8 / 39
8、メイル兄様の婚約①
しおりを挟む
リラとメイル兄様の恋バナをする様になってから私はメイル兄様を見かける度に今まで以上に観察する癖がついてしまいました。
今日もメイル兄様とランとトゥイは絶妙な距離感です。
でも、最近のメイル兄様は少しおかしいです。
以前の様に忙しそうに公務をこなしていますが、時折何か考え込んだり…物思いに耽ってみたり…
なんだかソワソワしてる?
いつも余裕なメイル兄様が最近余裕がない感じがします。
近くにいるランとトゥイはなんだかそんなメイル兄様を見て楽しそうにしていますし…
メイル兄様に何があったのでしょうか?
ランのあのメイル兄様に向ける嬉しそうな視線。
トゥイがメイル兄様に向ける愉しげな笑顔。
何か関係に進展でもあったのかしら?
それから数日後、メイル兄様はランとトゥイを引き連れて隣国ドイル国へと向かいました。数日不在になるそうです。
メイル兄様が外交に行くのはとても珍しい事なので皆驚きました。
ドイル国に一体何があるのでしょうか?
以前ゲイル兄様から聞いた災害の件かしら?
メイル兄様が行く位なのですからきっと重大な何かがあるんでしょうが、政治的な事はよくわかりません。
ただ、しばらくメイル兄様の観察ができない事が残念です。
それから1ヶ月程経ったある日。
朝いつもの様に起きて朝食の為にダイニングに向かうと、珍しくメイル兄様が朝食の席にいました。
お母様もゲイル兄様もノエルもなんとなく落ち着きがありません。
「メ…メイル兄様…珍しいですわね。」
私がメイル兄様に声を掛けると「あぁ。」と微笑んで返事を返してくれる。
うわっ…
朝から爽やかなメイル兄様の笑み…流石にカッコいいですね。
何だか私は急に緊張してしまう。
いや。普通に兄妹ですからね。
仲の良い家族ですからね。
大好きな自慢のお兄様ですからね。
緊張する必要なんてないんですけど、いつもいない人がそこにいるって落ち着きませよね。
私が席に着くと祈りを捧げて朝食を…
「皆に言う事がある。」
朝食を食べようとするとメイル兄様が皆に向かって話し始める。
「なんですか?メイル。あらたまって…」
お母様が食事を始めながらメイル兄様に目を向ける。
「先日、ドイル国に行きドイル国と同盟を結ぶ事になりました。」
メイル兄様がそう言うと、お母様とゲイル兄様が動きをとめる。
「同盟ですか?」
お母様が目を見開く。
「何故ドイル国と?何か意味が?」
ゲイル兄様は不思議そうにメイル兄様に聞く。
メイル兄様はランに目を向けると、ランはお母様とゲイル兄様に書類らしき紙を配る。
お母様とゲイル兄様はその書類にすぐさま目を通す。
「ドイル国とは長年友好国としてやって来ている。歴史を見るとドイル国と帝国との関係性も他国と比べてもとても強い。これからは共に国を育てて行く協力関係になっても良いのではないかと思い同盟を提案した。」
メイル兄様は自信満々にそう言うとフッと笑う。
メイル兄様のこの顔は何度か見た事がある。
絶対的王者の顔だ。
「よくできている資料ね。いつから計画していたのかしら?メイルから提案したのですか?」
「はい。でも計画したのは最近になってからですよ。ドイル国は今、国のあり方を見直し改革を望んでます。帝国としてその改革の力になれればと考えてます。」
メイル兄様は急に何かを思い出すかの様に優しい顔をする。
「そう。貴方が決めたのであればそれなりの理由もしっかりしているのでしょうから文句はいえません。ただ、国内外から異論の声も上がるでしょう。しっかりおやりなさい。」
お母様はそれだけ言うと手にしていた資料を近くにいた侍女に渡して止めていた食事を再開する。
「兄上なら大丈夫でしょう。私に何か出来ることがあればお声掛けください。」
ゲイル兄様も書類をテーブルに置くとメイル兄様に対してそう言って頭を下げて微笑む。
同盟…
この帝国と友好を結んでいる国は少なくありませんが、同盟を結んでいる国は過去に遡ってもありません。
いまいち実感が湧きませんが、凄い事なのですよね…
有能なメイル兄様だからこそ出来る事なのでしょうが、同盟を結ぶ事によって何か国に変化が現れたりするのでしょうか?
