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第82話:続々と生まれる愛し子よ
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さて、本日の生誕祭ではカロンとマロンお披露目となった。
「カロンだよ~!」
「マロンで~す!」
「おぉ!元気でいい子達だな~よーしよしよし。」
「「えへへ~。」」
自己紹介をした少年たちは双子のようにそっくりで可愛らしい。
「おうエイル、あいつらぶりっこしてるぞ。」
「うんジェイル、権力者を分かってる顔してるよ。」
「む~!ジェイル意地悪!」
「む~!エイル失礼!」
「本当に双子じゃないけどそっくりだな。」
「可愛いですね。」
「おう!ジェイルとエイルの子供の頃って見たことねーけどこんな感じだったのかもな!」
「そうか!ずっとジェイルとエイルのほうが年上だったから小っちゃい頃って見たことないんだよな!」
「「え、なんか恥ずかしい。」」
「え~可愛いからいいだろ~。ほらこんなに可愛い!」
「「えへへ~!」」
「よし!家のかわいいも見せてやるぞ!シェリル!チェリル!出ておいで!」
「はーい!」
「は、はい!」
てちてちと音が鳴りそうな拙い足取りで家の双子が姿を現す。
シェリルは元気に、チェリルは少し緊張しながら返事を返してくれた。
可愛い!
「マークガーフけがちょうし!シャリル・マークガーフ、1歳です!」
「マークガーフけがちょうし。チェリル・マークガーフ、1歳です。」
「「「おー!」」
「カノイ様を思い出す自己紹介力だ!」
「できる子って感じだ!」
「というかどっちも長子なん?」
「いや~同時に生まれちゃったからどっちが上かわかんないんだよ。」
「それでどっちも長子なんだね。」
「自慢の家の子達です。」
「いや~しっかりしてるわ。こりゃマークガーフ村の将来は安泰だな。」
「またおじいちゃん方が転生者だ何だって騒ぎそうだけどね。」
「恒例行事だよな。あれ。」
「カノイ様の時もそうでしたね。」
「そういえばそうだったな~懐かしい。」
あの時は何にも知らなかったから転生者ばれしたかと思ったんだよな~。
思えばあれから20年近くたつのか。時の流れは速いな。
「ふっふっふっ!家の子自慢ならこっちも負けないわよ!見なさいこの赤子!」
「お!生まれたか!グルートの赤ちゃん!」
「生まれたわ!名前はメリルよ!」
「そっか~よろしくな~メリル~。」
「ヘディンのところももうすぐ生まれるんだよな~。楽しみ~!」
「ベビーラッシュだな。」
「夏にはトムとリボル、秋にはシュバルツと僕が出産予定でしたね。」
「あと追加で次の春に私も出産予定。」
「え!?カノイ様まだ産むの!?」
「いや~約束しちゃったからな~。」
「そうなの。まぁ私も産むんだけど。」
「おいおい、グルートは産後だぞ?無理させんなよ。」
「分かってるわよ!落ち着いてから考える!」
こうして集まっていると井戸端会議感あるな。
実質皆母親になるわけだから間違っちゃいないか。
「皆忘れちゃいないか~今日は生誕祭だぞ~?」
「おっし!久々に全力で走るか!」
「今年からはカロンとマロンも参加ですね!」
「「なにするの~?」」
「まずは皆で隠れ鬼だな~。」
「この時間が一番楽しいんだ!」
「それが終わったらシチューを食べる時間ですよ。」
「全力で遊んだ後だと美味しいぞ~。」
「シェリルもやる!」
「チェ、チェリルも!」
「いやいや二人にはまだ早いって……。いや?鬼だったらできるか?」
「おいおいまさか参加させる気か?」
「1歳の参加者は前代未聞ですが、一度やってみましょうか!」
「だな!よーし!シェリル!チェリル!行こうか!」
「「うん!」」
こうして生誕祭に1歳の子供が参加するというちょっとした事件が発生した。
色々協議した結果、鬼役としてなら参加しても大丈夫という判断になったのだった。
