転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト

文字の大きさ
437 / 554

結婚の理由

しおりを挟む

            しかし、相手大きさを知ることが出来たが、アインをどうやったら倒せるかなどは、全然思いつくことは出来なかった。

「それにしても、隣国の王か…」

「ええ、それもこの国よりも発展していると呼ばれている。」

「そうなのか?歴史は浅いとさっき言っていたが。」

「その話しも本当です。
例の、アイン王が、魔法による技術革命をどんどんとおこなっていったため、あの国の技術は、この国では再現すら出来ないレベルにまで上がっています。」

「そんなにすごいのか…」

「ええ、私も、船に乗って、海外なんかに行って、外国に観光をしていた時期がありましたが、この国は結構発展しています。
それこそ、他の国とは大差があるレベルで発展しています。
しかし、そんなこの国よりもさらに進んでいるのが、バルバロット帝国なのです。」

「バルバロット帝国?それが、隣国の名なのか?」

「あ、伝え忘れていましたね。
そうです。その国の名は、バルバロット帝国。
世界から見ても、歴史はとても短く、それに対して、経済力と技術力は、世界1かもしれないと呼ばれている国です。」

「しかし、王族も、良くそんなものと結婚しようと思ったな。」

「と言いますと?」

「いや、王族同士の結婚と言うのは、その多くが自国の力を高めるためにやる。
そして、良く起こるのは、同じくらいの力を持っている国同士での、王族同士の結婚だ。
なぜか分かるか?」

「いえ…自国よりも大きな国の王族と結婚したほうが、進展できそうだと思っているのですが…」

「確かに、大規模な発展に関しては、大国の王と結婚したほうが良いだろう。
しかし、それには問題がある。
それは、力の差によって生じる、上下関係だ。」

「上下関係ですか?」

「ああ、力のある国と、力の無い国では、基本的に話し合いでは、力のある国のほうが主導権を持っている。
同じくらいの力の国同士であれば、平等な話し合いで終わるが、力の差が生じている国同士での話し合いと言うのは、力の無いもの側に多くの利点を提供しておきながら、相手も多くのリターンを要求してくる。」

実際、そのようなことは過去の事例にもあったので、そうではないとは言い切れないような無いようだった。

「その問題も大丈夫だと思うんですけどね。」

「何でだ?」

「元々、この2人に関しての結婚に関しては、恋愛結婚で結婚しようとしていたそうですよ。
そして、アイン王が、隣国の王、正確には皇帝になったので、大々的に発表できるようになったのですよ。
だからこそ、今回の結婚に関しては、速めに公開したのではないかと言われています。」

それと、もう1つの理由があった。

アインが皇帝になったから、結婚を発表しやすくなったと言うのも本当なのだが、もっと現実的なことを言うと、アインの作った同盟にいる国との、貿易を本格化したかったのだ。

今でも結構やっているのだが、それでも、普通の貿易レベルだ。

しかし、この同盟の大元であるアインの国との正式な王族婚姻の件が解決できれば、アインの国とも、その同盟国とも本格化できるからこそ、早めに結婚を完了させて起きたいのだった。

しかし、そんな同盟のトップであることを知らないこの2人はその理由も知らなかったので、まだチャンスはあると思っていた。

しかし、そんな2人でも、恋愛結婚の間に入ろうとするのは、気が引けていたのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

暗殺者から始まる異世界満喫生活

暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。 流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。 しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。 同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。 ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。 新たな生活は異世界を満喫したい。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

異世界は流されるままに

椎井瑛弥
ファンタジー
 貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。  日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。  しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。  これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

処理中です...