「それと…」
私が考えているとメイル兄様が何かを躊躇う様に声を出す。
皆の視線が再びメイル兄様に向かう。
「それと?まだなにかあるの?」
お母様がメイル兄様の言葉に首をひねる。
「それと、もう一つ。私に婚約者ができた。」
ガシャン…
私達だけでなく、ダイニングにいるメイドや従者達もみんなが一斉に固まる。
お母様に至っては目も口も大きく開けてフォークとナイフを床に落とす。
ゲイル兄様は口に含んだ水を吐き出してしまい、普段感情をあまり出さないノイルも大きく目を見開いて信じられないものを見る様にメイル兄様を見ている。
私もあまりの驚きにフォークにさしたミニトマトを落としてしまった。
メイル兄様に婚約者…
ラン?トゥイ?それとも別の人?
同性婚はまだこの国では珍しいですよ。
メイル兄様大丈夫かしら?
「こ…こ…婚約者?想い人とか恋人でなく?」
お母様が珍しく動揺を隠せず席を立ち上がるとメイル兄様に詰め寄る。
「そうですね。婚約者…ですね。あちらの国では正式に認められましたから。」
メイル兄様はそんなお母様から目線を逸らし、何かを思い出した様に嬉しそうに微笑む。
メイル兄様がデレた…
何?何?メチャクチャ貴重なんですが…
「だれ?誰なの?」
お母様の興奮がヒートアップしていく。
「ドイル国のバルメルク公爵令嬢アエリア嬢です。」
メイル兄様はそんなお母様の気迫に押される事なく落ち着いた態度で答える。
お母様はメイル兄様の言葉に喜びを噛み締める様に目に涙を溜めて小刻みに震えている。
公爵令嬢?
令嬢?
女性⁉︎
「メイル兄様の恋人はランかトゥイではなかったのですか?」
私は思わず立ち上がりメイル兄様に向かって叫んでしまう。
「…何をいっているんだ。お前は。」
メイル兄様は呆れた顔で私を見る。
空気を読まず急に名前を出されたランとトゥイは驚いた表情を私に向けてから口を押さえて後ろを向いてしまった。
ゲイル兄様に目を向けると頭を抱えて首を振っている。
「ん?ちょっと待って…」
喜びを噛み締めていたお母様が先程とは打って変わって厳しい表情をする。
「ドイル国のバルメルク公爵令嬢?私の思い違いかしら?確かドイル国の王太子の婚約者ってそんな様な名前の…」
お母様がブツブツと呟き始める。
「はい。王太子の婚約者でした。」
メイル兄様がしれっと答える。
ガシャン…
再びダイニングにいるみんなが一斉に固まった。
今日もメイル兄様とランとトゥイは絶妙な距離感です。
でも、最近のメイル兄様は少しおかしいです。
以前の様に忙しそうに公務をこなしていますが、時折何か考え込んだり…物思いに耽ってみたり…
なんだかソワソワしてる?
いつも余裕なメイル兄様が最近余裕がない感じがします。
近くにいるランとトゥイはなんだかそんなメイル兄様を見て楽しそうにしていますし…
メイル兄様に何があったのでしょうか?
ランのあのメイル兄様に向ける嬉しそうな視線。
トゥイがメイル兄様に向ける愉しげな笑顔。
何か関係に進展でもあったのかしら?
