ただ、恋人ごっこをしたいだけ

にしめ

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他人行儀

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クラス替えをしたことによって元彼と同じクラスになってしまった。そして今、出席番号順に自己紹介をすることになった。
出席番号1番は凛斗くんだ。
「どうも、天谷凛斗です。部活はやってません。好きな食べ物は強いて言うならりんごです。特技はんーなんだろう?特にないです。」
なんだか、私の知ってる人ではないような全くの別人のように感じた。
もう、凛斗くんを忘れるって決めたんだしっかりしなきゃ!
私の順番になった。
「野々原晴香です。部活は文芸部。好きな食べ物は甘いものです。特技は特にありません。」
私が自己紹介をしている時なるべく凛斗くんを見ないようにしていたのだがちらっと見てみるとなんだか気まずそうにしていた。
「さぁ、自己紹介も終わった事だし!今日のこの1時間だけは、みんなが仲良くなれるように今から席をシャッフルします!」
と担任の先生が言った。嫌な予感がずっとしている…
「晴香!同じグループだよ!」
幸菜が嬉しそうに言う。でも、私は喜べなかった、だって凛斗くんと同じグループになったんだもん…。
4人で1グループなのだが、あらためて自己紹介をすることになった。
私は、凛斗くんと初めて会いましたという感じで振る舞った。
「これからよろしくね~!私、野々原晴香です。」
「あーよろしく~僕は天谷凛斗。」
2人ともなんかぎこちない。
「2人ともどうしたの?なんかロボットみたいだよw」
もう1人のグループのメンバー佐々木春馬が笑いながら言った。春馬は、去年も同じクラスでよく話していた。
「初対面なんだからこうなるよ~」
笑って誤魔化した。
「天谷!よろしくな~俺は佐々木春馬!」
「よろしく!」
2人は早速仲良くなっていた。
「野々原さ、なんか感じ変わったよな」
いきなり春馬が言ってきた。
「えっ?そうかな…」
「うん!変わったよ!晴香なんか、弱々しくなった感じがするw」
幸菜まで言ってきた。
「野々原さん変わったんだ~。えっちなみに前はどんな感じだったの?」
「晴香は、いつも自分強く持ってるって言うかなんて言うか表現できないけどそんな感じ!」
「幸菜、そんなこと天谷くんに話さないでよ…」
「いいじゃん別に減るもんでもないし」
「野々原さんのこと図書室でよく見かけてたから前から少し気になってたんだよね。」
コイツは何を言っているの?変なこと言わないでよ…。
「はい!今日はここまで!それと言い忘れてたけど今日のこのグループで今年1年過ごしてもらいます!」
担任が言ったこの言葉で私は絶望した。
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