138 / 216
第137話:加齢は平等に訪れるもの
しおりを挟む
「腰が……腰が痛い……これが……老化!?」
「いや、昨日一日中雪掻きしてたからだろ。」
「あ、そっか。」
どうも、日に日に積もっていく雪と格闘しております、平凡な日常を送るカノイです。
今回は完全に雪掻きが原因だけど、今後は本当に老化現象が襲い掛かってくるかもしれない。
「食生活見直すか~。」
「見直すほど乱れてないだろう。」
「カノイ様は好き嫌いなく何でも食べますからね。」
「シェリルはお野菜嫌い~。」
「チェリルはお肉嫌い~。」
「俺は魚嫌い!」
「僕は香辛料がちょっと……。」
「皆好き嫌い結構ああるな?」
「好みの問題はあるよな。俺は苦いの苦手なんだよな。」
「僕の方も濃い味付けは苦手ですね。ルーナとルーは刺激物が苦手そうでしたし。」
「え?もしかしてなんでも食べれるのって私だけ?」
「最終的に残ったもの食べてるのはカノイだしな。」
「もったいないといって自分の分無しにして子供達の食べ残しだけ食べてた時は流石に注意しましたけどね。ありがたいはありがたいんですよね。」
「い、いやだって、もったいないから……。」
と、とにかく!食生活の見直しは必要なさそうだ!
「じゃあ次は運動だな~。」
「子供と遊んでるし、仕事も大半肉体労働だから大丈夫だろ。」
「「カノイママいつも遊んでくれるから好き~!」」
「鬼ごっこ!かくれんぼ!」
「お散歩も運動です!」
「子供の体力についていけているのなら、問題ないのではないでしょうか?」
「う~む。」
運動面も問題なさそう、かな?
となるとあとは……。
「老後の蓄えか!」
「物資は向こう十年は安泰だぞ?」
「農業も好調、植林も安定的。交易の方も案山子に絵本に薬品類と取引を拡張していますよ。」
「う、う~ん?思いのほか安泰?」
困ったような、困ってないような。
とにかく、今後生きていく上で早々困ることはなさそうな整い具合だ。
「え、じゃあもう他にやることないじゃん。」
「そうだぞ?適度に仕事して、適度に遊んでれば生きていける。」
「理想的な生活ですね。」
「そうかな~……そうかも。」
前世では一日の半分以上を労働に使い、余った時間で生活をしていた。
偶の休日は昼まで寝て、夜には友達と飲み歩いたりとかしてたなぁ。
考えてみれば不健康な生活だ。
まぁ楽しくなかったかと言われればそうでもなかったが。
今のこの生活が、私にとっては最高の生活なのかもしれない。
身体にとっても、心にとっても。
「……うん!いつも通りでいいな!さて、雪掻きでもするか。」
「いや腰痛めてるんだろ?今日は休めよ。」
「そうですよ。家で子供達とお昼寝でもしててください。」
「そうか?じゃあ遠慮なくそうさせてもらおうかな~。」
「「カノイママ~!お昼寝しよ~!」」
「俺はまだ遊びたい!」
「僕は本読んでます。」
「お前ら自由だな。まぁ成人したからな!好きに過ごせ過ごせ!」
子供達も成人し、ゆっくりと歳を取っていく。
今後の生活も幸せとちょっとのトラブルの溢れる楽しいものになるのだろう。
前世のお父様、お母様、私は今、幸せに生きています。
カノイ・マークガーフ、33歳、歳を取るということに危機感を覚えようとしたら思いのほか安心感のほうが強かった冬の出来事である。
「いや、昨日一日中雪掻きしてたからだろ。」
「あ、そっか。」
どうも、日に日に積もっていく雪と格闘しております、平凡な日常を送るカノイです。
今回は完全に雪掻きが原因だけど、今後は本当に老化現象が襲い掛かってくるかもしれない。
「食生活見直すか~。」
「見直すほど乱れてないだろう。」
「カノイ様は好き嫌いなく何でも食べますからね。」
「シェリルはお野菜嫌い~。」
「チェリルはお肉嫌い~。」
「俺は魚嫌い!」
「僕は香辛料がちょっと……。」
「皆好き嫌い結構ああるな?」
「好みの問題はあるよな。俺は苦いの苦手なんだよな。」
「僕の方も濃い味付けは苦手ですね。ルーナとルーは刺激物が苦手そうでしたし。」
「え?もしかしてなんでも食べれるのって私だけ?」
「最終的に残ったもの食べてるのはカノイだしな。」
「もったいないといって自分の分無しにして子供達の食べ残しだけ食べてた時は流石に注意しましたけどね。ありがたいはありがたいんですよね。」
「い、いやだって、もったいないから……。」
と、とにかく!食生活の見直しは必要なさそうだ!