それから数日後、メイル兄様はランとトゥイを引き連れて隣国ドイル国へと向かいました。数日不在になるそうです。
メイル兄様が外交に行くのはとても珍しい事なので皆驚きました。
ドイル国に一体何があるのでしょうか?
以前ゲイル兄様から聞いた災害の件かしら?
メイル兄様が行く位なのですからきっと重大な何かがあるんでしょうが、政治的な事はよくわかりません。
ただ、しばらくメイル兄様の観察ができない事が残念です。
それから1ヶ月程経ったある日。
朝いつもの様に起きて朝食の為にダイニングに向かうと、珍しくメイル兄様が朝食の席にいました。
お母様もゲイル兄様もノエルもなんとなく落ち着きがありません。
「メ…メイル兄様…珍しいですわね。」
私がメイル兄様に声を掛けると「あぁ。」と微笑んで返事を返してくれる。
うわっ…
朝から爽やかなメイル兄様の笑み…流石にカッコいいですね。
何だか私は急に緊張してしまう。
いや。普通に兄妹ですからね。
仲の良い家族ですからね。
大好きな自慢のお兄様ですからね。
緊張する必要なんてないんですけど、いつもいない人がそこにいるって落ち着きませよね。
私が席に着くと祈りを捧げて朝食を…
「皆に言う事がある。」
朝食を食べようとするとメイル兄様が皆に向かって話し始める。
「なんですか?メイル。あらたまって…」
お母様が食事を始めながらメイル兄様に目を向ける。
「先日、ドイル国に行きドイル国と同盟を結ぶ事になりました。」
メイル兄様がそう言うと、お母様とゲイル兄様が動きをとめる。
「同盟ですか?」
お母様が目を見開く。
「何故ドイル国と?何か意味が?」
ゲイル兄様は不思議そうにメイル兄様に聞く。
メイル兄様はランに目を向けると、ランはお母様とゲイル兄様に書類らしき紙を配る。
お母様とゲイル兄様はその書類にすぐさま目を通す。
「ドイル国とは長年友好国としてやって来ている。歴史を見るとドイル国と帝国との関係性も他国と比べてもとても強い。これからは共に国を育てて行く協力関係になっても良いのではないかと思い同盟を提案した。」
メイル兄様は自信満々にそう言うとフッと笑う。
メイル兄様のこの顔は何度か見た事がある。
絶対的王者の顔だ。
「よくできている資料ね。いつから計画していたのかしら?メイルから提案したのですか?」
「はい。でも計画したのは最近になってからですよ。ドイル国は今、国のあり方を見直し改革を望んでます。帝国としてその改革の力になれればと考えてます。」
メイル兄様は急に何かを思い出すかの様に優しい顔をする。
「そう。貴方が決めたのであればそれなりの理由もしっかりしているのでしょうから文句はいえません。ただ、国内外から異論の声も上がるでしょう。しっかりおやりなさい。」
お母様はそれだけ言うと手にしていた資料を近くにいた侍女に渡して止めていた食事を再開する。
「兄上なら大丈夫でしょう。私に何か出来ることがあればお声掛けください。」
ゲイル兄様も書類をテーブルに置くとメイル兄様に対してそう言って頭を下げて微笑む。
同盟…
この帝国と友好を結んでいる国は少なくありませんが、同盟を結んでいる国は過去に遡ってもありません。
いまいち実感が湧きませんが、凄い事なのですよね…
有能なメイル兄様だからこそ出来る事なのでしょうが、同盟を結ぶ事によって何か国に変化が現れたりするのでしょうか?