カノイ・マークガーフ、20歳、新しいことに挑戦する力はすごいと感じた春の出来事である。
「カロンだよ~!」
「マロンで~す!」
「おぉ!元気でいい子達だな~よーしよしよし。」
「「えへへ~。」」
自己紹介をした少年たちは双子のようにそっくりで可愛らしい。
「おうエイル、あいつらぶりっこしてるぞ。」
「うんジェイル、権力者を分かってる顔してるよ。」
「む~!ジェイル意地悪!」
「む~!エイル失礼!」
「本当に双子じゃないけどそっくりだな。」
「可愛いですね。」
「おう!ジェイルとエイルの子供の頃って見たことねーけどこんな感じだったのかもな!」
「そうか!ずっとジェイルとエイルのほうが年上だったから小っちゃい頃って見たことないんだよな!」
「「え、なんか恥ずかしい。」」
「え~可愛いからいいだろ~。ほらこんなに可愛い!」
「「えへへ~!」」
「よし!家のかわいいも見せてやるぞ!シェリル!チェリル!出ておいで!」
「はーい!」
「は、はい!」
てちてちと音が鳴りそうな拙い足取りで家の双子が姿を現す。
シェリルは元気に、チェリルは少し緊張しながら返事を返してくれた。
可愛い!
「マークガーフけがちょうし!シャリル・マークガーフ、1歳です!」
「マークガーフけがちょうし。チェリル・マークガーフ、1歳です。」
「「「おー!」」
「カノイ様を思い出す自己紹介力だ!」
「できる子って感じだ!」
「というかどっちも長子なん?」
「いや~同時に生まれちゃったからどっちが上かわかんないんだよ。」
「それでどっちも長子なんだね。」
「自慢の家の子達です。」
「いや~しっかりしてるわ。こりゃマークガーフ村の将来は安泰だな。」
「またおじいちゃん方が転生者だ何だって騒ぎそうだけどね。」
「恒例行事だよな。あれ。」
「カノイ様の時もそうでしたね。」
「そういえばそうだったな~懐かしい。」
あの時は何にも知らなかったから転生者ばれしたかと思ったんだよな~。
思えばあれから20年近くたつのか。時の流れは速いな。
「ふっふっふっ!家の子自慢ならこっちも負けないわよ!見なさいこの赤子!」
「お!生まれたか!グルートの赤ちゃん!」
「生まれたわ!名前はメリルよ!」
「そっか~よろしくな~メリル~。」
「ヘディンのところももうすぐ生まれるんだよな~。楽しみ~!」
「ベビーラッシュだな。」
「夏にはトムとリボル、秋にはシュバルツと僕が出産予定でしたね。」
「あと追加で次の春に私も出産予定。」
「え!?カノイ様まだ産むの!?」
「いや~約束しちゃったからな~。」
「そうなの。まぁ私も産むんだけど。」
「おいおい、グルートは産後だぞ?無理させんなよ。」
「分かってるわよ!落ち着いてから考える!」
こうして集まっていると井戸端会議感あるな。
実質皆母親になるわけだから間違っちゃいないか。
「皆忘れちゃいないか~今日は生誕祭だぞ~?」
「おっし!久々に全力で走るか!」
「今年からはカロンとマロンも参加ですね!」
「「なにするの~?」」
「まずは皆で隠れ鬼だな~。」
「この時間が一番楽しいんだ!」
「それが終わったらシチューを食べる時間ですよ。」
「全力で遊んだ後だと美味しいぞ~。」
「シェリルもやる!」
「チェ、チェリルも!」
「いやいや二人にはまだ早いって……。いや?鬼だったらできるか?」
「おいおいまさか参加させる気か?」
「1歳の参加者は前代未聞ですが、一度やってみましょうか!」
「だな!よーし!シェリル!チェリル!行こうか!」
「「うん!」」
こうして生誕祭に1歳の子供が参加するというちょっとした事件が発生した。
色々協議した結果、鬼役としてなら参加しても大丈夫という判断になったのだった。
カノイ・マークガーフ、20歳、新しいことに挑戦する力はすごいと感じた春の出来事である。
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