田舎土魔法使いの成り上がり ~俺は土属性しか使えない。孤独と無知から見出した可能性。工夫と知恵で最強に至る~

waru

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第14話 モモという伏兵

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Fクラスのダンジョンまでやってくる



途中迷って、馬車に乗せて貰った。















その馬車がアドムのお抱えだと聞いて驚いた。

本当に貴族なんだな、アイツ。













「アルピエロ様、坊ちゃまから聞いております。勤め先に困った際には是非、サイラス家を頼って下さい。坊ちゃまの未来を支える同志として、お待ちしています。では。」



なんて仕事が出来そうな執事なんだろう。















そんな事を思いながら、Fクラスを捜す。







直ぐにサガを見つけた。

「大丈夫ですか?」











「おお!!」

「アル!!大丈夫か?」









「なんとか。皆は?」

「大丈夫だ、お前のおかげだ」



「・・・良かった。」

心から安堵する。





















自分の行動が正しかったと実感した瞬間だ。



誰もケガしていなくて、初めて良かったと思える。



リンが駆け寄ってくる

「アル!!?死神にやられたって・・・馬鹿!!心配したんだから!!」



「すまん。ただ皆が無事でよかった」













「・・・アンタが無事じゃないなら・・・ダメなんだから・・・」













Fクラスの生徒が次々とこちらに来る





「大丈夫だった?」

「鎌を防いでくれてありがとう」



「鎌、痛かった?」

「呪われるって話だけど?」



「カナ、心配だった~!」

「アル!偉いよ!惚れちゃうね!!」



リンの顔が引きつる













「要領悪い、私を助けてくれて・・・・ありがとう」



最後の子だ。



少し、行動や判断が鈍い子だ。

魔法の適性はあるらしいが、未だ属性もはっきりしないとの事





時折いるらしい。

魔宝珠でも、その場で判らない子が。



そんな子で、学業の方も俺に近い





「気にすんな、え・・・と?」





「・・・ああ。私、モモです」



「ありがとよ、モモ。」

「上手く逃げれて、良かったな?」











親しくないと、頭にインプットされない。



この頭だから、友達が出来ないと言っていい。









「あの、私ドン臭いし、お金も無い」

「けど・・・お礼がしたい・・・です。」





「…モモ、せっかくだ。」

「…え?」



「礼なら、今後仲良くしてくれ。」

「そのお礼が一番嬉しい。」



「え・・・?いいの?」

「私なんかが仲良くして・・・?」









「…良いも、何も。」

「俺には友達がいない。」

「なってくれよ?友達に。」



「・・・うん!」



友達ゲットだぜ!!

頑張った甲斐があったというものぉ!!













モモとそんな話をしながらも、Fクラスの他の子達にも話し掛けれるが、集団になるとあまり話せなくなる。何故だろう。話し出すタイミングが判らない。









せっかく話し掛けてくれているのに。頷くか、愛想笑いになってしまう。この現象は何なんだ?





「・・・あー。アル君。」

「きっと1対1ならしっかり話せるけど、大人数だと駄目なタイプかもね」



「えー。カナ、皆の方が楽しいよ?」



「そう言う人種もいるのよ。」

「ねー、リン?」





「ななななな!!なんで私に言うのよ!!」



「リンは皆でも話せるよ?カナ、わかんないんだけど。」



「カナ、リンは今どう難解なダンジョンを攻略するかを考えてたのよ。察しないと。」





「ななななな!!べべ別にアルを攻略するとか・・・」





「あれぇー?アル君なんてぇ、私、言ってないのになぁ?おかしいなぁー?私ダンジョンって言ったのにぃ。」





「アズーーー!!もう許さないんだから!!」



「きゃー!!」





遠くでアズとリンも楽しそうにしている。



良かった。



Fクラスに来て本当に良かった。





そう思いながら、この瞬間を噛み締めておく。



そうしているとサガが発言する。

「あー。言いづらいんだが。」













「このダンジョンを、上級者が中を見てきた。」

「十分な安全を確保したから、明日からまたダンジョン攻略していくぞ。」





「ええええええええ??」

「こんな事があったのに?」



「戦場じゃ毎回サプライズだらけだ。文句言うな。落とすぞ試験。」



「横暴だー!!」





平穏は近いのか遠いのか
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