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第一章
第12話 心強い味方をゲット♪
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「なにも変わってな~~~い!!!!!」
あわててミルティアを抱き上げて逃げようとする俺。
しかし持てる魔力の全てを高エネルギー結晶の起動に捧げた俺の足はもう動かない。
すぐにもたついて転んでしまった。
その衝撃で起きるミルティア。
「いたたたたた。痛いよアナトったら」
「ミルティア!」
無事で良かったけどこのままじゃまたやられる。
そう焦る俺はミルティアの首をつかんで走り出そうとする。
「大丈夫だよ!もう大丈夫だから」
ミルティアは俺の手や体を掴んで止めてくる。
なにがだよ。全然大丈夫じゃないだろ?
あのバカでかい神獣は普通に立ったままだぞ……って、あれっ!?
襲ってこない?
古代の神獣はただ立ったままだ……。
その古代の神獣がゆっくりと首を動かし、俺たちを視界に捕らえた……。
これで黒い炎の玉を放ってきたら俺たちはお終いだぞ?
しかし放ってきたのは炎ではなく穏やかな声だった。
『そなたが先ほどの光の主か?』
えっ?
「ほら、聞かれてるよ。そうだっていいなよアナト」
俺のほっぺをつんつんしてくるミルティアの表情に、もう焦りは見えない。
「あっ、ああ」
あいつが話しかけてきてんのか?マジで?話せばいいの?
『礼を言う』
「えっ?」
『先ほどの光のおかげで我は回復したようだ。おぼろげだった意識を取り戻せた』
そんなことがあるものなのか?
確かに、神獣は聖属性だと冒険者学校で習った気はするが……。
「そしてボクも回復したよん。さすが"高エネルギー結晶"だね。なかなかの魔力量だったよ」
俺の目の前でクルクルまわるオレンジ頭。
お前が手も足も出なかった古代の神獣を包み込んだんだから、お前より凄いのでは?と思うがショックを受けるかもしれないので言わずにおいた。
「そんなことない!聖属性の魔力で包み込んだから正気を取り戻させたと言うだけで、威力だけなら負けてないからね!!」
回るのをやめて俺に人差し指を突き付けてくるミルティア。
「あれ?俺喋ってた?」
まさか読心術か……。
「喋ってたよ!思いっきり間抜けな顔で喋ってたよ!」
「なんだと?役立たず!!うぎゃ~~~!」
また電撃かよ!
「懲りないねホントに。アホアナト!」
呆れた顔で呟くミルティア。
『アホアナトというのか?そなたは』
「ぶふぉ!ぷ~~~くすくす」
首をもたげて巨大な顔でとんでもないことを言いだす古代の神獣に吹き出すミルティア。
てっ、てめぇ……。
「違う違う!俺はアナトだ!」
『ふむ。仲の良いものだな。神族と人がかように仲良くやり取りしているとは。意識を失っている間に世の中は変わったものだのう』
俺達を見つめて何やら感慨深い様子だが、盛大に勘違いされてる気がする。
「え~とね、こんな風に神族に対して気安いのはアナトだけだと思うよ?」
「そうだな。なにせこの女神様のパートナーだからな。相応しい態度を取ろうと心掛けているだけだ!」
「おい!!」
あえて勘違いさせるように適当なことを言ってみた。
身を乗り出してくるミルティアはスルーだ。なにも間違っていないだろう?
『そうであったか。良きことであるな』
口角をあげる古代の神獣……はたから見たら俺たちを喰おうとしてるように見えそうだな。
回復した古代の神獣は改めてひとしきり礼を言うと、俺になにかほしいものはないかと告げてきた。
「じつは……」
さすがに正面から告げられた礼に対して曖昧な態度を取ることには抵抗を感じた俺が、恥ずかしさを隠して事情を説明すると、古代の神獣は笑うことなく自らの爪の欠片を俺にくれた。
『次元を切り裂く神獣の爪なら我のもので間に合うはずだ』
「いいのか!?ありがとう!!!」
気前も良い。これからは神獣様と呼ぼう。あの傲慢なクソ神獣とはえらい違いだ。
『礼を言うのはこちらだ。古にこの地に降り立ち、古代神ファルクラウス様の命で戦った我が堕ちてしまうなど情けない。それを救ってもらったのだ。その程度で礼になるとは思わぬが、もし戯神とやらに会って体を治したらまた来るがいい。その時は歓迎しよう』
正気を取り戻した神獣様はとても素晴らしい高潔な方だった。
「はじめてだ……」
俺は感動に打ち震える。
「どうしたの、アナト?」
俺を覗き込んでくるミルティアが不思議そうな顔をしている。
「はじめて笑われなかった。なんていい神獣様なんだ!」
「そこかい?」
「そりゃそうだろ。どいつもこいつも笑いやがって。えぇ!?」
初対面でひたすら笑われる恥ずかしさがお前にわかるか?
