青春の存在しない世界からの住人

にしめ

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始まった日

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私は、月葉高校という片田舎の平凡な高校に通っている女子高生だ。
普通に青春を送るウザったらしい人々に囲まれて毎日を送っていたはずなのにある日"青春"が2年5組から

私は9月生まれの乙女座A型。相田りんという。私は青春ごっこが大嫌いだ。
運動部で優勝目指して頑張ろうとか、仲間で集まって楽しくやろうぜとか本当に大嫌いだ。私は、あまりに嫌いなためある日星に祈ってみた。私はこう強く願った。

「クラスから青春を無くしてください」

絶対に叶うわけないか。高校2年生なんて世の中からすりゃ青春だ羨ましいだもんな。

あの願った日から1ヶ月ほど経とうとしたある日、いつも通りに登校をし教室の扉をガラガラと開けた私を静けさが待っていた。
2年5組の生徒全員がピシッと背筋を伸ばし自席に座っている。
いつもだったらありえない光景に私は、独り言を漏らした。
「気持ち悪っ」
つい、うっかり漏らしてしまった言葉にクラスのみんながニタァと笑う。
そして、
「相田さん、おはようございます。」
とみんなが一斉に挨拶をしてきた。
私はあまりの気持ち悪さに教室を一旦出る。
私にドッキリでも仕掛けているのではないかと思い用心してもう一度扉をガラガラと開ける。すると、みんなは黙りこくってどこか一点を見ていた。
私は、とりあえず自分の席に座る。誰も一言も話さない。私が席を立ち友人の田中の元に行こうとすると、隣席の陽キャがニタァと笑い 
「相田さんどこに行くのぉ?」
と聞いてくる。背筋がゾクッとした。
陽キャはさらに一言
「担任の先生が来るまで立っちゃダメでしょぉ?」
この一言を発した後になぜかクラスのみんなが一斉にこちらを向き睨みつけてきた。友人の田中も完全にこの頭のイカれた連中の仲間だった。
私は怖くて仕方がなく自分の席に座った。朝礼の時間になると、担任の先生ではなく全く知らない男の先生が教室に入ってきた。
その先生は学校で一度も見たことの無い先生だった。
私は誰なんだろうと思いながら、周りを見ると誰一人として疑問に思っていないような顔をしていた。そして、その知らない先生がまるで担任のように朝礼を進めていく。そして、私は気づいてしまった。

担任のプレートに書かれた名前が2年5組の担任のものではないことを…

月葉高校では担任、副担任の名前プレートを黒板の隅に貼っている。だが、この教室の担任のプレートには全く知らない名前が書かれていた。
    
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