異世界 ~永遠の時と愉快な仲間たち〜

ria

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13話

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「……精霊王様との契約は精霊王様のお

力を借りる代わりに一緒の時を生きるこ

とを必要とするんだ。精霊王様は精霊を

統轄する立場にあたるため、その属性の

精霊をすべてを動かす力を得ることにな

る。それは人間の得ていい力を超えてし

まう。

その力があれば国を、いやこの世界を手

に入れることも潰すことも簡単に出来て

しまうのだ。だから、そのようなことが

起こらないように、精霊王様達が選んだ

一人の人間に力を託すんだ。それが『愛

し子』であり、生まれる理由だ。

表向きは1000年に1度生まれると言われ

ているが本当はた10年に1度は生まれて

いる。『愛し子』は精霊達にしかわから

ないが人間は金の瞳が特徴だと思ってい

るからだ。1000年以上前に生まれた

『愛し子』が金の瞳を持っており、精霊

王様と契約していたと文献に残っている

んだ。だが、その人は今は生きていない

みたいだな。精霊王様達がみんなシャリ

ーナと契約しているからそういうことな

のでしょう?」

『…ええ、その通りです』

「え?一緒の時とはどういうことですの?それに生きていないのは当たり前じゃないですか?もう1000年以上も前の人なのでしょう…?ハッ!…ま、まさか…」

お母様は顔が真っ青になり倒れそうになってしまった
私をお母様から預りルーチェが抱っこした

「奥様!!」

「レアノア!」

「レア!」

「「お母様!!」」

倒れそうになったお母様をお父様が支えた

「大丈夫か?レアノア」

「……え、え…大、丈夫ですわ…話の続きを…」

「レア、無理をするな」

「そうだぞ、レアノア…」

「私は大丈夫ですわ…お願いです、お兄様話の続きを…」

王様は話の続きをするべきか迷ったがレアノアの目には強い意志が宿っているように感じたため話を続けることにした

「……わかった、一緒の時というのは永遠の時を生きることだ。精霊王は死ぬことは無い。永遠に生き続ける」
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