カレンダーの復讐

クリオネ

文字の大きさ
8 / 18
第三章 次のターゲット

探し始める

しおりを挟む
とても気持ちいい目覚めだった。私は朝日を見ながら背伸びをした。
布団から降りるとガウルが起きた。


「おはようございます。我が主、体調などは大丈夫ですか?」

「おはようガウル、大丈夫だよ。すこぶる元気だ。」

私は着替えをし、下に降りようとした。
さて、昨日火をつけてからどうなったかな?下の食堂はきっと騒ぎになっていることだろう。ガウルを陰に戻し、階段を降りたら案の定騒ぎになっていた。

「あっおはようございますロークさん、今朝食を用意しますね。」

私は宿の管理者に「おはよう。」といってから席についた。挨拶はしたもののやっぱり落ち着きが内容だった。すると背が高い爽やかな青年が話しかけてきた。

「おはよう、朝早いね?珍しい。ところで聞いたかな?昨日の夜シド様の館で家事があったたんだって。怖いね、何でも護衛と監察官が裏切りを起こしたらしいよ。だけど火事で何もかもが燃えて何が起こったのかは分からないままらしい。けど遺体があったであろう場所と燃えカスになっていた武器からそれだけは分かっているらしいよ?」
とりあえず相打ちを売っていたら宿の管理者が朝食を持ってきてくれた。

「あーその話ね~怖いったらありゃしないよ。んで火を消すのにも火の勢いが強すぎて近づけなかったんだって酒を飲みに来ていた奴らが教えてきたよ。その御蔭でシド領をどうする!?とかで貴族様達が争ってるんだってさ~そんな
のきれいに半分個すりゃあいいのにね」

なるほどそういう事になっていたのか、できるだけ静かにしたかったのだが、相手は貴族だった。どっちにせよ殺されたら大事になるだろう。私は朝食を早く済ませ、話してくれた冒険者と管理者にお礼を言って部屋に戻った。

「主様、あの....少々言いづらいのですが....私のことは覚えていらっしゃいますか?」

ガウルがソワソワしながら聞いてくる。

「そうだったね。確か[お役に立ったらテイムして下さい!]だったよね。」

「はい.....私はお役に立ったでしょうか......」

ちょっと心配そうに私を見てくる。ガウルはとても感情が分かりやすかった。

「うん。テイムしようか。すっごい助かったしね!」

そう言うとガウルはブンブン振りながら早くテイムして!と言わんばかりに目で訴えてくる
私はすぐにテイムをした、今度こそ本当のテイムだ。終わったらガウルがとても嬉しそうにしている。そうすると私の手の甲とガウルの額に契約の印があった。それによくよく調べると、ガウルも装備などがつけられるようになっていた。だけどガウルは今のままでも十分強いので気にしないことにした。あとはお互いの攻撃力が共有できるらしい、これはものすごくありがたくて、シド・クローネのときは身体強化の薬を飲んでいたからのあの強さであって実際私には頭の良さしか取り柄がなかったからだ。そのことをガウルに伝えるとガウルは
「テイムってスゴイですね....」と驚いていたのを見て笑ってしまった。

「あの....度々申し訳ないんですが、次はどこに行くなどのあてはあるのですか?」

私は自分の持ってきたバッグの中から新しい資料を取り出した。

「実は火を付ける前に資料を取っていたんだ。なんか秘密の部屋っぽかったけど案外簡単に開けられた。そしたら次に行く先が決まったよ。ちなみに次は4人で冒険者だ。多分だけどパーティーを組んでいる、ランクはAとBが混じっ
てる。」

私はすぐに床に資料を並べた。
どうやらランクはEからSまであった。そうするとまあまあ強いようだ。なかなかパーティーもいい感じに組めていて、まず戦士と弓使い、僧侶に槍使いだ。名前も書いてあって、戦士のニゲラ・カラー、弓使いのバラ・ストック、僧侶のテトラ・ガーベラ、槍使いがラック・グラットでパーティー名はソリダリテだと書いてあった、だけど資料を見る限りどこを拠点にしているかわからない。フラフラして依頼が来たらそこへ行く、ということらしい。私は手がかりを探すべく、すぐに探し始めた..............
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

裏切者には神罰を

夜桜
恋愛
 幸せな生活は途端に終わりを告げた。  辺境伯令嬢フィリス・クラインは毒殺、暗殺、撲殺、絞殺、刺殺――あらゆる方法で婚約者の伯爵ハンスから命を狙われた。  けれど、フィリスは全てをある能力で神回避していた。  あまりの殺意に復讐を決め、ハンスを逆に地獄へ送る。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

悪役令嬢は手加減無しに復讐する

田舎の沼
恋愛
公爵令嬢イザベラ・フォックストーンは、王太子アレクサンドルの婚約者として完璧な人生を送っていたはずだった。しかし、華やかな誕生日パーティーで突然の婚約破棄を宣告される。 理由は、聖女の力を持つ男爵令嬢エマ・リンドンへの愛。イザベラは「嫉妬深く陰険な悪役令嬢」として糾弾され、名誉を失う。 婚約破棄をされたことで彼女の心の中で何かが弾けた。彼女の心に燃え上がるのは、容赦のない復讐の炎。フォックストーン家の膨大なネットワークと経済力を武器に、裏切り者たちを次々と追い詰めていく。アレクサンドルとエマの秘密を暴き、貴族社会を揺るがす陰謀を巡らせ、手加減なしの報復を繰り広げる。

【完結】私が愛されるのを見ていなさい

芹澤紗凪
恋愛
虐げられた少女の、最も残酷で最も華麗な復讐劇。(全6話の予定) 公爵家で、天使の仮面を被った義理の妹、ララフィーナに全てを奪われたディディアラ。 絶望の淵で、彼女は一族に伝わる「血縁者の姿と入れ替わる」という特殊能力に目覚める。 ディディアラは、憎き義妹と入れ替わることを決意。 完璧な令嬢として振る舞いながら、自分を陥れた者たちを内側から崩壊させていく。  立場と顔が入れ替わった二人の少女が織りなす、壮絶なダークファンタジー。

義務ですもの。

あんど もあ
ファンタジー
貴族令嬢の義務として親の決めた相手に嫁いだが、夫には愛する人がいた。夫にないがしろにされても、妻として母として嫁としての義務を果たして誠実に生きたヒロインの掴んだ、ちょっと歪んだ幸せとは。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

処理中です...