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二章
32話 ダンスのお相手 / ヴァセラン姉妹
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〈 小さい設定 〉
クロードの妹達は、華奢な男性がお好みです。
筋肉男子は一族だけで、見飽きましたわ!
〈 小話 〉
――とある日の刺繍中
「アレックス王子は意外にガッチリしてますし、ユーグ様は背が高いですし、やはりノエル様かカミュ様」
お姉様がしたり顔で頷く。公の儀での私のファーストダンスの相手のお話。昨年、お姉様はノエル様で、理由は筋肉男子は見飽きたから。
ドアが開いてお父様が入ってくる。ガッチリ筋肉です。
「ほら、騎士団から帰る途中の店にあった」
渡してくれたのは、探してた私の髪と同じ色の刺繍糸。朝、お母様にないと言ったのを聞いて買ってきてくれたのだろう。ありがとうと言うと、少し唇を上げてから部屋を出て行く。
「やっぱりね。華奢な殿方がいいですね」
お姉様が笑顔で頷く。ノエル様は凛として華奢、カミュ様はたおやかで華奢。
ドアが開いてお兄様が入ってくる。ガッチリ筋肉。
「ほら。庭で練習中に見つけた」
お姉様が今朝お母様に刺繍のモチーフにしたいと言っていたお花。話を聞いて取ってきてくれたのだろう。ありがとうと言われて、少し唇を上げてから部屋を出て行く。
「決めました。去年はお姉様がノエルさまですから、私はカミュ様にお願いします」
「ええ。きっと先も筋肉は見飽きますでしょ……?一生に一度ぐらいわね?」
お姉様と顔を見合わせて笑う。糸は騎士団の途中のお店になかったのを知ってる。お花はうちの庭にはなかったのを知ってる。二人共どこまで探しに行ってくれたの?
私もお姉様も、優しくてガッチリしたお父様とお兄様とよく似た方を最後は連れてくると思う。大好きなんだもの。だから、一生に一度は違うタイプの方を選ぶのも良い思い出です。
クロードの妹達は、華奢な男性がお好みです。
筋肉男子は一族だけで、見飽きましたわ!
〈 小話 〉
――とある日の刺繍中
「アレックス王子は意外にガッチリしてますし、ユーグ様は背が高いですし、やはりノエル様かカミュ様」
お姉様がしたり顔で頷く。公の儀での私のファーストダンスの相手のお話。昨年、お姉様はノエル様で、理由は筋肉男子は見飽きたから。
ドアが開いてお父様が入ってくる。ガッチリ筋肉です。
「ほら、騎士団から帰る途中の店にあった」
渡してくれたのは、探してた私の髪と同じ色の刺繍糸。朝、お母様にないと言ったのを聞いて買ってきてくれたのだろう。ありがとうと言うと、少し唇を上げてから部屋を出て行く。
「やっぱりね。華奢な殿方がいいですね」
お姉様が笑顔で頷く。ノエル様は凛として華奢、カミュ様はたおやかで華奢。
ドアが開いてお兄様が入ってくる。ガッチリ筋肉。
「ほら。庭で練習中に見つけた」
お姉様が今朝お母様に刺繍のモチーフにしたいと言っていたお花。話を聞いて取ってきてくれたのだろう。ありがとうと言われて、少し唇を上げてから部屋を出て行く。
「決めました。去年はお姉様がノエルさまですから、私はカミュ様にお願いします」
「ええ。きっと先も筋肉は見飽きますでしょ……?一生に一度ぐらいわね?」
お姉様と顔を見合わせて笑う。糸は騎士団の途中のお店になかったのを知ってる。お花はうちの庭にはなかったのを知ってる。二人共どこまで探しに行ってくれたの?
私もお姉様も、優しくてガッチリしたお父様とお兄様とよく似た方を最後は連れてくると思う。大好きなんだもの。だから、一生に一度は違うタイプの方を選ぶのも良い思い出です。
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