「思い出したら腹立ってきたな、くそっ」
「まぁまぁ落ち着いて、アナト」
俺に向かってどうどうするミルティア。
「一番笑ってたな……ミルティア……」
「もう、笑うよそんなの。(でも、さっきはかっこよかったよ)」
俺に答えた後なにかを呟く声は小さく、よく聞こえなかった。
「えっ?」
「なんでもない。今のなし」
聞こえねぇよ!なんだよ。恥ずかしがるようなこと言ったのかよ!
「さっきは?なんだって?」
「うるさいな、忘れろ!」
「えっ?」
「えっじゃねーよアホーーーー!」
ミルティアの一撃が俺の顎を捉える。
「まったく、ちょっとカッコいいと思ったらこれか」
『難儀であるな』
「あっ、すみません、内緒で」
『意図はよくわからぬが、神のやることは不思議だのう』
「古代神とボクたちではだいぶ違うと思いますが、その」
『よい。何か目的があるのだろう。我はしばし眠る』
「長い間彷徨ってたんだもんね。神獣さん、よい眠りを」
あれ!?意識を失ってた?
俺、何回気絶すればいいんだよ……。
じゃない、まだ神獣様に寝られたら困る!
「ちょっと待って!」
『なんじゃ?』
俺の声に反応してもたげた首を再びあげてくれる。
「そもそもここには聖銀の大盤を探しに来たんだ。ボスを倒せば手に入るのかなと思ったんだけど、神獣様がもしかして持ってたりとかは……?」
俺、よく思い出しただろ?
『聖銀の大盤?はて……。我が見る限り、ここには魔銀はあっても、聖銀は採れぬと思うが』
「へっ?」
「……」
しかし首をかしげながら発された回答は予想外なものだった。
どういうことだ、ミルティア……。
「あっ」
「『あっ』だと?」
「……さぁ。次に行こうかアナト。やったね、神獣の爪が手に入ったね」
「モウイチドイッテミテゴラン?ナンダッテ?」
「ごめんよ~~~~~~~」
「まてこら~~~~~~~」
反応がわざとらしすぎるだろ!そもそもどういう調査でどういう計画だったんだよ!?逃げるな!!
『にぎやかな者達じゃの。何かまだあるかの?』
「じゃあ神獣様。もし俺たちが困ったら助けてくれると言うのは……」
『ふむ。お安い御用と言いたいが……』
「やっぱだめか?」
『いや、良いのじゃがな。2つ条件がある』
なんだろう?神獣様は俺の目をずっと見ている。
神獣様って『お前の命をよこせ』とか言いそうなお顔をしてるよね……。
『ひとつは人目につかぬところでなら良い。さすがに神獣であった我があまり衆目を集めるのは好ましくない』
なるほど。たしかに。
『もう1つはあまり頻繁に、というのはムリじゃ。まだ完全に回復してはおらぬ』
「わかった!」
ほっとした。
だいたいピンチになるときってダンジョンとかだろうから、人目に覇つかないだろうし、そんな何度もピンチになるようだったらミルティアに「こらっ!」しなきゃな。
『うむ。では我を呼ぶための道具をくれてやろう』
さっきの神獣様の爪もそうだけど突然俺の目の前に現れて掌に落ちてきたのは指輪だった。
「ありがとう!」
これに願えば来てくれるらしい。
しかも、装備するだけで風の魔法が使えるという代物だ。
神獣様は素晴らしい。
どこかの神様とは大違いだ。
そうして俺は神獣様に別れを告げてミルティアを追いかけた。
『はて……』
古代の神獣が走り去った2人を目で見送ってから呟く。
『今の世に、時の砂があるのじゃろうか……?それに……。それにしても神というのは不思議なことをなさるもんじゃのう……zzz』
あわててミルティアを抱き上げて逃げようとする俺。
しかし持てる魔力の全てを高エネルギー結晶の起動に捧げた俺の足はもう動かない。
すぐにもたついて転んでしまった。
その衝撃で起きるミルティア。
「いたたたたた。痛いよアナトったら」
「ミルティア!」
無事で良かったけどこのままじゃまたやられる。
そう焦る俺はミルティアの首をつかんで走り出そうとする。
「大丈夫だよ!もう大丈夫だから」
ミルティアは俺の手や体を掴んで止めてくる。
なにがだよ。全然大丈夫じゃないだろ?
