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第4章 深い森に迷う二人の姉
第226話 木の町
日が傾き夕暮れに照らされる深い森。グレンとクレアを乗せた列車は森の中を進んでいた。列車の前方に巨大な木が見えて来た。木は背が高く山のように巨大で幹の太さは一国の城のように太い。線路はせり上がり巨木の幹へ向かって伸びていた。この巨木はデオデフの木という。
「うん!?」
「ディープスグランに着いたみたいですね」
窓の外が真っ暗になり車内の魔導灯がついた。線路は幹に開いた穴へと伸び、列車は吸い込まれるようにして木の中へと入った。頑強な巨木は硬く強固な幹を持つが、表面にいくつか穴が開き中は空洞になっている。ディープスグランの駅はデオデフの木の中に作られていた。
明るく開けたドーム状の天井をもつ駅へと列車は入って来て停車した。グレンとクレアは立ち上がり列車から降りた。木製の床を持つホームに降り立ってグレンは勢いよく両手を伸ばして背伸びをする。
「ふいいい!!! いやあ。速いけど船と違って疲れるな」
「ずっと座りっぱなしですからね」
一緒に降りたったクレアも同じように背伸びをする。二十時間以上座っていた二人はこわばった体を伸ばす。
「天井のあれは……」
背伸びと同時に天井を見上げた、グレンにたくさんの竹で編まれた籠がつるされているのが見えた。横のクレアも天井を見上げると彼女は口を開いた。
「あぁ。天灯虫さんですね。深層の大森林にいる大きな蛍です。この町では天灯虫さんを飼育して魔導灯の代わりにしているんですよ」
「へぇ」
うなずいてずっと籠を見つめるグレンだった。籠の中には天灯虫という蛍が飼育されており灯りの代わりだという。薄い緑の優しい光は照らす天井は星空のようになっていた。
「さぁ。行きましょうか。乗り降りの邪魔になりますから」
「えっ!? あぁそうだな」
グレンとクレアは歩き出した。二人の周りではたくさんの人が行き交っていた。ディープスグランは現在の大陸鉄道の起点のような駅であり、東西南北へ線路が伸びており巨大で乗降客は多い。
二人はホームの端にある扉を開け駅舎へ入る。グレースで見た時と同じようにエル字型のカウンターに制服を着た係員が居てベンチが並んでいる。
駅舎から出ると二人の前は木目調の道が伸びている。
「ディープスグラン駅はこの森で一番大きいデオデフの木である”マザーツリー”に作られてます」
上を指すクレアだった。上を向いたグレンに駅のホームと同じように吊るされた籠が見えた。
「話には聞いてたけど…… でも昼と夜が分かりづらそう……」
「ふふ。そうですね。天灯虫さんは夜の方が光りますからね」
クレアの言う通りディープスグランの駅はデオデフの木の中に作られている。
「駅以外も木の中にあるんだよな」
「はい。マザーツリーの周りにあるデオデフの木にありますよ」
ディープスグランの町は駅がある、マザーツリーを囲むように生える、三本のデオデフの木の中に町が作られていた。
「冒険者ギルドはえっと……」
「フィエロ区ですね。移動は……」
ディープスグランの町は四本デオデフの木に出来た町だ。中心にあるのはマザーツリー、そこから北西にフィエロ、東にガイエル、南東にリエラという名前の木がありそれぞれ名前で呼ばれている。マザーツリーは駅であり、フィエロは各ギルドや教会などが集まっている、ガイエルとリエラは店舗や住居が多い。特にリエラは展望台などがある観光業も盛んだ。ちなみにフィエロ、ガイエル、リエラは女神アーリアに仕える大天使の名前である。
「魔導ゴンドラか空中歩道ですねぇ」
ディープスグランの各町の移動は魔導ゴンドラか空中歩道のどちらかとなる。魔導ゴンドラは魔力誘導により短距離飛行をするゴンドラで町がある木の間を移動できる。空中歩道は文字通り町と町の間を結ぶつり橋のような歩道である。どちらでもグレンはよかったが、歩くのが面倒なので座って行けるゴンドラを提案しようと口を開く。
「じゃあゴンド……」
「空中歩道にしましょう! お金がかからないですからね」
「えっ!? あぁ。わかった」
「じゃあ行きますよ!!」
魔導ゴンドラとグレンが言い切る前に、クレアは空中散歩にしようと提案して決めてしまった。クレアはグレンの手をつかんで引っ張っていくのだった。
通りを歩く二人の正面に木の壁がある。壁には足場と土台が組まれその上に家が建って並んでいる。
「壁に沿って家が建てられているんだな」
「大きな木ですがさすがに狭いですからね。ロボイセみたいですね」
「そうだな」
壁に近づくと木製の階段が見えて来る。階段は建物が建つ土台へと上がるための物だ。階段をまじまじと見つめ踏みしめるようにして上っていたグレンが口を開く。
「これってやっぱりこの木を削って作ったのかな?」
「いえ。デオデフの木は硬くて加工には向かないんですよ。他から木を伐り出して運び込んだんです」
「へぇ…… まぁあれか材料は森に腐るほどたくさんあるもんな」
振り向いて町を見ながらつぶやくグレンだった。階段を上り切ったグレンとクレア、木製の家が木の壁に沿うようにして作られ、家の前は五メートルほど幅の道が出来ていた。
「あれは……」
道の先を見つめていたグレンが何かに気づいた。彼の視線の先には看板が見えた、看板は棒に四角い板がついたバス停のようだった。看板は二十メートルほど離れて二つ並んで、前には観光客や商人などが並んでいた。
「あれは魔導ゴンドラの停留所ですね。手前がフィエロ区行きで奥がリエラ区行きですね」
「へぇ…… あっ!?」
停留所を見つめていたグレン、そこへ前からゴンドラがやって来た。真っ黒な細長いゴンドラがすっと停留所へ停まった。ゴンドラは長く二名がけの席が四つ並び、船尾には黄緑色の制服を着てオールを持つ女性が乗っていた。女性は銀色の腰までの長いストレートの髪に赤い瞳にぱっちりとした目を持つ美しいエルフだった。彼女が着ている制服は冒険者ギルドの制服に酷似し、違うのは色とタイトスカートの裾が足首までと長く太もも上までスリットが入っていることだった。女性は優雅にオールを操作してゴンドラを停止させるとにっこりと並んでいたいた客にほほ笑む。
「いらっしゃいませ…… どうぞ」
女性はゴンドラから降りて停留所の前に立つと、手を差し出し一人ずつ丁寧にゴンドラに乗せていく。グレンとクレアは歩いてゴンドラの横を通過していく。グレンは歩きながら横目でゴンドラの様子を覗いていた。
「申し訳ありません。すぐに次のゴンドラが参りますのでお待ちください」
ゴンドラの席が埋まると乗れなかった乗客に丁寧に謝罪するとまたゴンドラの船尾に立った。女性がそっとオールで空を漕ぐような仕草をするとゆっくりとゴンドラが動き出した。
ゴンドラはゆっくりとグレン達に向かって来て横を通り過ぎていく。
「マザーツリーは樹齢一万年ともいわれる古木で……」
すれ違うグレンの目に優雅にオールで漕ぎながら笑顔で話をしている女性が見える。彼は美しいその姿に目を奪われ歩く足を止めた。
「あれは……」
「大樹案内人ですね。魔導ゴンドラの乗務員であり利用する観光客の案内もしてくれるんですよ」
「へぇ。そっそんなのがあるんだ……」
わざとらしく興味なさげな様子で答え、グレンは振り返り横目で確認するようにゴンドラを漕ぐ女性を見てすぐに前を向いた真面目な顔をする。ただ、彼の頬をわずかに赤くなり目は嬉しそうに輝いている。そんな義弟を見逃すほど義姉の目は甘くない。眉間にシワを寄せたクレアはグレンの前に立って顔を覗き込む。
「グレン君!!!」
「わっ!? なっなんだよ……」
いきなりクレアの顔が目の前に来て驚くグレンだった。クレアは目に涙をためジッと彼を見つめている。
「今あの人に見とれてませんでした?」
「えっ!? あっ…… さぁ!? なんのこと? さぁ。歩道に行こうぜ!」
必死に言い訳をしてごまかしてグレンはクレアをかわして前に進みだした。不服そうに口を尖らせクレアは腕を組み彼の背中を睨みつける。
「バカ…… 嫌いです」
つぶやいたクレアはグレンの背中を睨みながら付いて行くのだった。
「うん!?」
「ディープスグランに着いたみたいですね」
窓の外が真っ暗になり車内の魔導灯がついた。線路は幹に開いた穴へと伸び、列車は吸い込まれるようにして木の中へと入った。頑強な巨木は硬く強固な幹を持つが、表面にいくつか穴が開き中は空洞になっている。ディープスグランの駅はデオデフの木の中に作られていた。
明るく開けたドーム状の天井をもつ駅へと列車は入って来て停車した。グレンとクレアは立ち上がり列車から降りた。木製の床を持つホームに降り立ってグレンは勢いよく両手を伸ばして背伸びをする。
「ふいいい!!! いやあ。速いけど船と違って疲れるな」
「ずっと座りっぱなしですからね」
一緒に降りたったクレアも同じように背伸びをする。二十時間以上座っていた二人はこわばった体を伸ばす。
「天井のあれは……」
背伸びと同時に天井を見上げた、グレンにたくさんの竹で編まれた籠がつるされているのが見えた。横のクレアも天井を見上げると彼女は口を開いた。
「あぁ。天灯虫さんですね。深層の大森林にいる大きな蛍です。この町では天灯虫さんを飼育して魔導灯の代わりにしているんですよ」
「へぇ」
うなずいてずっと籠を見つめるグレンだった。籠の中には天灯虫という蛍が飼育されており灯りの代わりだという。薄い緑の優しい光は照らす天井は星空のようになっていた。
「さぁ。行きましょうか。乗り降りの邪魔になりますから」
「えっ!? あぁそうだな」
グレンとクレアは歩き出した。二人の周りではたくさんの人が行き交っていた。ディープスグランは現在の大陸鉄道の起点のような駅であり、東西南北へ線路が伸びており巨大で乗降客は多い。
二人はホームの端にある扉を開け駅舎へ入る。グレースで見た時と同じようにエル字型のカウンターに制服を着た係員が居てベンチが並んでいる。
駅舎から出ると二人の前は木目調の道が伸びている。
「ディープスグラン駅はこの森で一番大きいデオデフの木である”マザーツリー”に作られてます」
上を指すクレアだった。上を向いたグレンに駅のホームと同じように吊るされた籠が見えた。
「話には聞いてたけど…… でも昼と夜が分かりづらそう……」
「ふふ。そうですね。天灯虫さんは夜の方が光りますからね」
クレアの言う通りディープスグランの駅はデオデフの木の中に作られている。
「駅以外も木の中にあるんだよな」
「はい。マザーツリーの周りにあるデオデフの木にありますよ」
ディープスグランの町は駅がある、マザーツリーを囲むように生える、三本のデオデフの木の中に町が作られていた。
「冒険者ギルドはえっと……」
「フィエロ区ですね。移動は……」
ディープスグランの町は四本デオデフの木に出来た町だ。中心にあるのはマザーツリー、そこから北西にフィエロ、東にガイエル、南東にリエラという名前の木がありそれぞれ名前で呼ばれている。マザーツリーは駅であり、フィエロは各ギルドや教会などが集まっている、ガイエルとリエラは店舗や住居が多い。特にリエラは展望台などがある観光業も盛んだ。ちなみにフィエロ、ガイエル、リエラは女神アーリアに仕える大天使の名前である。
「魔導ゴンドラか空中歩道ですねぇ」
ディープスグランの各町の移動は魔導ゴンドラか空中歩道のどちらかとなる。魔導ゴンドラは魔力誘導により短距離飛行をするゴンドラで町がある木の間を移動できる。空中歩道は文字通り町と町の間を結ぶつり橋のような歩道である。どちらでもグレンはよかったが、歩くのが面倒なので座って行けるゴンドラを提案しようと口を開く。
「じゃあゴンド……」
「空中歩道にしましょう! お金がかからないですからね」
「えっ!? あぁ。わかった」
「じゃあ行きますよ!!」
魔導ゴンドラとグレンが言い切る前に、クレアは空中散歩にしようと提案して決めてしまった。クレアはグレンの手をつかんで引っ張っていくのだった。
通りを歩く二人の正面に木の壁がある。壁には足場と土台が組まれその上に家が建って並んでいる。
「壁に沿って家が建てられているんだな」
「大きな木ですがさすがに狭いですからね。ロボイセみたいですね」
「そうだな」
壁に近づくと木製の階段が見えて来る。階段は建物が建つ土台へと上がるための物だ。階段をまじまじと見つめ踏みしめるようにして上っていたグレンが口を開く。
「これってやっぱりこの木を削って作ったのかな?」
「いえ。デオデフの木は硬くて加工には向かないんですよ。他から木を伐り出して運び込んだんです」
「へぇ…… まぁあれか材料は森に腐るほどたくさんあるもんな」
振り向いて町を見ながらつぶやくグレンだった。階段を上り切ったグレンとクレア、木製の家が木の壁に沿うようにして作られ、家の前は五メートルほど幅の道が出来ていた。
「あれは……」
道の先を見つめていたグレンが何かに気づいた。彼の視線の先には看板が見えた、看板は棒に四角い板がついたバス停のようだった。看板は二十メートルほど離れて二つ並んで、前には観光客や商人などが並んでいた。
「あれは魔導ゴンドラの停留所ですね。手前がフィエロ区行きで奥がリエラ区行きですね」
「へぇ…… あっ!?」
停留所を見つめていたグレン、そこへ前からゴンドラがやって来た。真っ黒な細長いゴンドラがすっと停留所へ停まった。ゴンドラは長く二名がけの席が四つ並び、船尾には黄緑色の制服を着てオールを持つ女性が乗っていた。女性は銀色の腰までの長いストレートの髪に赤い瞳にぱっちりとした目を持つ美しいエルフだった。彼女が着ている制服は冒険者ギルドの制服に酷似し、違うのは色とタイトスカートの裾が足首までと長く太もも上までスリットが入っていることだった。女性は優雅にオールを操作してゴンドラを停止させるとにっこりと並んでいたいた客にほほ笑む。
「いらっしゃいませ…… どうぞ」
女性はゴンドラから降りて停留所の前に立つと、手を差し出し一人ずつ丁寧にゴンドラに乗せていく。グレンとクレアは歩いてゴンドラの横を通過していく。グレンは歩きながら横目でゴンドラの様子を覗いていた。
「申し訳ありません。すぐに次のゴンドラが参りますのでお待ちください」
ゴンドラの席が埋まると乗れなかった乗客に丁寧に謝罪するとまたゴンドラの船尾に立った。女性がそっとオールで空を漕ぐような仕草をするとゆっくりとゴンドラが動き出した。
ゴンドラはゆっくりとグレン達に向かって来て横を通り過ぎていく。
「マザーツリーは樹齢一万年ともいわれる古木で……」
すれ違うグレンの目に優雅にオールで漕ぎながら笑顔で話をしている女性が見える。彼は美しいその姿に目を奪われ歩く足を止めた。
「あれは……」
「大樹案内人ですね。魔導ゴンドラの乗務員であり利用する観光客の案内もしてくれるんですよ」
「へぇ。そっそんなのがあるんだ……」
わざとらしく興味なさげな様子で答え、グレンは振り返り横目で確認するようにゴンドラを漕ぐ女性を見てすぐに前を向いた真面目な顔をする。ただ、彼の頬をわずかに赤くなり目は嬉しそうに輝いている。そんな義弟を見逃すほど義姉の目は甘くない。眉間にシワを寄せたクレアはグレンの前に立って顔を覗き込む。
「グレン君!!!」
「わっ!? なっなんだよ……」
いきなりクレアの顔が目の前に来て驚くグレンだった。クレアは目に涙をためジッと彼を見つめている。
「今あの人に見とれてませんでした?」
「えっ!? あっ…… さぁ!? なんのこと? さぁ。歩道に行こうぜ!」
必死に言い訳をしてごまかしてグレンはクレアをかわして前に進みだした。不服そうに口を尖らせクレアは腕を組み彼の背中を睨みつける。
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※1話1500文字くらいで書いております