ゲストロニオ - Gestronio:美しすぎる兵士たちと欲望まみれの宇宙戦線

coldwarrior12

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ネプチューンの雨

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海王星の地表に、紫の雪が舞い降りた。

インスタグラムの恋愛ごっこじゃない。
骨まで溶かすステロイド入りの酸って感じだ。

そこに立っていたのは三人の兵士――スティーブン、キアラ、そしてテイズ。

銀河で最もアンバランスな最前線。
一人は狂ってる。
一人はセックスアピールの塊。
そして一人は、口をほとんど開かない。

スティーブンは氷獣の頭蓋を全力で踏み砕いた。

「これが異星の進化ってやつなら、俺は馬鹿のまま死にたいね。」

その背後で、キアラがバレリーナの殺し屋のように跳ね上がった。

両手にレーザーソード。
身体は炎のようにねじれ、笑顔で獣を真っ二つにする。

「その綺麗な目でよーく見てな、スティービー。スタイリッシュな殺し方ってやつを教えてやる。」

「お前の胸の方が剣より殺傷力あるぜ、ベイビー。」

「知ってる♡」

血が滲む指先から一滴を舐め取る。

地獄のファッションショーのようだ。

隣には、テイズ。

沈黙。だが正確。

二メートルの怪物を蹴り飛ばし、頭をスイカのように爆発させた。

さらに袖で別の一体を絞め殺し――
そしてまた、沈黙。

船内――ALKEN司令センター。

キンバリーの目はスクリーンを貫き、指はキーボードの上を稲妻のように走る。

「奴ら、止まらない……立ち上がるのよ。体の一部一部が、まるで……自分で生きてるみたい。」

その横で、アナがグラフを解析していた。

「これは普通の死じゃない。即時適応ね。」

彼女は通信ボタンを叩いた。

「ロンド、作戦の変更が必要よ。これは戦闘じゃない、罠よ。」

――指令ブリッジ。

ロンドは無言でモニターを睨む。唇は固く結ばれている。

隣でラナが息を荒くしながら、操作盤の上に指を浮かせる。

ロンドが低く呟いた。

「……レオナルドに連絡中だ。」

――地球、レオナルド・チェッコリのオフィス。

スクリーンには海王星の映像。レオナルドは黒いスーツに葉巻を咥えて立っている。

「ケイトリン!」

ドアが勢いよく開く。ヒールの音が床を鳴らす。

ケイトリン・テレサ――
紫のドレスに包まれたその身体、殺人級の谷間。
髪はバイオレットの団子スタイル、唇は血のように赤い。

歩く一歩ごとがフェティッシュの祭典。

「どうしたの、ダーリン?」

「今すぐ情報アクセスを。」

彼女は一歩近づき、ホロスクリーンに指を当てる。

「丁寧に頼んでくれたらね、ベイビー♡」

ウィンク一発。空中にキスを飛ばす。

「ケイトリン、ふざけるな! 今すぐにだ!」

「ふふ……怒るとセクシーじゃん。」

彼女はボタンを押した。

「はい、どうぞ。次は笑顔でお願いね?」

――再び海王星、戦場はさらに地獄と化す。

キアラは獣の間を縫い、空中を舞い、二階建てサイズの怪物の顔を一刀両断。

だがその瞬間、背後から何かが飛びかかる。牙が彼女の右腕に食い込んだ。

「ッッッアアアアアアアッッ!!」

彼女は叫び、氷の上に転がった。

その獣がとどめを刺そうとした――

だがタイズのブーツがその頭を押し潰した。

「大丈夫か?」

「大丈夫そうに見える⁉ 二ヶ月シャワー浴びないと落ちないわよ!」

彼女はため息をつく。

「もう、皮膚を買い替えるしかないわ。」

一方その頃、スティーブンは酸の手榴弾を四方八方に投げていた。

「ホットココア飲みたい奴いる? いない? じゃあ、みんな漂白剤な!」

――司令センター、緊張が限界に達していた。

キンバリーが叫ぶ。

「今すぐ撤退しないと! 制御が完全に失われる!」

アナは答える。

「それでも足りない。この星の半分を燃やさなきゃ終わらない。」

彼女はロンドに目を向けた。

「……本当にそれ、撃つつもり?」

――ビデオリンク、ロンドとレオナルド。

ロンド:

「彼ら……生き残れない。」

レオナルド:

「撃たなければ生き残れない。

RX-12ミサイルの出番だ。意味は分かってるだろ?」

ロンドは何も言わず、うなずく。

「……ラナ。」

彼の声は空っぽだった。

ラナは彼を見つめる。その目は命令に従うよう訓練された目だった。

「RX-12ミサイル、起動確認。レッドコード。ターゲット:海王星セクター6-8-Z。」

スティーブンのイヤーピースに警告が響いた。

「俺たちの頭上に宇宙ミサイルを撃つって⁉ 正気かよ、お前ら⁉」

キアラが絶叫する。

「アンタと燃え尽きるなら、来世でヤり倒してからまた殺してやるわよ!!」

スティーブンはタイズの方を振り返る。半分笑い、半分死にかけながら叫ぶ。

「タイズ!今こそ喋れよ! 罵倒でもジョークでもいい、なんか言え!」

タイズは彼を一瞥し、こう言った。

「……走れ。」

そして二人を肩に抱えて、一気に駆け出した。

――船内。ラナは発射装置の前に立つ。

片手をスキャナーに、もう片方を承認ボタンに置く。

彼女は呟いた。

「ここに残ってる人は……ただ、消えるだけ。」

唇を噛み、ボタンを押した。

機械音声が耳に響く。

「RX-12ミサイル、発射完了。着弾予測:40秒後。」

――宇宙が震えた。

ミサイルは大気圏を突き破り、閃光のクジラのように咆哮しながら降下していく。

スティーブンが走りながら叫ぶ。

「間に合わねぇって!クソッ!!」

キアラも叫ぶ。

「これ夢だって言って!私のセクシーさが世界を壊したって言って!!」

タイズは……沈黙。

三人は脱出ゲートへと駆け込む。

だが――まだ開いていなかった。

音楽が高鳴り、血が沸騰し、空気が焦げる。

カメラが天へとパンする。

ミサイルが神に見捨てられた剣のように、全速力で落下していく。

スティーブンが呟く。

「もう終わりだな……完全に、クソ終わった。」

――ブラックスクリーン。

静寂。

「海王星は、まだ沈黙していない。」

第2章 終了

つづく。
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