転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト

文字の大きさ
415 / 554

即席作戦

しおりを挟む

            (さて、どうしたもんか…)

当初の予定では、ここでこの兵が、門を閉めて、したの人たちに協力をしてもらいながら、城壁の上から下りるという計画だった。

しかし、先輩が残ってしまったせいで、それが出来なくなってしまったのだった。

(まずいな。多分下には僕を待っている冒険者がいるだろう。)

今回は結構高いところから落ちてくる男性を受け止めなくてはいけないので、男の冒険者がスタン場っていたのだった。

(先に彼らを行かせるか?しかし、それでは私が出て行く方法がなくなってしまう。)

この領地内の兵は、基本的に街のどこを歩いていても、文句を言われるようなことはないが、逆に1人で街を出て行こうとすると、一般人よりも疑われる。

それは、単純に、街を守るために存在している兵が、何故外に行くのか…それは仕事を放棄していないか?

という考えがあるので、兵というのは、何かの任務がない限り基本的に外に出ることが出来ない。

しかも、冒険者とは違い、その任務を自分から受けに行くこともできないので、もしも、この機会を失ってしまったら、領主から首にされるか、何かしらの命令が出てくるまで動けなくなってしまうのだ。

(それはさすがに、避けたい。)

元々、問題が発覚して、まだ時間が経っていないからこそ、このようなことが出来ている。
これから先は、時間が経つごとにこの街は混乱に陥っていくだろう。

(そのためにも、今のうちに逃げ出すしかない。)

しかし、さすがに先輩の兵のほうが強いので、力ずくでは、どうしようも出来ない。

かといって、一瞬の隙を突いて逃げても、すぐに他の人にも報告をされて、もっと多くの兵が追ってきてしまうことになるだろう…

(ん?もっと多くの兵が追っていく?)

ここで、この兵は1つの作戦を考えた。

しかし、この作戦は成功する確立も少ないし、それに、多くの場所で運が必要になってくる。

しかし、今のまま何もしなくては、事態を動かすことが出来ないので、その作戦に頼ることにした。

それは…

「先輩。」

「何だ?」

「向こうの西門付近に何か見えませんか?」

「西門付近だと?」

「ええ、なんか動いているものが見えるのですが…」

良く見ると、西門付近には、動いている何かがあった。

「何だあれは?」

「分かりませんが、抜け出そうとしていません?」

どんな技術を使っているのか分からないが、その影は、城壁の何もない場所を垂直に上昇していっていた。

「まぁ、あれは向こうの兵が何とかするだろう。」

そう思っていたが、その動くものが城壁を完璧に越えてしまっても、西門のほうの兵が動く気配が無かった。

「先輩!これってまずくないですか!?」

「ああ、結構まずい。何やってんだ、向こうの兵は!」

実際、西門の兵が動かなかった理由は、そんな物はなかったからだ。

あの動く影というのは、相手にちょっとした、物を見せるくらいしか出来ないが、それでも一応、黒魔法に入るものだったのだ。

本来、一流の黒魔法使いが使えば、異形の怪物が目の前に出現するなどの幻影を見せることも出来るが、彼はそんなに魔法の腕はよくなかったので、その程度が限界だった。

しかし、今回はその限界に助けられていたのだった。

そんな事も、知らない先輩はすぐに本部のほうに連絡に行った。

「先輩!私は奴の後を追います!」

「ああ、さすがに厳しいだろうが、出来るだけ捉えておいてくれ!」

そして、先輩が完全におりきった時点で、この兵は、門の外側に降りるのだった。

まさか、先輩も、本当にこの町から出て行く人がこんなにも近くにいるなんて事は考えなかったのだった。
        
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

異世界は流されるままに

椎井瑛弥
ファンタジー
 貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。  日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。  しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。  これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

処理中です...