34 / 35
番外編「おいで、妖精さん」(※)
最終話 確固たる決意(※)
しおりを挟む「ひっ……!?」
ぬるりとした感覚。舌先が割れ目をなぞっている。私はまだ余韻に浸っている途中なのに、そんなのお構いなしだ。
「あっ……!やめ……っ」
「…君はさ、いじめるより、いじめられる方が似合ってるよ」
じゅるっと音を立てて、ハヤトが私の秘部を吸い上げる。
「はぁ……んっ!……いやっ……」
「僕さ、子供の頃に森で、妖精の大群に会った事があってね………」
ハヤトが私の、愛液にまみれた秘部を舐め回しながら話し始めた。息がかかる度にあそこがひくつく。
「あっ……!はぁ……んっ……」
「囲まれてしまって、その時の羽音がさ…トラウマなんだよ…」
ハヤトはそう言うと、尖らせた舌先を出し入れし始めた。
「あぁっ!!」
「何も出来なくてね…悔しかったんだ。でも今、僕はあいつらに勝った気分だよ………オリビアのおかげだ」
「ああぁっ!やっ!あぁっ!」
ハヤトは独り言のように喋りながら、私の弱点を的確に攻めてきた。昔を思い出しているのか、時々羽を強く握られる。
私はそんな彼に声をかける事も出来ない。ただただ、甘い声を上げるしかなかった。
「オリビア、君のおかげで、ようやく克服出来そうだよ」
「ああぁっ!はげしっ……んんっ!」
ハヤトは私の腰を掴んで引き寄せると、さらに激しく舌で中を掻き乱した。時折、敏感な芽を根元から先端へかけて弾かれると、背中が仰け反ってしまう。ハヤトの頭を押したいのに、縛られたままの手は動かせない。
「あぁっ……んっ……!!またイっ……ちゃう……っ!!」
「いいよ、好きなだけイきなよ」
「ふぅっ……んっ!んああっ!!」
ハヤトに促されて、私は二度目の絶頂を迎えた。頭が真っ白になって、何も考えられない。身体が小刻みに震えて、力が入らない。
「オリビア、気持ち良かった?」
私の頬を撫でながら聞いてくる。
「……んっ……きもちよかった……ぁっ……!」
「素直になったね。じゃあ、次は……………あ」
ハヤトが何かに気付いたように言葉を切った。窓の外を見ている。
「どうしたの……?」
つられてハヤトの視線の先を追うと、先程逃げたはずの妖精が窓に張り付いて、こちらを覗いていた。私は顔が熱くなるのを感じた。
ハヤトは私から体を離すと、服の袖で口を拭き、窓に近付いた。
躊躇無く開けて、妖精を部屋へ迎え入れた。え?大丈夫なの?
「やぁ、さっきはごめんね。おいで」
彼が指を差し出すと、その上に大人しく乗る。あ、あれ…?
「ハヤト…?怖くないの?」
「うん。もう大丈夫みたいだ」
「えぇ……?なんなのよ……」
あっという間に苦手を克服してしまったらしいハヤトに若干眉をひそめていると、彼は妖精を手に乗せたまま、私の方へ歩いてきた。そして、ベッドの前で立ち止まる。
「ごめんオリビア、君のお友達が来たから、続きはまた夜ね。勉強しよう」
***
私は腑に落ちない。つまらない。
あの後、ハヤトは私よりも妖精さんと仲良くなり始めてしまった。彼女に驚かせたお詫びにと、花火の魔法を見せて、喜ばせていた。もう彼の怖がる顔が見られないと思うと、たまらなく悔しい。
でも、今後どんなにあの人の弱みを握れる時が来ても、彼をからかうような事は絶対にしないと決めた。あの夜、勉強が終わって彼女が帰った後に、そそくさと着替えて帰ろうとした私を捕まえて本当に続きを始めてしまった。
一晩中地獄の快楽を与えられ続けて、私は、この男だけは敵に回してはいけないと心に誓った。
2度目の妖精との触れ合い実習が始まる。
妖精たちが虹色の羽をはばたかせる姿を見る度に、私はあの日の事を思い出してしまい、恥ずかしくて仕方がない。
反対にハヤトは、あの怖がりようはなんだったのかと言いたくなるほど、涼しい顔で彼女たちと上手に遊んでいる。悔しいけど、本当に克服してしまった彼を、さすがだと思ってしまう。
やがて私と初めて友達になってくれたピンク色のドレスを着た妖精を見つけて、彼は声をかけた。
「やぁ、この前はありがとう。おいで、オリ……………妖精さん」
終わり
1
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる