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襲撃
74.漸減邀撃作戦①
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第二波が博多を出陣した。
総勢200名。編成は騎馬40、歩兵160。前回の歩兵ばかり50名だった時とは異なり、本気の軍勢を繰り出してきた。
総大将は佐伯元親。30歳後半ぐらいの髭面の偉丈夫だ。身長170㎝近いだろう。
少弐家当主である少弐資能その息子の少弐経資と少弐景資、三善の爺さんと本居には黒の精霊を張り付け、監視している。
三善の爺さんは恐らく気付いているだろうが、気にする素振りもない。
その三善の爺さんと本居が、出立する軍勢を見ながら何やら話し込んでいる。
「三善様。本当にこれでよかったのでしょうか。ずいぶん少弐様を焚き付けておられましたが……」
「本居よ。大陸で蒙古の嵐が吹き荒れておるのは知っておろう?」
「もちろんです。この博多にも商人たちが多数避難しております」
「うむ。おそらく遠くない将来、いや今日明日ということはあるまいが、来年、再来年辺りには、この博多は戦場になる。其時、少弐家と幕府の戦力だけで、この街が守れると思うか?」
「そうですなあ……蒙古は強力な騎馬民族です。水際で阻止できればともかく、上陸を許さば難しいでしょうな……」
「そうじゃ。恐らく無理じゃ。だからこそ、今は一人でも戦力が欲しいのじゃ」
「それでタケル様を?しかしそのタケル様を討伐するというのは真逆の行いではありませんか?」
「タケルは農作業に勤しんでいるらしいな。自分の里を豊かにすることに懸命になっておる。例えばあと10年・20年時があり、タケルの里が筑豊を飲み込むほどに拡がれば、おのずと蒙古襲来は自分の身に降りかかる災いとして認識するじゃろう。だが来年・再来年では早すぎる。あいつはどこか他所の国で起きた災いぐらいにしか感じんはずじゃ」
「それはそうでしょう。なにせ博多の街が焼かれようが、徒歩で3日・4日はかかる遠くの地の話です。自分の里に軍勢が押し寄せてこない限り、一地方の長としては関係ないでしょうな」
ひどい言われようだ。さすがに博多に蒙古軍が襲来したら、一応駆けつけて見物ぐらいはするし、人々が虐殺されそうなら助けるつもりだが。
「だからこそじゃ、あいつには相応の立場を与え、こちら側に引きずり込まなければいかんのじゃ」
「相応の立場……とは?」
「今回の総大将な……あいつの地盤はどこじゃ?」
「たしか飯塚から宗像、志賀島まででしたな……あ!三善様まさか……」
「そういうことじゃ。タケルは恐らく佐伯に勝つ。しかも圧勝する。その和平交渉で、タケルに佐伯の地盤を割譲する。奴は少弐家の家臣にはならんじゃろう。が、博多の海に面した領地を持つなら、蒙古の襲来は対岸の火事では済まんくなる。まさに自分の家の軒先が燃えている状態になるのじゃ」
「三善様……まさかそこまでお考えでしたか」
「まあそれは理由付けじゃな。根本的にはそのほうが面白いからじゃ」
この爺さん……そっちが本音だな。
しかし、なぜ三善の爺さんや本居が手の平を返したか、その理由はわかった。
しかしそれでは死地に飛び込む佐伯と第二波の軍がいささか不憫すぎる。一応警告などしておくか。
騎馬と歩兵の軍の足は意外と速い。
博多から宰府までのおよそ15㎞を2時間で駆け抜け、昼前には峠に入った。恐らく日暮れ前には山道を抜け、穂波の集落に差し掛かるだろう。
山道を抜けたところで、一度警告を与えることにする。
現地に向かうのは俺と鬼面をつけた紅・黒・白の計4人。
青と小夜は留守番、里の結界維持と警戒監視は椿に任せる。
俺は鬼面はつけないが、バトルドレスユニフォームは4人とも揃えた。
胸・肩・肘・膝には、イノシシの革を貼り合わせて漆で固めたプレートを装着し、手にはレザーグローブと小手、足は藁底を樹脂で固めたレザーブーツだ。
俺は猟銃を背負い弾薬ポーチを腰に巻き、太刀を履く。
紅は薙刀と太刀、白は長弓と小太刀を装備している。黒は小太刀2本に加え、何やら暗器状のものを小手やプレートの内側に仕込んでいる。なんだか中二病チックになってきているが……
佐伯らの軍は弥太郎を先頭に山道を抜けてきた。穂波の集落には入らず、その手前で野営するようだ。
上空からの映像では、どうやら捨てられた寺がある。俺達は五重だかの塔の残骸に隠れ、弥太郎を探す。
意外と近くに所在なげに座っている弥太郎を見つけた。白の精霊で声を飛ばし、呼び出す。
突然耳元で名前を呼ばれた弥太郎が、辺りをキョロキョロと見渡し、俺達に気付き近寄ってきた。
「タケル様……まさかこんな所まで入り込んでおられるとは……」
「まあな。それで、こいつらは死ぬ気で来たんだろうな?」
「一応説得はしたのですが、士気は高く、とても引き返すような感じではありません。しかも総大将の佐伯様の領地はここから近いので……」
「足元が脅かされて引き下がるわけにもいかないか。それにしても何で近くから兵を挙げるのではなく、わざわざ博多から連れてきたんだ?」
「もともと後詰めは佐伯様と決まっていたのです。それで一同で少弐様に挨拶をしたいと」
要は閲兵を受けたということか。それは戦わずして引くわけにもいかないだろう。
「そうか。残念だがこちらも負けてやるわけにはいかない。明日の朝仕掛けるからそのつもりで。あと、生糸はどうだ?」
「はい。袖の湊の商人に見せたところ、やはり一貫文で売れました。お代はさすがに持ち歩けず、博多に置いております」
「そうか。では落ち着いたら取りに行く。死ぬなよ。なるべく奥のほうに引っ込んで、地に伏せておけ」
弥太郎に言い含めると、そのまま総大将の佐伯のところに向かう。
野営地の真ん中で、20人ほどで車座になり酒を飲んでいる。
「よう、佐伯の旦那ってのはあんたか?」
「なんだ貴様?佐伯元親は儂だが。お前は誰だ」
「この先の集落で長をしている、斎藤健だ。顔も知らん相手に攻めまれるのも癪だからな。一応挨拶に来た」
取り巻き達が色めき立ち、手に手に武器を取り立ち上がろうとする。
「お前ら止めんか!!ほう……お主が斎藤健か。風体に似合わず肝が据わっておるのう。別に悪さを働くようにも見えぬが……どうだ?一杯遣らんか?」
そういって佐伯が瓢箪を差し出す。中身は濁酒か。
「いや、それは和睦が成ったらな。どのみち戦わずに済む方法はないのだろう?」
「ないな。儂に出た命令は、『お前さんたちを撃ち滅ぼせ』だ。悪いが全滅させるまで、攻撃は緩めんよ」
「そうか。こちらも黙って耐えるつもりもない。当然こちらからの反撃も覚悟の上だよな」
それを聞いた取り巻き達が囃しはじめる。
「反撃だと?たった4人で何ができる?」
「一瞬で捻り潰してやる!せいぜい震えて待っていろ!」
「お前ら黙らんか!当主同士が話をしておるのがわからんか!」
佐伯が吠え、皆を黙らせる。どうやらちゃんとした当主のようだ。
「悪いな。こいつらは見ての通り荒くれ者でな。だが殺してしまう前に話ができてよかった」
「お互いにな。明日朝から攻撃を開始する。改めての口上は不要だ。戦いの最中に戦意を無くした者は武器を捨て白旗を掲げよ。俺からは命までは取らぬ。一瞬で命を失った者はどうにもならんがな」
「ほう……お主まさかそれを言いに……そういえば第一波の連中が妙なことを言っていたな。慈悲がどうのとか……」
「戦ってみればわかることだ。今日は存分に休め。最後の夜かもしれんからな」
「ふっ、まあいいか。お前ら手を出すなよ。戦は明日の朝からじゃ。今日は無事に帰してやれ」
とりあえず宣戦布告は済んだ。明日早朝から遠慮なく漸減作戦を実施する。
総勢200名。編成は騎馬40、歩兵160。前回の歩兵ばかり50名だった時とは異なり、本気の軍勢を繰り出してきた。
総大将は佐伯元親。30歳後半ぐらいの髭面の偉丈夫だ。身長170㎝近いだろう。
少弐家当主である少弐資能その息子の少弐経資と少弐景資、三善の爺さんと本居には黒の精霊を張り付け、監視している。
三善の爺さんは恐らく気付いているだろうが、気にする素振りもない。
その三善の爺さんと本居が、出立する軍勢を見ながら何やら話し込んでいる。
「三善様。本当にこれでよかったのでしょうか。ずいぶん少弐様を焚き付けておられましたが……」
「本居よ。大陸で蒙古の嵐が吹き荒れておるのは知っておろう?」
「もちろんです。この博多にも商人たちが多数避難しております」
「うむ。おそらく遠くない将来、いや今日明日ということはあるまいが、来年、再来年辺りには、この博多は戦場になる。其時、少弐家と幕府の戦力だけで、この街が守れると思うか?」
「そうですなあ……蒙古は強力な騎馬民族です。水際で阻止できればともかく、上陸を許さば難しいでしょうな……」
「そうじゃ。恐らく無理じゃ。だからこそ、今は一人でも戦力が欲しいのじゃ」
「それでタケル様を?しかしそのタケル様を討伐するというのは真逆の行いではありませんか?」
「タケルは農作業に勤しんでいるらしいな。自分の里を豊かにすることに懸命になっておる。例えばあと10年・20年時があり、タケルの里が筑豊を飲み込むほどに拡がれば、おのずと蒙古襲来は自分の身に降りかかる災いとして認識するじゃろう。だが来年・再来年では早すぎる。あいつはどこか他所の国で起きた災いぐらいにしか感じんはずじゃ」
「それはそうでしょう。なにせ博多の街が焼かれようが、徒歩で3日・4日はかかる遠くの地の話です。自分の里に軍勢が押し寄せてこない限り、一地方の長としては関係ないでしょうな」
ひどい言われようだ。さすがに博多に蒙古軍が襲来したら、一応駆けつけて見物ぐらいはするし、人々が虐殺されそうなら助けるつもりだが。
「だからこそじゃ、あいつには相応の立場を与え、こちら側に引きずり込まなければいかんのじゃ」
「相応の立場……とは?」
「今回の総大将な……あいつの地盤はどこじゃ?」
「たしか飯塚から宗像、志賀島まででしたな……あ!三善様まさか……」
「そういうことじゃ。タケルは恐らく佐伯に勝つ。しかも圧勝する。その和平交渉で、タケルに佐伯の地盤を割譲する。奴は少弐家の家臣にはならんじゃろう。が、博多の海に面した領地を持つなら、蒙古の襲来は対岸の火事では済まんくなる。まさに自分の家の軒先が燃えている状態になるのじゃ」
「三善様……まさかそこまでお考えでしたか」
「まあそれは理由付けじゃな。根本的にはそのほうが面白いからじゃ」
この爺さん……そっちが本音だな。
しかし、なぜ三善の爺さんや本居が手の平を返したか、その理由はわかった。
しかしそれでは死地に飛び込む佐伯と第二波の軍がいささか不憫すぎる。一応警告などしておくか。
騎馬と歩兵の軍の足は意外と速い。
博多から宰府までのおよそ15㎞を2時間で駆け抜け、昼前には峠に入った。恐らく日暮れ前には山道を抜け、穂波の集落に差し掛かるだろう。
山道を抜けたところで、一度警告を与えることにする。
現地に向かうのは俺と鬼面をつけた紅・黒・白の計4人。
青と小夜は留守番、里の結界維持と警戒監視は椿に任せる。
俺は鬼面はつけないが、バトルドレスユニフォームは4人とも揃えた。