「じゃあ次は運動だな~。」
「子供と遊んでるし、仕事も大半肉体労働だから大丈夫だろ。」
「「カノイママいつも遊んでくれるから好き~!」」
「鬼ごっこ!かくれんぼ!」
「お散歩も運動です!」
「子供の体力についていけているのなら、問題ないのではないでしょうか?」
「う~む。」
運動面も問題なさそう、かな?
となるとあとは……。
「老後の蓄えか!」
「物資は向こう十年は安泰だぞ?」
「農業も好調、植林も安定的。交易の方も案山子に絵本に薬品類と取引を拡張していますよ。」
「う、う~ん?思いのほか安泰?」
困ったような、困ってないような。
とにかく、今後生きていく上で早々困ることはなさそうな整い具合だ。
「え、じゃあもう他にやることないじゃん。」
「そうだぞ?適度に仕事して、適度に遊んでれば生きていける。」
「理想的な生活ですね。」
「そうかな~……そうかも。」
前世では一日の半分以上を労働に使い、余った時間で生活をしていた。
偶の休日は昼まで寝て、夜には友達と飲み歩いたりとかしてたなぁ。
考えてみれば不健康な生活だ。
まぁ楽しくなかったかと言われればそうでもなかったが。
今のこの生活が、私にとっては最高の生活なのかもしれない。
身体にとっても、心にとっても。
「……うん!いつも通りでいいな!さて、雪掻きでもするか。」
「いや腰痛めてるんだろ?今日は休めよ。」
「そうですよ。家で子供達とお昼寝でもしててください。」
「そうか?じゃあ遠慮なくそうさせてもらおうかな~。」
「「カノイママ~!お昼寝しよ~!」」
「俺はまだ遊びたい!」
「僕は本読んでます。」
「お前ら自由だな。まぁ成人したからな!好きに過ごせ過ごせ!」
子供達も成人し、ゆっくりと歳を取っていく。
今後の生活も幸せとちょっとのトラブルの溢れる楽しいものになるのだろう。
前世のお父様、お母様、私は今、幸せに生きています。
カノイ・マークガーフ、33歳、歳を取るということに危機感を覚えようとしたら思いのほか安心感のほうが強かった冬の出来事である。
0
あなたにおすすめの小説
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【連載版】ヒロインは元皇后様!?〜あら?生まれ変わりましたわ?〜
naturalsoft
恋愛
その日、国民から愛された皇后様が病気で60歳の年で亡くなった。すでに現役を若き皇王と皇后に譲りながらも、国内の貴族のバランスを取りながら暮らしていた皇后が亡くなった事で、王国は荒れると予想された。
しかし、誰も予想していなかった事があった。
「あら?わたくし生まれ変わりましたわ?」
すぐに辺境の男爵令嬢として生まれ変わっていました。
「まぁ、今世はのんびり過ごしましょうか〜」
──と、思っていた時期がありましたわ。
orz
これは何かとヤラカシて有名になっていく転生お皇后様のお話しです。
おばあちゃんの知恵袋で乗り切りますわ!
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる