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第109話:婚期は妥協すればいつでもある
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「と、言うことで来たわけですが、どうしたのヴェークさん?」
「うぅ、カノイ君!会いに来てくれたんだね!嬉しいよ!」
なんか胃を痛めてそうな反応だな。
「お初にお目にかかりますー!カノイの伴侶のリボルですー!」
「同じくお初にお目にかかります!カノイ様の伴侶のヴァイスです!」
お、おう、なんか前のめりだな。
ちなみにウェアウルフはまだ王宮に入るには早いだろうということでルーとルーナはお留守番中だ。
来てもいいと思うけどなぁ。
「あぁ!カノイ君って既婚者だったんだね!すごいな!二人も養っているのか!」
「いや~あと一人いるんだけど、ウェアウルフだから今回は控えるって。」
「え!?ウェアウルフの伴侶もいるのかい!?それは、なんというか、すごいな!」
なんというかってなんだ。
いやまぁ異種族間結婚は特殊かもしれんが。
「よし!次は子供達の紹介だ!」
「お初にお目にかかります!マークガーフ家が長子!シャリル・マークガーフ、8歳です!」
「同じく!マークガーフ家が長子!チェリル・マークガーフ、8歳です!」
「リイン・マークガーフ!6歳です!」
「グロウ・マークガーフ!同じく6歳です!」
「あともう一人。ハーフウェアウルフのルーナって子がいる。5歳だ!以上!」
「うわ~!いっぱいいるんだね!可愛いな~!」
ふふん!どうだ!可愛いだろ!
「子供って、いいね!」
なんか別方向の言葉に聞こえるぞ?
「それにしても従甥がこんなにいたとは、知らなかったな~。」
「あぁ、うん、確かに親戚関係の情報ってほとんどなかったな。」
即位するまでヴェークさんが親戚だったの知らんかったし。
実際何人くらいいるんだろう?
「さて!今日は私のためのお見合いパーティーに付き合わせてしまって誠に申し訳ない!」
「明るくネガティブだな~。」
無理やり奮起している感じか?
「実はお見合いパーティーは今回が初めてではないんだ……以前も開催はされていたんだけど、王として恥ずかしくない姿を見せようとして必死で必死で……。」
「あぁ……お見合いどころじゃなかったと。」
そりゃ分からなくもないわ。
偉い人の立場になると下手なことできんからな。
「でも今回はカノイ君が来てくれてよかったよ!一緒にお話しして過ごそう!」
「いやいやいやちゃんと婚活してくださいよ!」
終わらんじゃろがい!
「やっぱり駄目かな?結婚ってしなきゃ駄目?」
「いや~駄目ってことはないけど、望まれてはいるな。ヴェークさんはご兄弟とかいないの?」
「いるにはいる、かな?」
「なんで疑問形?」
「王宮にいないんだよ。外で領地をもって立派に収めているよ。一生独身貴族と公言しているけど。」
「それが原因では……?」
ここでヴェークさんも未婚に終わると跡継ぎいないのでは?
「でも、だからこそ、カノイ君に会うと弟に合うみたいな気持ちになるんだ。」
「ヴェークさん……それで全部チャラにはなりませんよ!?」
親戚だけど!他人に頼りっきりじゃ駄目だからな!?
「よし!絶対にヴェークさん本人の意思で結婚相手を決めてもらう!」
「え、え~難しいな。」
「まぁ、こういうのはなるようになるからな。」
「そうですよ。パーティーの参加者は様々でしょう?カノイ様以外なら誰でもいいですよ。」
「そういうものかな~。」
「「「そういうもの、そういうもの。」」」
家もなるようになったしな!
「そっか……うん!頑張ってみるよ!」
「「「従兄弟伯父ちゃんがんばれー!」」」
「……本当に可愛いなぁ。」
「あ!家の子はやらんぞ!?」
そんなわけで初のパーティーデビューなわけである。
皆良い子にしていて偉い!
後で目一杯褒めてやろっと!
「あの方が王位継承権第二位の?」
「そうよ!カノイ様よ!」
「初めてお見掛けしたけれど、もう伴侶の方を連れていたわ!」
………………うん!?
今聞き捨てならない言葉を聞いた気がするぞ!?
「ヴェークさん?」
「なんだい?」
「王位継承権第二位?」
「カノイ君はそうだね。」
「そうなの?」
「うん、元一位が私で、今が弟、その次に生まれたのが君だったからね。」
「………………。」
「カノイ君?え?大丈夫?」
「う、うん、ま、まぁ、大丈夫大丈夫。」
大丈夫じゃないよ!
なんだ!?第二位!?王位継承権!?いらんいらんいらん!
いらないからそんな肩書!
叫べない心の叫びが頭をこだまする!
いらねー!
絶対厄介ごとに巻き込まれる奴上位入賞!
はぁはぁ…………。
あ、そうか。そういった意味でも次世代の王子候補は必要不可欠!
「ヴェークさん!」
「は、はい!」
「絶対結婚相手、見つけよう!」
「うん!もちろん頑張るよ!」
果たして頑張ってなんとかなるのだろうか!
パーティーは春まで続くぞ!
カノイ・マークガーフ、26歳、年越しを王宮で過ごすことになり戦々恐々とした冬の出来事である。
「うぅ、カノイ君!会いに来てくれたんだね!嬉しいよ!」
なんか胃を痛めてそうな反応だな。
「お初にお目にかかりますー!カノイの伴侶のリボルですー!」
「同じくお初にお目にかかります!カノイ様の伴侶のヴァイスです!」
お、おう、なんか前のめりだな。
ちなみにウェアウルフはまだ王宮に入るには早いだろうということでルーとルーナはお留守番中だ。
来てもいいと思うけどなぁ。
「あぁ!カノイ君って既婚者だったんだね!すごいな!二人も養っているのか!」
「いや~あと一人いるんだけど、ウェアウルフだから今回は控えるって。」
「え!?ウェアウルフの伴侶もいるのかい!?それは、なんというか、すごいな!」
なんというかってなんだ。
いやまぁ異種族間結婚は特殊かもしれんが。
「よし!次は子供達の紹介だ!」
「お初にお目にかかります!マークガーフ家が長子!シャリル・マークガーフ、8歳です!」
「同じく!マークガーフ家が長子!チェリル・マークガーフ、8歳です!」
「リイン・マークガーフ!6歳です!」
「グロウ・マークガーフ!同じく6歳です!」
「あともう一人。ハーフウェアウルフのルーナって子がいる。5歳だ!以上!」
「うわ~!いっぱいいるんだね!可愛いな~!」
ふふん!どうだ!可愛いだろ!
「子供って、いいね!」
なんか別方向の言葉に聞こえるぞ?
「それにしても従甥がこんなにいたとは、知らなかったな~。」
「あぁ、うん、確かに親戚関係の情報ってほとんどなかったな。」
即位するまでヴェークさんが親戚だったの知らんかったし。
実際何人くらいいるんだろう?
「さて!今日は私のためのお見合いパーティーに付き合わせてしまって誠に申し訳ない!」
「明るくネガティブだな~。」
無理やり奮起している感じか?
「実はお見合いパーティーは今回が初めてではないんだ……以前も開催はされていたんだけど、王として恥ずかしくない姿を見せようとして必死で必死で……。」
「あぁ……お見合いどころじゃなかったと。」
そりゃ分からなくもないわ。
偉い人の立場になると下手なことできんからな。
「でも今回はカノイ君が来てくれてよかったよ!一緒にお話しして過ごそう!」
「いやいやいやちゃんと婚活してくださいよ!」
終わらんじゃろがい!
「やっぱり駄目かな?結婚ってしなきゃ駄目?」
「いや~駄目ってことはないけど、望まれてはいるな。ヴェークさんはご兄弟とかいないの?」
「いるにはいる、かな?」
「なんで疑問形?」
「王宮にいないんだよ。外で領地をもって立派に収めているよ。一生独身貴族と公言しているけど。」
「それが原因では……?」
ここでヴェークさんも未婚に終わると跡継ぎいないのでは?
「でも、だからこそ、カノイ君に会うと弟に合うみたいな気持ちになるんだ。」
「ヴェークさん……それで全部チャラにはなりませんよ!?」
親戚だけど!他人に頼りっきりじゃ駄目だからな!?
「よし!絶対にヴェークさん本人の意思で結婚相手を決めてもらう!」
「え、え~難しいな。」
「まぁ、こういうのはなるようになるからな。」
「そうですよ。パーティーの参加者は様々でしょう?カノイ様以外なら誰でもいいですよ。」
「そういうものかな~。」
「「「そういうもの、そういうもの。」」」
家もなるようになったしな!
「そっか……うん!頑張ってみるよ!」
「「「従兄弟伯父ちゃんがんばれー!」」」
「……本当に可愛いなぁ。」
「あ!家の子はやらんぞ!?」
そんなわけで初のパーティーデビューなわけである。
皆良い子にしていて偉い!
後で目一杯褒めてやろっと!
「あの方が王位継承権第二位の?」
「そうよ!カノイ様よ!」
「初めてお見掛けしたけれど、もう伴侶の方を連れていたわ!」
………………うん!?
今聞き捨てならない言葉を聞いた気がするぞ!?
「ヴェークさん?」
「なんだい?」
「王位継承権第二位?」
「カノイ君はそうだね。」
「そうなの?」
「うん、元一位が私で、今が弟、その次に生まれたのが君だったからね。」
「………………。」
「カノイ君?え?大丈夫?」
「う、うん、ま、まぁ、大丈夫大丈夫。」
大丈夫じゃないよ!
なんだ!?第二位!?王位継承権!?いらんいらんいらん!
いらないからそんな肩書!
叫べない心の叫びが頭をこだまする!
いらねー!
絶対厄介ごとに巻き込まれる奴上位入賞!
はぁはぁ…………。
あ、そうか。そういった意味でも次世代の王子候補は必要不可欠!
「ヴェークさん!」
「は、はい!」
「絶対結婚相手、見つけよう!」
「うん!もちろん頑張るよ!」
果たして頑張ってなんとかなるのだろうか!
パーティーは春まで続くぞ!
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