「それと…」
私が考えているとメイル兄様が何かを躊躇う様に声を出す。
皆の視線が再びメイル兄様に向かう。
「それと?まだなにかあるの?」
お母様がメイル兄様の言葉に首をひねる。
「それと、もう一つ。私に婚約者ができた。」
ガシャン…
私達だけでなく、ダイニングにいるメイドや従者達もみんなが一斉に固まる。
お母様に至っては目も口も大きく開けてフォークとナイフを床に落とす。
ゲイル兄様は口に含んだ水を吐き出してしまい、普段感情をあまり出さないノイルも大きく目を見開いて信じられないものを見る様にメイル兄様を見ている。
私もあまりの驚きにフォークにさしたミニトマトを落としてしまった。
メイル兄様に婚約者…
ラン?トゥイ?それとも別の人?
同性婚はまだこの国では珍しいですよ。
メイル兄様大丈夫かしら?
「こ…こ…婚約者?想い人とか恋人でなく?」
お母様が珍しく動揺を隠せず席を立ち上がるとメイル兄様に詰め寄る。
「そうですね。婚約者…ですね。あちらの国では正式に認められましたから。」
メイル兄様はそんなお母様から目線を逸らし、何かを思い出した様に嬉しそうに微笑む。
メイル兄様がデレた…
何?何?メチャクチャ貴重なんですが…
「だれ?誰なの?」
お母様の興奮がヒートアップしていく。
「ドイル国のバルメルク公爵令嬢アエリア嬢です。」
メイル兄様はそんなお母様の気迫に押される事なく落ち着いた態度で答える。
お母様はメイル兄様の言葉に喜びを噛み締める様に目に涙を溜めて小刻みに震えている。
公爵令嬢?
令嬢?
女性⁉︎
「メイル兄様の恋人はランかトゥイではなかったのですか?」
私は思わず立ち上がりメイル兄様に向かって叫んでしまう。
「…何をいっているんだ。お前は。」
メイル兄様は呆れた顔で私を見る。
空気を読まず急に名前を出されたランとトゥイは驚いた表情を私に向けてから口を押さえて後ろを向いてしまった。
ゲイル兄様に目を向けると頭を抱えて首を振っている。
「ん?ちょっと待って…」
喜びを噛み締めていたお母様が先程とは打って変わって厳しい表情をする。
「ドイル国のバルメルク公爵令嬢?私の思い違いかしら?確かドイル国の王太子の婚約者ってそんな様な名前の…」
お母様がブツブツと呟き始める。
「はい。王太子の婚約者でした。」
メイル兄様がしれっと答える。
ガシャン…
再びダイニングにいるみんなが一斉に固まった。
20
あなたにおすすめの小説
ヴェルセット公爵家令嬢クラリッサはどこへ消えた?
ルーシャオ
恋愛
完璧な令嬢であれとヴェルセット公爵家令嬢クラリッサは期待を一身に受けて育ったが、婚約相手のイアムス王国デルバート王子はそんなクラリッサを嫌っていた。挙げ句の果てに、隣国の皇女を巻き込んで婚約破棄事件まで起こしてしまう。長年の王子からの嫌がらせに、ついにクラリッサは心が折れて行方不明に——そして約十二年後、王城の古井戸でその白骨遺体が発見されたのだった。
一方、隣国の法医学者エルネスト・クロードはロロベスキ侯爵夫人ことマダム・マーガリーの要請でイアムス王国にやってきて、白骨死体のスケッチを見てクラリッサではないと看破する。クラリッサは行方不明になって、どこへ消えた? 今はどこにいる? 本当に死んだのか? イアムス王国の人々が彼女を惜しみ、探そうとしている中、クロードは情報収集を進めていくうちに重要参考人たちと話をして——?