胸・肩・肘・膝には、イノシシの革を貼り合わせて漆で固めたプレートを装着し、手にはレザーグローブと小手、足は藁底を樹脂で固めたレザーブーツだ。
俺は猟銃を背負い弾薬ポーチを腰に巻き、太刀を履く。
紅は薙刀と太刀、白は長弓と小太刀を装備している。黒は小太刀2本に加え、何やら暗器状のものを小手やプレートの内側に仕込んでいる。なんだか中二病チックになってきているが……
佐伯らの軍は弥太郎を先頭に山道を抜けてきた。穂波の集落には入らず、その手前で野営するようだ。
上空からの映像では、どうやら捨てられた寺がある。俺達は五重だかの塔の残骸に隠れ、弥太郎を探す。
意外と近くに所在なげに座っている弥太郎を見つけた。白の精霊で声を飛ばし、呼び出す。
突然耳元で名前を呼ばれた弥太郎が、辺りをキョロキョロと見渡し、俺達に気付き近寄ってきた。
「タケル様……まさかこんな所まで入り込んでおられるとは……」
「まあな。それで、こいつらは死ぬ気で来たんだろうな?」
「一応説得はしたのですが、士気は高く、とても引き返すような感じではありません。しかも総大将の佐伯様の領地はここから近いので……」
「足元が脅かされて引き下がるわけにもいかないか。それにしても何で近くから兵を挙げるのではなく、わざわざ博多から連れてきたんだ?」
「もともと後詰めは佐伯様と決まっていたのです。それで一同で少弐様に挨拶をしたいと」
要は閲兵を受けたということか。それは戦わずして引くわけにもいかないだろう。
「そうか。残念だがこちらも負けてやるわけにはいかない。明日の朝仕掛けるからそのつもりで。あと、生糸はどうだ?」
「はい。袖の湊の商人に見せたところ、やはり一貫文で売れました。お代はさすがに持ち歩けず、博多に置いております」
「そうか。では落ち着いたら取りに行く。死ぬなよ。なるべく奥のほうに引っ込んで、地に伏せておけ」
弥太郎に言い含めると、そのまま総大将の佐伯のところに向かう。
野営地の真ん中で、20人ほどで車座になり酒を飲んでいる。
「よう、佐伯の旦那ってのはあんたか?」
「なんだ貴様?佐伯元親は儂だが。お前は誰だ」
「この先の集落で長をしている、斎藤健だ。顔も知らん相手に攻めまれるのも癪だからな。一応挨拶に来た」
取り巻き達が色めき立ち、手に手に武器を取り立ち上がろうとする。
「お前ら止めんか!!ほう……お主が斎藤健か。風体に似合わず肝が据わっておるのう。別に悪さを働くようにも見えぬが……どうだ?一杯遣らんか?」
そういって佐伯が瓢箪を差し出す。中身は濁酒か。
「いや、それは和睦が成ったらな。どのみち戦わずに済む方法はないのだろう?」
「ないな。儂に出た命令は、『お前さんたちを撃ち滅ぼせ』だ。悪いが全滅させるまで、攻撃は緩めんよ」
「そうか。こちらも黙って耐えるつもりもない。当然こちらからの反撃も覚悟の上だよな」
それを聞いた取り巻き達が囃しはじめる。
「反撃だと?たった4人で何ができる?」
「一瞬で捻り潰してやる!せいぜい震えて待っていろ!」
「お前ら黙らんか!当主同士が話をしておるのがわからんか!」
佐伯が吠え、皆を黙らせる。どうやらちゃんとした当主のようだ。
「悪いな。こいつらは見ての通り荒くれ者でな。だが殺してしまう前に話ができてよかった」
「お互いにな。明日朝から攻撃を開始する。改めての口上は不要だ。戦いの最中に戦意を無くした者は武器を捨て白旗を掲げよ。俺からは命までは取らぬ。一瞬で命を失った者はどうにもならんがな」
「ほう……お主まさかそれを言いに……そういえば第一波の連中が妙なことを言っていたな。慈悲がどうのとか……」
「戦ってみればわかることだ。今日は存分に休め。最後の夜かもしれんからな」
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