘部を舐め回しながら話し始めた。息がかかる度にあそこがひくつく。

「あっ……!はぁ……んっ……」

「囲まれてしまって、その時の羽音がさ…トラウマなんだよ…」

ハヤトはそう言うと、尖らせた舌先を出し入れし始めた。

「あぁっ!!」

「何も出来なくてね…悔しかったんだ。でも今、僕はあいつらに勝った気分だよ………オリビアのおかげだ」

「ああぁっ!やっ!あぁっ!」

ハヤトは独り言のように喋りながら、私の弱点を的確に攻めてきた。昔を思い出しているのか、時々羽を強く握られる。

私はそんな彼に声をかける事も出来ない。ただただ、甘い声を上げるしかなかった。

「オリビア、君のおかげで、ようやく克服出来そうだよ」

「ああぁっ!はげしっ……んんっ!」

ハヤトは私の腰を掴んで引き寄せると、さらに激しく舌で中を掻き乱した。時折、敏感な芽を根元から先端へかけて弾かれると、背中が仰け反ってしまう。ハヤトの頭を押したいのに、縛られたままの手は動かせない。

「あぁっ……んっ……!!またイっ……ちゃう……っ!!」

「いいよ、好きなだけイきなよ」

「ふぅっ……んっ!んああっ!!」

ハヤトに促されて、私は二度目の絶頂を迎えた。頭が真っ白になって、何も考えられない。身体が小刻みに震えて、力が入らない。

「オリビア、気持ち良かった?」

私の頬を撫でながら聞いてくる。

「……んっ……きもちよかった……ぁっ……!」

「素直になったね。じゃあ、次は……………あ」

ハヤトが何かに気付いたように言葉を切った。窓の外を見ている。

「どうしたの……?」

つられてハヤトの視線の先を追うと、先程逃げたはずの妖精が窓に張り付いて、こちらを覗いていた。私は顔が熱くなるのを感じた。

ハヤトは私から体を離すと、服の袖で口を拭き、窓に近付いた。
躊躇無く開けて、妖精を部屋へ迎え入れた。え?大丈夫なの?

「やぁ、さっきはごめんね。おいで」

彼が指を差し出すと、その上に大人しく乗る。あ、あれ…?

「ハヤト…?怖くないの?」

「うん。もう大丈夫みたいだ」

「えぇ……?なんなのよ……」

あっという間に苦手を克服してしまったらしいハヤトに若干眉をひそめていると、彼は妖精を手に乗せたまま、私の方へ歩いてきた。そして、ベッドの前で立ち止まる。

「ごめんオリビア、君のお友達が来たから、続きはまた夜ね。勉強しよう」

***

私は腑に落ちない。つまらない。
あの後、ハヤトは私よりも妖精さんと仲良くなり始めてしまった。彼女に驚かせたお詫びにと、花火の魔法を見せて、喜ばせていた。もう彼の怖がる顔が見られないと思うと、たまらなく悔しい。

でも、今後どんなにあの人の弱みを握れる時が来ても、彼をからかうような事は絶対にしないと決めた。あの夜、勉強が終わって彼女が帰った後に、そそくさと着替えて帰ろうとした私を捕まえて本当に続きを始めてしまった。
一晩中地獄の快楽を与えられ続けて、私は、この男だけは敵に回してはいけないと心に誓った。

2度目の妖精との触れ合い実習が始まる。
妖精たちが虹色の羽をはばたかせる姿を見る度に、私はあの日の事を思い出してしまい、恥ずかしくて仕方がない。

反対にハヤトは、あの怖がりようはなんだったのかと言いたくなるほど、涼しい顔で彼女たちと上手に遊んでいる。悔しいけど、本当に克服してしまった彼を、さすがだと思ってしまう。

やがて私と初めて友達になってくれたピンク色のドレスを着た妖精を見つけて、彼は声をかけた。




「やぁ、この前はありがとう。おいで、オリ……………妖精さん」







    終わり
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