転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト

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作戦?捻じ伏せるものだな

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            こ、ここはどこだ?

これが、セノヴァが最初に持った感想である。

「ここは、僕の作った世界。ここは元々、暮らしているものいや、生きているものがまったくいない世界だ。ここでなら、周りを気にせずに戦えるだろう?」

「まぁ、向こうの世界で戦ったとしても、周りなんか気にしなかっただろうがな。」

「そうかい。まぁいい。そんなことは今は関係なかったね。」

「そうだな。」

(おい、ハデス。)

(何でしょうか?)

(あれらは本当に熾天使なのか?)

(分かりません。なんせ、滅多に出てきませんから。)

(そうなのか?)

(はい。基本的に部下が仕事を済ませておいてくれる熾天使達にとっては、仕事がないのですよ…)

(そうか。それじゃあ、現時点では判断が出来ないのか…)

(まぁ、居ても数体だと思いますけど…)

(何でだ?)

(1つの世界に熾天使は最大12体までしか入れません。)

(そんなルールがあったのか?)

(はい。熾天使と言うのは、神にとっても作るのは至難で、あまり熾天使を持ちすぎでしまうと、力のバランスが崩れるからだそうです。)

(そうか…分かった。それじゃあ、最大でも12体か。)

(はい。結構まずいですが、なんだかんだ言っても、結構なダメージを食らってしまうだけで、単体では私のほうが強いですから。)

(そうだったのか。つまり、集団を相手にどれだけ1対1を作り出せるかだな。)

(どういうことですか?)

(集団相手で勝てないのなら、100体居る天使と1対1を100回やれば良い。)

(そんな事言っても、相手が待ってくれるでしょうか?)

(それは、俺たちに技術だな。まぁ、がんばろうか。)

(わ、分かりました。)

そして、この会話の間、アインはずっと待っていた。

「話し合いは終わった?」

「まぁな。」

「君たちの会話に付け加えるとしたら、ここにいるのは全て熾天使だよ。この世界以外からも呼んだからね。」

「ハッ!さすがに冗談がきついんじゃないのか?この世界の外から天使を呼ぶなんて、神でなきゃできないだろ…」

「たしかにそうだね。まぁ、この世界にはいろいろあるんだよ。」

「そんな、あいまいな説明で俺が納得する訳がないだろ!」

そう言いながら、セノヴァはアインに対して攻撃を開始した。

しかし…

「チッ。天使共がアインを守りやがる。いったい何で操っているんだ?」

それでも、ハデスの攻撃のほうが強かったので、天使のアインを守っている手はどんどんと傷が増えていった。

「ハハハ。もう少しでその手も壊れるぜ?」

そんなことを言いながら攻撃を繰り返していたが、天使たちは交代し始め、セノヴァの攻撃はほとんど効かなくなってしまった。

「面倒だな。まぁ、このまま攻撃を続ければ…!」

セノヴァは身の危険を感じて、後ろに引いたが、そのすぐ後に、さっきまでセノヴァが居た場所には光の光線が通っていた。

「こちらも攻撃はするぞ?全軍突撃せよ。自分の身は自分で守れる。」

アインがそういうと、天使たちは、一斉にセノヴァに対して、攻撃を開始した。

「くっ。数が多すぎる、1対1に持っていけない。」

「当たり前だ。そんな作戦は分かっていたからな。」

アインは、心を覗くことが出来るため、1対1にならないように指示を出していたのだった。

そしてついに…

「くっ!左腕が死んだ。」

天使の攻撃はセノヴァに当たるようになってきた。
        
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