あのバカでかい神獣は普通に立ったままだぞ……って、あれっ!?
襲ってこない?
古代の神獣はただ立ったままだ……。
その古代の神獣がゆっくりと首を動かし、俺たちを視界に捕らえた……。
これで黒い炎の玉を放ってきたら俺たちはお終いだぞ?
しかし放ってきたのは炎ではなく穏やかな声だった。
『そなたが先ほどの光の主か?』
えっ?
「ほら、聞かれてるよ。そうだっていいなよアナト」
俺のほっぺをつんつんしてくるミルティアの表情に、もう焦りは見えない。
「あっ、ああ」
あいつが話しかけてきてんのか?マジで?話せばいいの?
『礼を言う』
「えっ?」
『先ほどの光のおかげで我は回復したようだ。おぼろげだった意識を取り戻せた』
そんなことがあるものなのか?
確かに、神獣は聖属性だと冒険者学校で習った気はするが……。
「そしてボクも回復したよん。さすが"高エネルギー結晶"だね。なかなかの魔力量だったよ」
俺の目の前でクルクルまわるオレンジ頭。
お前が手も足も出なかった古代の神獣を包み込んだんだから、お前より凄いのでは?と思うがショックを受けるかもしれないので言わずにおいた。
「そんなことない!聖属性の魔力で包み込んだから正気を取り戻させたと言うだけで、威力だけなら負けてないからね!!」
回るのをやめて俺に人差し指を突き付けてくるミルティア。
「あれ?俺喋ってた?」
まさか読心術か……。
「喋ってたよ!思いっきり間抜けな顔で喋ってたよ!」
「なんだと?役立たず!!うぎゃ~~~!」
また電撃かよ!
「懲りないねホントに。アホアナト!」
呆れた顔で呟くミルティア。
『アホアナトというのか?そなたは』
「ぶふぉ!ぷ~~~くすくす」
首をもたげて巨大な顔でとんでもないことを言いだす古代の神獣に吹き出すミルティア。
てっ、てめぇ……。
「違う違う!俺はアナトだ!」
『ふむ。仲の良いものだな。神族と人がかように仲良くやり取りしているとは。意識を失っている間に世の中は変わったものだのう』
俺達を見つめて何やら感慨深い様子だが、盛大に勘違いされてる気がする。
「え~とね、こんな風に神族に対して気安いのはアナトだけだと思うよ?」
「そうだな。なにせこの女神様のパートナーだからな。相応しい態度を取ろうと心掛けているだけだ!」
「おい!!」
あえて勘違いさせるように適当なことを言ってみた。
身を乗り出してくるミルティアはスルーだ。なにも間違っていないだろう?
『そうであったか。良きことであるな』
口角をあげる古代の神獣……はたから見たら俺たちを喰おうとしてるように見えそうだな。
回復した古代の神獣は改めてひとしきり礼を言うと、俺になにかほしいものはないかと告げてきた。
「じつは……」
さすがに正面から告げられた礼に対して曖昧な態度を取ることには抵抗を感じた俺が、恥ずかしさを隠して事情を説明すると、古代の神獣は笑うことなく自らの爪の欠片を俺にくれた。
『次元を切り裂く神獣の爪なら我のもので間に合うはずだ』
「いいのか!?ありがとう!!!」
気前も良い。これからは神獣様と呼ぼう。あの傲慢なクソ神獣とはえらい違いだ。
『礼を言うのはこちらだ。古にこの地に降り立ち、古代神ファルクラウス様の命で戦った我が堕ちてしまうなど情けない。それを救ってもらったのだ。その程度で礼になるとは思わぬが、もし戯神とやらに会って体を治したらまた来るがいい。その時は歓迎しよう』
正気を取り戻した神獣様はとても素晴らしい高潔な方だった。
「はじめてだ……」
俺は感動に打ち震える。
「どうしたの、アナト?」
俺を覗き込んでくるミルティアが不思議そうな顔をしている。
「はじめて笑われなかった。なんていい神獣様なんだ!」
「そこかい?」
「そりゃそうだろ。どいつもこいつも笑いやがって。えぇ!?」
初対面でひたすら笑われる恥ずかしさがお前にわかるか?
