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Lesson.6 自分たちで紡ぐ物語
141.次の一歩2
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「それから、レオポリスへ行く際にはリナさんを連れていきますわね」
プリムラの一言で、テーブルの端っこでデザートを食べようとしていたリナに視線が集まる。
「……まあ、こっちの国には居づらいしね。ケガも、ほとんど治っているし」
本当であれば、長年国から魔法の存在を消していたリナは、重罪人として裁かれていてもおかしくない。しかし、そうせざるを得なかったという事情もあり、罪を不問とする代わりにリナの存在もなかったものにするというのが、国王の考えだった。
それで、リナは何となく居心地の悪さを感じつつも、リーリウムの願いもあり公爵家で居候をしていたのだった。
「とりあえずプリムラと一緒にレオポリスへ行って、それから諸国をまわろうかと思っているんだよ」
リナは、デザートフォークを空中に絵を描くようにくるくると動かす。地図上での動きを表しているようだ。
「そんな、また放浪の旅へ戻ってしまうのですか?」
リナは長い時間、国々を渡り歩いてヒロインたちを見守っていた。またその生活に戻れば、リナはまた一人きりで誰にも知られることのない立場へと戻ってしまう。リーリウムは、それが耐えられなかった。
「そうだねプリムラが落ち着いたら、旅に出るよ。でも、今回の旅はユニカの依頼でもあるんだよ」
ユニカは今、マーヤを伴って公爵夫人とともに領地で静養している。少しずつ元気にはなっていると、日記越しに知らせをくれていた。ユニカの日記はヴィオラが所持しており、それと対になっている小さなメモ帳を、ユニカはメッセージを送るために持ち歩いていたのだった。
「ああ、ユニカ様は領地に学校を創設されるそうね?」
先日の日記にそのようなことが書いてあったことを思い出し、ヴィオラが尋ねる。
「うん。転生者のための寄宿学校をね。世界中にいる異世界転生者で希望する者を集めて、身柄の保護と知識の共有をしようってことになったんだ。
そうすれば、アイリみたいに暴走するヒロインなんかも出てきにくくなるんじゃないかって。
あとは、異世界の技術の中でこちらの世界にも広めても大丈夫そうなものの情報の統制もするつもりらしい。うまくいけば、この国の魔法と異世界の技術で、以前言っていたミシンのようなものも再現できるかもしれないしね。まあ、やってみなきゃわかんないけど……
そのために、世界中にいる異世界転生者を見つけてスカウトしてくるっていうのが、私の役目なんだ」
リナが久しぶりに饒舌をふるう。うれしそうに目を輝かせている様子に、リーリウムはホッとする。
プリムラだけでなく、リナやユニカも次の一歩を踏み出している。学園改革もひと段落した今、自分にももっと何か出来ることがあるのではないかと、リーリウムは考え込んでしまった。
プリムラの一言で、テーブルの端っこでデザートを食べようとしていたリナに視線が集まる。
「……まあ、こっちの国には居づらいしね。ケガも、ほとんど治っているし」
本当であれば、長年国から魔法の存在を消していたリナは、重罪人として裁かれていてもおかしくない。しかし、そうせざるを得なかったという事情もあり、罪を不問とする代わりにリナの存在もなかったものにするというのが、国王の考えだった。
それで、リナは何となく居心地の悪さを感じつつも、リーリウムの願いもあり公爵家で居候をしていたのだった。
「とりあえずプリムラと一緒にレオポリスへ行って、それから諸国をまわろうかと思っているんだよ」
リナは、デザートフォークを空中に絵を描くようにくるくると動かす。地図上での動きを表しているようだ。
「そんな、また放浪の旅へ戻ってしまうのですか?」
リナは長い時間、国々を渡り歩いてヒロインたちを見守っていた。またその生活に戻れば、リナはまた一人きりで誰にも知られることのない立場へと戻ってしまう。リーリウムは、それが耐えられなかった。
「そうだねプリムラが落ち着いたら、旅に出るよ。でも、今回の旅はユニカの依頼でもあるんだよ」
ユニカは今、マーヤを伴って公爵夫人とともに領地で静養している。少しずつ元気にはなっていると、日記越しに知らせをくれていた。ユニカの日記はヴィオラが所持しており、それと対になっている小さなメモ帳を、ユニカはメッセージを送るために持ち歩いていたのだった。
「ああ、ユニカ様は領地に学校を創設されるそうね?」
先日の日記にそのようなことが書いてあったことを思い出し、ヴィオラが尋ねる。
「うん。転生者のための寄宿学校をね。世界中にいる異世界転生者で希望する者を集めて、身柄の保護と知識の共有をしようってことになったんだ。
そうすれば、アイリみたいに暴走するヒロインなんかも出てきにくくなるんじゃないかって。
あとは、異世界の技術の中でこちらの世界にも広めても大丈夫そうなものの情報の統制もするつもりらしい。うまくいけば、この国の魔法と異世界の技術で、以前言っていたミシンのようなものも再現できるかもしれないしね。まあ、やってみなきゃわかんないけど……
そのために、世界中にいる異世界転生者を見つけてスカウトしてくるっていうのが、私の役目なんだ」
リナが久しぶりに饒舌をふるう。うれしそうに目を輝かせている様子に、リーリウムはホッとする。
プリムラだけでなく、リナやユニカも次の一歩を踏み出している。学園改革もひと段落した今、自分にももっと何か出来ることがあるのではないかと、リーリウムは考え込んでしまった。
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レッジさま
感想いただき、ありがとうございます!
一気読み&更新を楽しみにして下さっているという言葉、何よりの励みになります。
期待にお応えできるよう、がんばりますね!