田舎土魔法使いの成り上がり ~俺は土属性しか使えない。孤独と無知から見出した可能性。工夫と知恵で最強に至る~

waru

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第24話 時に知らない言葉は思考を止める

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ブンッ!!ブブブンッ!!

ブンッ!!



ブブブンッ!!ブブブンッ!!

ブンッ!!



「・・・・・違う!」

ブブブンッ!!ブブブンッ!!

ブンッ!!

「くそ!!こんなんじゃダメだ!!」

ブンッ!!ブブブンッ!!

ブンッ!!



ブブブンッ!!ブブブンッ!!

ブンッ!!


終わりが見えない、素振りの音が聞こえてくる。


音の正体は、アルピエロだ。

疲労で一度、休憩を取る。


教会の次の日、授業についていけず、学校を終える。

少しばかり、リンにも勉強を教えて貰う。


その後の時間だ。
リンから、街への誘いもあったが、断りを入れて鍛えたいと伝えた。

悲しそうに了解した、親友。心が締め付けられる。申し訳ない。せっかく俺を誘ってくれたのに。



だが、今日はダメだ。ごめんよ。


教会での一見以来、アルピエロは現状や自分の能力に不満を感じたままであった。


その為か、焦りが自分を動かす。剣術や盾術の自己練習を始めたのだ。

命の危険は、自分の能力で変わる。

弱くては、何処の場所でも死の危険が拭えない。





【ジン】


帝国の予言者の従者。

あんな速さで動く敵は、今まで一人としていなかった。

対抗手段は多くしなければ。自分の死は簡単に起きてしまう。



【絶対に生き延びろ】

そう言った母に、顔向けが出来ない。







そう思って出来る事を行う。




授業は今も解らない。
リンが教えてくれるが、理解が出来ずに、今は2割程度が限界だった

実戦に近い座学は得意だ。

戦い方の勉学などは強い。

・・・分かるのだが。




やはり魔法だ。

基礎の知識が無いのだ。

言ってしまえば、今武器屋が剣も槍も名前を知らないようなものだ。

魔法の単語が判らない。

それは、もう知らない場所にいる様であった。

「初心者の魔法はルデが足りなく、バクスしやすい。だからクルルで抑えメンピする方が良い。その際にはアデを忘れずにガルバするべきで・・・・・」

…知らん。もう知らんて。さも当然に単語の名前を出すなよ。ホントに。一つの単語も判らんて。そんな言葉は判らんのよ。何がバクスしやすいだ。笑わせに来ている気がしてならない。


そんなレベルで、今日も勉強した。
戦う際には長所を強め、短所を隠すべきだ


逆に相手の短所を突き、長所を消すのがこの世の常套手段。


俺の短所は、間違いなく知識だ。

ココで戦うには、時間がかかる。習得にも挽回にもだ。



それなら長所と呼べる【実戦が強い事】を生かすべきだ。

そう思いながら俺は上位の存在を思い浮かべて訓練する。


速さに優れた相手。
力に優れた相手。
魔力に優れた相手。


考えられる相手を想定する。

ミニタウルスにて感じた自分への驕りはもう無い



あるのはただ一つ。

生き延びる。
どんな手段でもだ。




その気持ちだけが強くなっていく。

そんな訓練を見ていたサガが話し掛けてくる

ニヤニヤしながら来た

その為ふざけていると判断し訓練を辞めない。


「おい、アル。やる気出してどうした?」

「・・・強くなりたい」

「お前強いけど?」

「そうじゃない!リッチでもミノタウルスでもほぼ死んでた!!これじゃ直ぐに死ぬよ!」

「おいおい、落ち着け。ゆっくりでも強くなれば良いだろよ。何焦ってんだ?」

事の次第を、ある程度隠して伝えた


「ダリアさんかよ・・・。お前が帝国になあ。俺もあった事があるよ、ジンには。興味は持たれなかったけどな。同級生だった光の奴に興味を持ってたな」

「先生、俺は強くなりたい。・・・・どうしたら良い?」


「そう・・・だな。明日からダンジョン実習がある。前にどこかの誰かがダンジョン攻略しやがるからやれてない奴が多い。初心者可能なダンジョンは少なくてな。1週間くらいかけていく。お前は実習は終わっている。違う事をやってていいぞ。」



「・・・思いつかないよ。」


「…そうだ。冒険者登録してみろ。前から思ってたんだよ。お前、学業じゃ絶対進級出来ないだろ?」

「は?別に?」



そう言うが、図星だった。


「…だからよ、冒険者としてランク上げてこい。Cまで上げれば3年生まで行けるぞ。教師としてお前が進級できる可能性捜したら…これくらいだった。他の奴なら絶対に言わないけどよ。」

「…町の外で魔物を狩るのか?」

「そうだ。」

「実戦で磨け、お前の才能。」

「…ありがとう!やってみる!!」





「最初はG級からだ。頑張れ。」

「クソ教師と確信してた、ごめん」



「思ってたくらいなら許すが確信すんな。行ってこい。」







決定だ。

ダリアに会うまで冒険者として高めていく。



レベルと実践経験。

そして土魔法の使い方を増やす。



これで生き延びる力を増やすんだ。



その日の内に冒険者登録をし行動を開始する。
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