「思い出したら腹立ってきたな、くそっ」
「まぁまぁ落ち着いて、アナト」
俺に向かってどうどうするミルティア。
「一番笑ってたな……ミルティア……」
「もう、笑うよそんなの。(でも、さっきはかっこよかったよ)」
俺に答えた後なにかを呟く声は小さく、よく聞こえなかった。
「えっ?」
「なんでもない。今のなし」
聞こえねぇよ!なんだよ。恥ずかしがるようなこと言ったのかよ!
「さっきは?なんだって?」
「うるさいな、忘れろ!」
「えっ?」
「えっじゃねーよアホーーーー!」
ミルティアの一撃が俺の顎を捉える。
「まったく、ちょっとカッコいいと思ったらこれか」
『難儀であるな』
「あっ、すみません、内緒で」
『意図はよくわからぬが、神のやることは不思議だのう』
「古代神とボクたちではだいぶ違うと思いますが、その」
『よい。何か目的があるのだろう。我はしばし眠る』
「長い間彷徨ってたんだもんね。神獣さん、よい眠りを」
あれ!?意識を失ってた?
俺、何回気絶すればいいんだよ……。
じゃない、まだ神獣様に寝られたら困る!
「ちょっと待って!」
『なんじゃ?』
俺の声に反応してもたげた首を再びあげてくれる。
「そもそもここには聖銀の大盤を探しに来たんだ。ボスを倒せば手に入るのかなと思ったんだけど、神獣様がもしかして持ってたりとかは……?」
俺、よく思い出しただろ?
『聖銀の大盤?はて……。我が見る限り、ここには魔銀はあっても、聖銀は採れぬと思うが』
「へっ?」
「……」
しかし首をかしげながら発された回答は予想外なものだった。
どういうことだ、ミルティア……。
「あっ」
「『あっ』だと?」
「……さぁ。次に行こうかアナト。やったね、神獣の爪が手に入ったね」
「モウイチドイッテミテゴラン?ナンダッテ?」
「ごめんよ~~~~~~~」
「まてこら~~~~~~~」
反応がわざとらしすぎるだろ!そもそもどういう調査でどういう計画だったんだよ!?逃げるな!!
『にぎやかな者達じゃの。何かまだあるかの?』
「じゃあ神獣様。もし俺たちが困ったら助けてくれると言うのは……」
『ふむ。お安い御用と言いたいが……』
「やっぱだめか?」
『いや、良いのじゃがな。2つ条件がある』
なんだろう?神獣様は俺の目をずっと見ている。
神獣様って『お前の命をよこせ』とか言いそうなお顔をしてるよね……。
『ひとつは人目につかぬところでなら良い。さすがに神獣であった我があまり衆目を集めるのは好ましくない』
なるほど。たしかに。
『もう1つはあまり頻繁に、というのはムリじゃ。まだ完全に回復してはおらぬ』
「わかった!」
ほっとした。
だいたいピンチになるときってダンジョンとかだろうから、人目に覇つかないだろうし、そんな何度もピンチになるようだったらミルティアに「こらっ!」しなきゃな。
『うむ。では我を呼ぶための道具をくれてやろう』
さっきの神獣様の爪もそうだけど突然俺の目の前に現れて掌に落ちてきたのは指輪だった。
「ありがとう!」
これに願えば来てくれるらしい。
しかも、装備するだけで風の魔法が使えるという代物だ。
神獣様は素晴らしい。
どこかの神様とは大違いだ。
そうして俺は神獣様に別れを告げてミルティアを追いかけた。
『はて……』
古代の神獣が走り去った2人を目で見送ってから呟く。
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