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第4章 深い森に迷う二人の姉
第258話 裏と表
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穏やかな平原に伸びる街道。
豪勢な馬車を青い鎧に身を包んだ五十騎の神聖騎士が囲んでいる。神聖騎士の後には二百人の歩兵が続いている。街道の先には巨大な城壁に囲まれた都市が見える。平原にたたずむ円形の大都市はカイノプス共和国の首都ギントだ。街道を進む馬車にはクレア、ウォルフ、ジーガーが座っている。
「私のために…… こんなに人が……」
「どこかの王女みたいだな」
「そっそんな……」
にこやかに笑うウォルフと違い、窓の外に映る神聖騎士達を見つめ不安な表情を浮かべるクレアだった。クレアの様子を見た対面に座るジーガーが優しく声をかける。
「よいのですよ。あなたはそれだけの才能をお持ちだ。それにこれからの過酷な旅を考えればこれくらいのもてなしでは足りません」
「でっでも…… 私は……」
クレアはうつむいてしまった。ジーガーはクレアにこれ以上何かを言えば良いのか困った様子で小さく息を吐き、彼の隣に座るウォルフは心配そうにクレアを見つめていた。
この時点でクレアは村の自警団を手伝い始めて剣を握ったのは一週間の少女だ、いきなり勇者候補と言われたくさんの護衛に囲まれれば恐縮するの無理もなかった。
馬車は静かに首都ギントの中へ向かう。賑わう町や石造りの綺麗な町並みが窓に映るがクレアは景色を楽しむ気分ではなかった。
ギントの中心に大聖堂へと馬車はやって来た。二本の尖塔が挟まれたような巨大な聖堂の入り口には五人の神聖騎士が立って警備している。普段は開放されている大聖堂だが聖女オフィーリアが滞在しているため区画ごと神聖騎士が閉鎖しているのだ。馬車は大聖堂の前に停まった。
「この中にオフィーリア様が…… さぁ行こう。クレア」
大聖堂の扉の前で勇んで声をあげるウォルフだった。しかし、彼の前にジーガーが立って頭を下げた。
「申し訳ない。いまオフィーリア様に謁見できるのは勇者候補と各国の要人のみなのだ。遠慮してください」
「なっ!? うぅ…… わかりました」
悔しそうに扉からウォルフは顔を背けた。目を鋭くした彼はどことなくクレアを睨みつけているように見えた。緊張したクレアは彼の視線には気づいていなかった。
扉がゆっくりと開きへ大聖堂の中へジーガーに連れられクレアが入っていく。彼女の背中をウォルフは黙って見つめていた。
綺麗な石が敷き詰められた床に差し込んだ日の光がステンドグラスの色を照らす。広い聖堂の中央に真っ白なローブに長い帽子を被った少女が立って居た。すらっとした細く高い鼻に長く輝くような、黒髪に濃い茶色のぱっちりとした目をしてピンクのぷっくりとした唇の美少女だった。彼女がアーリア教会の聖女オフィーリアだ。当時の年齢は十四歳だ。
ジーガーとクレアはオリビアの手前まで歩いて来た。ジーガーがすっと膝をつくとクレアも彼の真似をする。
オフィーリアはクレアの前に立って優しくほほ笑む。
「よく来てくれました。私はオフィーリアと申します。主に導かれアーリア教の聖女を務めております」
「クックレア…… です。お目にかかれて光栄です……」
「ふふふ」
緊張してクレアは普段ウォルフが、オフィーリアに会った時に話そうと言っていた言葉を口走った。オフィーリアはクレアの前にしゃがむと両手を広げ彼女を優しく抱きしめた。
「これからあなたには魔王軍との戦いに赴いてもらいます。辛く長い戦いになるでしょう…… あなたのような小さな子まで戦いに巻き込むような事態になってしまい申し訳ありません」
クレアを抱きしめ耳元で声をかけるオフィーリアだった。彼女の手は震え目は涙で潤んでいた。
「あっありがとうございます……」
背中に回されたオフィーリアの腕をつかんで礼を言うクレアだった。オフィーリアは顔をはなしクレアを見てにっこりと微笑んだ。クレアは優しい母のような、オフィーリアの笑顔に照らされ村を離れてからの不安が消えていくのを感じていた。
オフィーリアは静かに立ち上がりジーガーに顔を向けた。
「ジーガー様…… 彼女の特殊能力は聖剣大師でよろしいのですね?」
「はい。開花して間もないですが強い光を放っており第一級の実力を秘めております」
「わかりました…… 上級勇者候補として記録しましょう」
次にオフィーリアはクレアに顔を向けた。クレアは彼女の顔を見て気を引き締めた。先ほどまで優しく母のようなオフィーリアは凛としていた。オフィーリアが醸しだす張り詰めた雰囲気は戦場の指揮官を思い起こさせる。
「クレアさん…… まずはカイノプス共和国に居る魔王軍の掃討をお願いします。いずれガルバルディア帝国からあなたに聖剣リオールの使用許可もでましょう…… でも……」
オフィーリアはクレアに視線を向けた。彼女の視線に映るのは、慣れない場所と急な話に戸惑いが隠せずに怯えているか弱い少女だった。
「クロースとオリビアはここに?」
「はっ!? これからガンダロフ、プリミアと共に旅立つ準備を……」
「では…… クレアも彼らと一緒に行くように手配をしてください。年も近いですからね」
「はっ!!」
オフィーリアはジーガーに指示を送った。
ガンダロフはガルバルディア帝国所属の男性騎士だ。ちなみにルドルフの従兄に当たる。プリミアはエルフの女性魔法使いだった。二人は共に後の戦いで命を落としている。
「あなたと一緒に旅をする仲間を後で連れていくようにします」
「えっ!? わっわかりました」
「では今日は宿を手配してありますのでゆっくりしてください」
「あっありがとうございます」
顔をクレアに向けたジーガーが立つように手で合図を送った。クレアは立ち上がり頭を下げた。ジーガーに連れられクレアは聖堂の入口に向かう。
オフィーリアはクレアを見送ろうと後に続く。勇者候補と謁見した後に聖女が見送るのは風習である。聖堂を守る神聖騎士が扉を開けた。ジーガーがクレアが外に出て、続いて見送ろうとオフィーリアが続いて聖堂から姿を現す。
「オフィーリア様!!!」
「こら!! 勝手に話しかけるな!」
ウォルフがオフィーリアに声をかけ警備の神聖騎士が彼を止めた。
「彼は?」
「はい……」
「そうですか…… ふふ」
ジーガーがオフィーリアに耳打ちをした。彼女は話を聞いてにっこりと微笑んだ。オフィーリアは前に出た神聖騎士が彼女の前を開ける。ゆっくりとオフィーリアはウォルフに歩み寄り彼の手をつかんだ。ウォルフの顔を真っ赤になり目を輝かせた。
「あなた立派な騎士のようですね…… これからも彼女を支えてもらえますか?」
「えっ!? はっはい! ありがとうございます!」
「ふふふ。よろしく頼みましたよ」
背筋をただし返事をするウォルフだった。彼の返事を聞いたオフィーリアは優しくほほ笑んで手を外した。
「では、こちらの二人を宿へ案内してください」
神聖騎士に指示を出すオフィーリアだった。二人は神聖騎士に連れられ宿へ向かうのだった。
「あの者は勇者候補ではございませんよ…… よろしいのですか?」
「第一勇者候補を守る盾はいくつあっても良いのです。あなたの娘も…… ご友人も……」
「はい…… 嫌な時代ですね」
神聖騎士に連れて行かれる二人の背中を寂しそうに見つめるオフィーリアだった。横で渋い顔でジーガーが返事をするのだった。オフィーリアと出会いウォルフは積極的にクレア達の旅を支援した。自警団の一人として魔物や盗賊と戦った彼の経験はクレアたちの大きな助けとなった。
だが…… 一年ほど後。
ここはカイノプス共和国の港町グレンドール、クレア達は魔王軍に支配された町を解放しに来ていた。鉄の鎧に身を包んだオリビアが叫ぶ。
「クレア! そっちに行ったぞ!!」
「はっ!!!」
「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
漆黒の鎧に身を包んだオークの胸をクレアの剣が貫いた。クレアは左手を前にだし剣を抜く。赤黒い血がクレアの剣の刀身から地面へと滴り落ちていく。
「ウォルフさんが…… クレア!」
クロースの声が聞こえた。倒れたオークから十メートルほど離れた場所でウォルフは倒れていた。彼の体には刀傷がいくつも出来ていた。クレアはウォルフの元へと駆けつけ彼の横にしゃがむ。
「クッ!」
「ウォルフ兄さん動かないで! ヒールビッグシスターハンド!!」
クレアの左手が緑に光りウォルフの体を照らす。ウォルフの傷が徐々に癒えていく。傷が回復し動けるようになるとウォルフは悔しそうに拳を握っていた。
わずか一年の間に特殊能力を開花させ経験をつんだクレア達と、ウォルフの実力はかなり離れていた。ウォルフの経験は旅立った当初は有意義だったが、半年もすると全てクレア達に吸収され彼はいつしかパーティで足を引っ張る存在へと変わっていた。
豪勢な馬車を青い鎧に身を包んだ五十騎の神聖騎士が囲んでいる。神聖騎士の後には二百人の歩兵が続いている。街道の先には巨大な城壁に囲まれた都市が見える。平原にたたずむ円形の大都市はカイノプス共和国の首都ギントだ。街道を進む馬車にはクレア、ウォルフ、ジーガーが座っている。
「私のために…… こんなに人が……」
「どこかの王女みたいだな」
「そっそんな……」
にこやかに笑うウォルフと違い、窓の外に映る神聖騎士達を見つめ不安な表情を浮かべるクレアだった。クレアの様子を見た対面に座るジーガーが優しく声をかける。
「よいのですよ。あなたはそれだけの才能をお持ちだ。それにこれからの過酷な旅を考えればこれくらいのもてなしでは足りません」
「でっでも…… 私は……」
クレアはうつむいてしまった。ジーガーはクレアにこれ以上何かを言えば良いのか困った様子で小さく息を吐き、彼の隣に座るウォルフは心配そうにクレアを見つめていた。
この時点でクレアは村の自警団を手伝い始めて剣を握ったのは一週間の少女だ、いきなり勇者候補と言われたくさんの護衛に囲まれれば恐縮するの無理もなかった。
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ギントの中心に大聖堂へと馬車はやって来た。二本の尖塔が挟まれたような巨大な聖堂の入り口には五人の神聖騎士が立って警備している。普段は開放されている大聖堂だが聖女オフィーリアが滞在しているため区画ごと神聖騎士が閉鎖しているのだ。馬車は大聖堂の前に停まった。
「この中にオフィーリア様が…… さぁ行こう。クレア」
大聖堂の扉の前で勇んで声をあげるウォルフだった。しかし、彼の前にジーガーが立って頭を下げた。
「申し訳ない。いまオフィーリア様に謁見できるのは勇者候補と各国の要人のみなのだ。遠慮してください」
「なっ!? うぅ…… わかりました」
悔しそうに扉からウォルフは顔を背けた。目を鋭くした彼はどことなくクレアを睨みつけているように見えた。緊張したクレアは彼の視線には気づいていなかった。
扉がゆっくりと開きへ大聖堂の中へジーガーに連れられクレアが入っていく。彼女の背中をウォルフは黙って見つめていた。
綺麗な石が敷き詰められた床に差し込んだ日の光がステンドグラスの色を照らす。広い聖堂の中央に真っ白なローブに長い帽子を被った少女が立って居た。すらっとした細く高い鼻に長く輝くような、黒髪に濃い茶色のぱっちりとした目をしてピンクのぷっくりとした唇の美少女だった。彼女がアーリア教会の聖女オフィーリアだ。当時の年齢は十四歳だ。
ジーガーとクレアはオリビアの手前まで歩いて来た。ジーガーがすっと膝をつくとクレアも彼の真似をする。
オフィーリアはクレアの前に立って優しくほほ笑む。
「よく来てくれました。私はオフィーリアと申します。主に導かれアーリア教の聖女を務めております」
「クックレア…… です。お目にかかれて光栄です……」
「ふふふ」
緊張してクレアは普段ウォルフが、オフィーリアに会った時に話そうと言っていた言葉を口走った。オフィーリアはクレアの前にしゃがむと両手を広げ彼女を優しく抱きしめた。
「これからあなたには魔王軍との戦いに赴いてもらいます。辛く長い戦いになるでしょう…… あなたのような小さな子まで戦いに巻き込むような事態になってしまい申し訳ありません」
クレアを抱きしめ耳元で声をかけるオフィーリアだった。彼女の手は震え目は涙で潤んでいた。
「あっありがとうございます……」
背中に回されたオフィーリアの腕をつかんで礼を言うクレアだった。オフィーリアは顔をはなしクレアを見てにっこりと微笑んだ。クレアは優しい母のような、オフィーリアの笑顔に照らされ村を離れてからの不安が消えていくのを感じていた。
オフィーリアは静かに立ち上がりジーガーに顔を向けた。
「ジーガー様…… 彼女の特殊能力は聖剣大師でよろしいのですね?」
「はい。開花して間もないですが強い光を放っており第一級の実力を秘めております」
「わかりました…… 上級勇者候補として記録しましょう」
次にオフィーリアはクレアに顔を向けた。クレアは彼女の顔を見て気を引き締めた。先ほどまで優しく母のようなオフィーリアは凛としていた。オフィーリアが醸しだす張り詰めた雰囲気は戦場の指揮官を思い起こさせる。
「クレアさん…… まずはカイノプス共和国に居る魔王軍の掃討をお願いします。いずれガルバルディア帝国からあなたに聖剣リオールの使用許可もでましょう…… でも……」
オフィーリアはクレアに視線を向けた。彼女の視線に映るのは、慣れない場所と急な話に戸惑いが隠せずに怯えているか弱い少女だった。
「クロースとオリビアはここに?」
「はっ!? これからガンダロフ、プリミアと共に旅立つ準備を……」
「では…… クレアも彼らと一緒に行くように手配をしてください。年も近いですからね」
「はっ!!」
オフィーリアはジーガーに指示を送った。
ガンダロフはガルバルディア帝国所属の男性騎士だ。ちなみにルドルフの従兄に当たる。プリミアはエルフの女性魔法使いだった。二人は共に後の戦いで命を落としている。
「あなたと一緒に旅をする仲間を後で連れていくようにします」
「えっ!? わっわかりました」
「では今日は宿を手配してありますのでゆっくりしてください」
「あっありがとうございます」
顔をクレアに向けたジーガーが立つように手で合図を送った。クレアは立ち上がり頭を下げた。ジーガーに連れられクレアは聖堂の入口に向かう。
オフィーリアはクレアを見送ろうと後に続く。勇者候補と謁見した後に聖女が見送るのは風習である。聖堂を守る神聖騎士が扉を開けた。ジーガーがクレアが外に出て、続いて見送ろうとオフィーリアが続いて聖堂から姿を現す。
「オフィーリア様!!!」
「こら!! 勝手に話しかけるな!」
ウォルフがオフィーリアに声をかけ警備の神聖騎士が彼を止めた。
「彼は?」
「はい……」
「そうですか…… ふふ」
ジーガーがオフィーリアに耳打ちをした。彼女は話を聞いてにっこりと微笑んだ。オフィーリアは前に出た神聖騎士が彼女の前を開ける。ゆっくりとオフィーリアはウォルフに歩み寄り彼の手をつかんだ。ウォルフの顔を真っ赤になり目を輝かせた。
「あなた立派な騎士のようですね…… これからも彼女を支えてもらえますか?」
「えっ!? はっはい! ありがとうございます!」
「ふふふ。よろしく頼みましたよ」
背筋をただし返事をするウォルフだった。彼の返事を聞いたオフィーリアは優しくほほ笑んで手を外した。
「では、こちらの二人を宿へ案内してください」
神聖騎士に指示を出すオフィーリアだった。二人は神聖騎士に連れられ宿へ向かうのだった。
「あの者は勇者候補ではございませんよ…… よろしいのですか?」
「第一勇者候補を守る盾はいくつあっても良いのです。あなたの娘も…… ご友人も……」
「はい…… 嫌な時代ですね」
神聖騎士に連れて行かれる二人の背中を寂しそうに見つめるオフィーリアだった。横で渋い顔でジーガーが返事をするのだった。オフィーリアと出会いウォルフは積極的にクレア達の旅を支援した。自警団の一人として魔物や盗賊と戦った彼の経験はクレアたちの大きな助けとなった。
だが…… 一年ほど後。
ここはカイノプス共和国の港町グレンドール、クレア達は魔王軍に支配された町を解放しに来ていた。鉄の鎧に身を包んだオリビアが叫ぶ。
「クレア! そっちに行ったぞ!!」
「はっ!!!」
「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
漆黒の鎧に身を包んだオークの胸をクレアの剣が貫いた。クレアは左手を前にだし剣を抜く。赤黒い血がクレアの剣の刀身から地面へと滴り落ちていく。
「ウォルフさんが…… クレア!」
クロースの声が聞こえた。倒れたオークから十メートルほど離れた場所でウォルフは倒れていた。彼の体には刀傷がいくつも出来ていた。クレアはウォルフの元へと駆けつけ彼の横にしゃがむ。
「クッ!」
「ウォルフ兄さん動かないで! ヒールビッグシスターハンド!!」
クレアの左手が緑に光りウォルフの体を照らす。ウォルフの傷が徐々に癒えていく。傷が回復し動けるようになるとウォルフは悔しそうに拳を握っていた。
わずか一年の間に特殊能力を開花させ経験をつんだクレア達と、ウォルフの実力はかなり離れていた。ウォルフの経験は旅立った当初は有意義だったが、半年もすると全てクレア達に吸収され彼はいつしかパーティで足を引っ張る存在へと変わっていた。
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