愛人のいる夫を捨てました。せいぜい性悪女と破滅してください。私は王太子妃になります。
Hibah
恋愛
カリーナは夫フィリップを支え、名ばかり貴族から大貴族へ押し上げた。苦難を乗り越えてきた夫婦だったが、フィリップはある日愛人リーゼを連れてくる。リーゼは平民出身の性悪女で、カリーナのことを”おばさん”と呼んだ。一緒に住むのは無理だと感じたカリーナは、家を出ていく。フィリップはカリーナの支えを失い、再び没落への道を歩む。一方でカリーナには、王太子妃になる話が舞い降りるのだった。
【完結】今日も旦那は愛人に尽くしている~なら私もいいわよね?~
コトミ
恋愛
結婚した夫には愛人がいた。辺境伯の令嬢であったビオラには男兄弟がおらず、子爵家のカールを婿として屋敷に向かい入れた。半年の間は良かったが、それから事態は急速に悪化していく。伯爵であり、領地も統治している夫に平民の愛人がいて、屋敷の隣にその愛人のための別棟まで作って愛人に尽くす。こんなことを我慢できる夫人は私以外に何人いるのかしら。そんな考えを巡らせながら、ビオラは毎日夫の代わりに領地の仕事をこなしていた。毎晩夫のカールは愛人の元へ通っている。その間ビオラは休む暇なく仕事をこなした。ビオラがカールに反論してもカールは「君も愛人を作ればいいじゃないか」の一点張り。我慢の限界になったビオラはずっと大切にしてきた屋敷を飛び出した。
そしてその飛び出した先で出会った人とは?
(できる限り毎日投稿を頑張ります。誤字脱字、世界観、ストーリー構成、などなどはゆるゆるです)
[完結]本当にバカね
シマ
恋愛
私には幼い頃から婚約者がいる。
この国の子供は貴族、平民問わず試験に合格すれば通えるサラタル学園がある。
貴族は落ちたら恥とまで言われる学園で出会った平民と恋に落ちた婚約者。
入婿の貴方が私を見下すとは良い度胸ね。
私を敵に回したら、どうなるか分からせてあげる。
私は側妃なんかにはなりません!どうか王女様とお幸せに
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のキャリーヌは、婚約者で王太子のジェイデンから、婚約を解消して欲しいと告げられた。聞けば視察で来ていたディステル王国の王女、ラミアを好きになり、彼女と結婚したいとの事。
ラミアは非常に美しく、お色気むんむんの女性。ジェイデンが彼女の美しさの虜になっている事を薄々気が付いていたキャリーヌは、素直に婚約解消に応じた。
しかし、ジェイデンの要求はそれだけでは終わらなかったのだ。なんとキャリーヌに、自分の側妃になれと言い出したのだ。そもそも側妃は非常に問題のある制度だったことから、随分昔に廃止されていた。
もちろん、キャリーヌは側妃を拒否したのだが…
そんなキャリーヌをジェイデンは権力を使い、地下牢に閉じ込めてしまう。薄暗い地下牢で、食べ物すら与えられないキャリーヌ。
“側妃になるくらいなら、この場で息絶えた方がマシだ”
死を覚悟したキャリーヌだったが、なぜか地下牢から出され、そのまま家族が見守る中馬車に乗せられた。
向かった先は、実の姉の嫁ぎ先、大国カリアン王国だった。
深い傷を負ったキャリーヌを、カリアン王国で待っていたのは…
※恋愛要素よりも、友情要素が強く出てしまった作品です。
他サイトでも同時投稿しています。
どうぞよろしくお願いしますm(__)m
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
もうあなた達を愛する心はありません
佐藤 美奈
恋愛
セラフィーナ・リヒテンベルクは、公爵家の長女として王立学園の寮で生活している。ある午後、届いた手紙が彼女の世界を揺るがす。
差出人は兄ジョージで、内容は母イリスが兄の妻エレーヌをいびっているというものだった。最初は信じられなかったが、手紙の中で兄は母の嫉妬に苦しむエレーヌを心配し、セラフィーナに助けを求めていた。
理知的で優しい公爵夫人の母が信じられなかったが、兄の必死な頼みに胸が痛む。
セラフィーナは、一年ぶりに実家に帰ると、母が物置に閉じ込められていた。幸せだった家族の日常が壊れていく。魔法やファンタジー異世界系は、途中からあるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる