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出会(わな)い
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私は、会社帰りに映画を見に行った。しょうもない恋愛映画だった。シアターはガラガラだった。そりゃそうだよなと思いながら映画館を後にする。
PM23:??ボロアパートに帰るために長い道のりを歩く。高級な人の街。私には全く似合わないこの街を通って私は毎日ボロアパートに帰る。彼と暮らしたボロアパートに。高級そうな日本料理屋から出てきたおじさんの群れ。
接待終わりのおじさん達を可哀想だなと思いながら見る。ハゲにメガネにあっ、あの人若そうだな~
「ぶどうジュース飲みたくなってきちゃった。廃棄でくれたぶどうジュース…」
おじさんの群れとすれ違う時に何故か独り言を言っていた。もう一生私は、彼に会えないと思っていたのに彼はおじさんに紛れていた。でも、彼に声をかけても何にもならないことを知っていたから声をかけなかった。なのに、なぜ
「独り言、言っちゃったんだろう」
コンビニでぶどうジュースを手に取りまた呟いてしまった。
私は手に取ったぶどうジュースを棚に戻しビールを買った。
彼の飲んでいた安いビール初めて買った。
さよなら島田さん。お元気で。
PM23:??ボロアパートに帰るために長い道のりを歩く。高級な人の街。私には全く似合わないこの街を通って私は毎日ボロアパートに帰る。彼と暮らしたボロアパートに。高級そうな日本料理屋から出てきたおじさんの群れ。
接待終わりのおじさん達を可哀想だなと思いながら見る。ハゲにメガネにあっ、あの人若そうだな~
「ぶどうジュース飲みたくなってきちゃった。廃棄でくれたぶどうジュース…」
おじさんの群れとすれ違う時に何故か独り言を言っていた。もう一生私は、彼に会えないと思っていたのに彼はおじさんに紛れていた。でも、彼に声をかけても何にもならないことを知っていたから声をかけなかった。なのに、なぜ
「独り言、言っちゃったんだろう」
コンビニでぶどうジュースを手に取りまた呟いてしまった。
私は手に取ったぶどうジュースを棚に戻しビールを買った。
彼の飲んでいた安いビール初めて買った。
さよなら島田さん。お元気で。
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