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★不慣れ(5)
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これ、とお裾分けしてもらったローションをユウイチさんに手渡すと、汚れるからタオルを敷いた方がいい、と言われた。それもそうかも、と昨日洗って部屋で干したままになっていたバスタオルを布団に敷いた。
いつもしてもらっているみたいに、俺が仰向けになったらいいんだろうかと思っていたら、ユウイチさんの顔の上に跨がるように言われた。
「……恥ずかしい?」
「うん……。あの、布団に敷いたバスタオルが、パリパリでゴワゴワだから、それが恥ずかしい……」
ふ、とユウイチさんが笑う声がした。シックスナインの、この格好だって充分恥ずかしいけど、「いったい何百回洗濯を……?」と思われそうなタオルを使っていることが知られたのも同じくらい恥ずかしかった。
「あの、あのっ、タオル、ずっと捨てようと思ってたんですけど、」
「うん、うん、大丈夫だから……。あと、捨てるんなら、俺に売って欲しい。金額はあとで交渉しよう……」
「……やだ」
見られるのは恥ずかしい、と思うとどうしてもユウイチさんの顔からなるべく体を遠ざけたくなってしまう。それで、腰を高く上げていたら「もっと近くに来て」とユウイチさんの腕に捕まえられた。
恥ずかしさと、舐めてもらえる、という期待とが合わさって、ユウイチさんの顔へ性器を押し付けるような体勢になったまま固まってしまう。
立ち上がった性器がユウイチさんの手でそっと包まれる。それだけで、ビクッと背中が大袈裟に跳ねた。親指の腹で先端を何度も撫で回される。さっきキレイに舐め取ってもらったのに、もう先走りが滲んでしまう。
ほんの少し力を入れた手でぎゅ、ぎゅ、と何度か軽く握られるだけで、気持ちいい。
「こことお尻、両方にいっぱいローション塗る?」とユウイチさんに聞かれて、思わず何度も何度も頷いてしまった。
ローションのチューブから、パキ、というキャップを外す音が聞こえる。
早く、と内腿を擦り合わせたくなるのをなんとか我慢した。
手の温度でそうなったのか、液ダレしないようにそういう質感になっているのか、ローションは皮膚に吸い付くようにして膜を張る。ローションを纏ったユウイチさんの暖かい手が、性器を包み込んだ。手は上下に激しく動かされることはなく、微かに指先だけが動いた。
「あああっ……きもちいいっ……」
じれったくなるような微かな刺激でも気持ちがよくて、思わず声をあげてしまった。
気を抜いたらすぐに、口を離して喘ぐだけになってしまう。俺も舐めないと、と頑張ってユウイチさんの性器を口に含んだ。
「んっ、ん、んんっ……」
手で扱きながら、パクっと口に含んだ先端をペロペロと舐め回した。時々、ユウイチさんの体がピクっと反応するのが「気持ちいい」と言われているみたいで嬉しい。
だから、何度も先っぽに音をたててキスをしたり、「美味しい」と言ったりしながら舌を強く押し当ててカウパーを舐め取った。
まだ、付き合う前。雇われ始めたばかりの頃は、挿入どころかフェラをするのも絶対嫌だと思っていた。
初めてユウイチさんにフェラした時は、上手く奥まで咥えることが出来なかった。全然嫌な味はしないけど、すごく大きくて、どうしよう、と思いながら喜んで欲しくて頑張って舐めた。
途中からは顎が痛くなってしまって、それで泣きそうになって……。でも、喜んでもらえたからフェラが出来て良かった、と終わった後は思えた。
「んっ、んっ、ん……」
自分の唾液で濡れているユウイチさんの性器を手で何度も擦りながら、先端をピチャピチャと音を立てて舐め回した。ユウイチさんの足にぐっと力が入っているのがわかる。
こうしている今だって、もっと奥まで咥え込んで、硬さと大きさを舌と唇で確かめたい。ユウイチさんをもっと気持ちよくしてあげたいと思ってしまう。これもユウイチさんとのセックスに少しずつ慣れてきたということなんだろうか。
性器の硬さと太さを感じながら夢中で舐めていると、これがいつも俺の中に入ってるんだ、と頬に熱が集まる。自分の体がユウイチさんの性器を少しずつ受け入れている時の感覚を思い出すだけで、触られていない穴が疼いた。
コンドームが無いからダメだと言われたのに、意思とは関係なく「欲しい」と身体が反応してしまうのが恥ずかしい。
「生で入れて」と言ったらきっとユウイチさんを困らせる。俺も我慢しないと、と口の中を唾液で満たしてから、先端を吸い上げるのに集中した。
グチュグチュと下品な音をさせながらしゃぶっていると、俺の性器を触るユウイチさんの手の動きも早く激しくなってきた。気持ちいいけど、まだイきたくない。いや、と首を横に振りながら思ったのは「まだ、コッチにしてもらってない」ということだった。
「あっ……ああっ! ユウイチさん、ちがう、そこ……」
「どこ……?」
「ああっ! やだ、いきそうになる……まって、まって! ああ……」
ユウイチさんが手の動きを緩めてくれたから、「……後ろも触って」と自分からお願いした。
ローションを塗り込んで、それで、長い指を出し入れしてもらいながらしゃぶったらどんなに気持ちいいだろう、と思うと我慢が出来なかった。それなのに、ユウイチさんからはいつまでたっても返事は無かった。
「ユウイチさん……? 指、入れて……お願い……。中にも欲しいよ……」
「……」
「ユウイチさん、いれてください……、お願いします……」
「……ふう」
別の意味に聞こえる、とユウイチさんが絞り出すような声で呟いた。
別の意味がなんなのかは、「それってどういう意味ですか?」と聞いて確かめなくてもわかっていた。そっちの意味でもいい、と思ったけど、ユウイチさんはユウイチさんで「入れたいけど我慢しないといけない」という状況に困っているみたいだったから言えなかった。
ユウイチさんはさっき「いっぱいローション塗る?」と、約束してくれたことをちゃんと守ってくれた。塗り込むようにして、何度も長い指で割れ目全体をなぞり、入り口周辺の縁を指の腹で擦ってくれた。
「あっ、あっ……、や、そこやだ……」
「もうちょっとだけ……、マナト、ここを見せて」
「も、やだ……やめてくださ…、ああっ……! やめて、いやだっ……」
「こんなにくすぐったがるなんて……可愛い、可愛すぎる……」
「やめてっ、みないで……! あああっ……」
ガクガクと膝が震えた。ぎゅうっと体に力が入るたびに、ユウイチさんの指が割れ目をなぞる。そのたびに、腰が揺れた。
ローションでヌルヌルになった指は入り口へ触れるだけで、いつまでも中へ入ってこようとしなかった。
「……ユウイチさん……、おねがい、もうそれやだあ……」
くすぐったくて気持ちいいのに、もどかしくて、切ない。目の前で、硬く立ち上がっているユウイチさんのを手で擦ろうにも、全然集中出来なかった。
「ひくついてて、可愛い」とうっとりしたような声でユウイチさんからそう言われるたびに、ぎゅっと口を閉じて下を向いた。
どんなふうになっているかなんて、想像したくなんかないというのもあったし、じれったい気持ちでもあった。体がそんな反応を示しているのは、指じゃなくて、べつのものが欲しくて、それを待っているからだと決まっていた。
「ゆっくり入れるから……、嫌だったらすぐやめる……」
そう呟くユウイチさんは俺を安心させようとして言っているというより、自分に言い聞かせているみたいだった。
「……あっ!」
クプ、とユウイチさんの指がゆっくりゆっくり入ってくるのを体は難なく受け入れて、飲み込んだ。入ったからと言って、ユウイチさんは絶対にすぐには動かさない。俺の体に負担がかからないよう、いつもじっと待ってくれる。
こんなふうに……セックスの時は、いつも俺の様子をよく見て、いろいろ我慢してくれている。ずっとそうやってユウイチさんからは大切にされてきた。
だから、ユウイチさんとのセックスに慣れてきたのは、単に俺の体が男の人とのセックスに適応出来るように変化しただけだとは思えなかった。
「怖い」「待って」と何回言っても嫌がられなかった。いつも壊れ物を扱うように慎重に抱かれた。ユウイチさんから自分がどんなふうに見えていて、いつもどう思われているかが、セックスすると言葉で説明されなくても伝わってきた。
そうやってユウイチさんの気持ちを知って、心が満たされたから、ちょっとずつセックスすることを受け入れられるようになったんじゃないかと思う。
今だって「ユウイチさん、好き」と思うと体が疼く。きゅう、とユウイチさんの指を締め付けてるのが自分でもわかってしまった。
「……ん? 急にすごいギュウギュウ締め付けてきたけど……」
「い、言わないで……恥ずかしいから……」
「はあ……すごい……。暖かくて、気持ちよさそう……。…………入れたいな」
「入れたいな」の後にユウイチさんは慌てて、指を、と付け足した。たぶん、「入れたいな」は俺に聞かせるためじゃなくて、どう考えても、思わずポロっと本音を言ってしまった、という口調だった。
俺も、と心で返事をしたら、また後ろが締まる。我慢出来なくて、自分から腰を揺らした。恥ずかしい所をユウイチさんの目の前に晒して、快感を貪るような姿を見られている。恥ずかしくて見ないで欲しいのに、止められなかった。
「えっ? ………あっ! あああっ、きもちいい……もっと、して、ユウイチさん……」
いつもなら「指、少し動かすよ」とか「そろそろ大丈夫かな」とか、そういう予告があるのに、今日はいきなり中を何度か擦られた後、指の出し入れが始まった。
嫌だと感じるどころか、ユウイチさん、好き、もっと、とせがむのをやめられなかった。声をあげればあげるほど、グポグポと激しく指で内側を突かれた。
気持ちいい、と動いてしまう腰を掴まえられて、挿入する指が増やされる。おちんちん欲しいよ、って言ったら入れてくれるかな、と、ユウイチさんの体にしがみついた。
気持ちいいのに満たされなくて、このままだと涙が出そうだった。
いつもしてもらっているみたいに、俺が仰向けになったらいいんだろうかと思っていたら、ユウイチさんの顔の上に跨がるように言われた。
「……恥ずかしい?」
「うん……。あの、布団に敷いたバスタオルが、パリパリでゴワゴワだから、それが恥ずかしい……」
ふ、とユウイチさんが笑う声がした。シックスナインの、この格好だって充分恥ずかしいけど、「いったい何百回洗濯を……?」と思われそうなタオルを使っていることが知られたのも同じくらい恥ずかしかった。
「あの、あのっ、タオル、ずっと捨てようと思ってたんですけど、」
「うん、うん、大丈夫だから……。あと、捨てるんなら、俺に売って欲しい。金額はあとで交渉しよう……」
「……やだ」
見られるのは恥ずかしい、と思うとどうしてもユウイチさんの顔からなるべく体を遠ざけたくなってしまう。それで、腰を高く上げていたら「もっと近くに来て」とユウイチさんの腕に捕まえられた。
恥ずかしさと、舐めてもらえる、という期待とが合わさって、ユウイチさんの顔へ性器を押し付けるような体勢になったまま固まってしまう。
立ち上がった性器がユウイチさんの手でそっと包まれる。それだけで、ビクッと背中が大袈裟に跳ねた。親指の腹で先端を何度も撫で回される。さっきキレイに舐め取ってもらったのに、もう先走りが滲んでしまう。
ほんの少し力を入れた手でぎゅ、ぎゅ、と何度か軽く握られるだけで、気持ちいい。
「こことお尻、両方にいっぱいローション塗る?」とユウイチさんに聞かれて、思わず何度も何度も頷いてしまった。
ローションのチューブから、パキ、というキャップを外す音が聞こえる。
早く、と内腿を擦り合わせたくなるのをなんとか我慢した。
手の温度でそうなったのか、液ダレしないようにそういう質感になっているのか、ローションは皮膚に吸い付くようにして膜を張る。ローションを纏ったユウイチさんの暖かい手が、性器を包み込んだ。手は上下に激しく動かされることはなく、微かに指先だけが動いた。
「あああっ……きもちいいっ……」
じれったくなるような微かな刺激でも気持ちがよくて、思わず声をあげてしまった。
気を抜いたらすぐに、口を離して喘ぐだけになってしまう。俺も舐めないと、と頑張ってユウイチさんの性器を口に含んだ。
「んっ、ん、んんっ……」
手で扱きながら、パクっと口に含んだ先端をペロペロと舐め回した。時々、ユウイチさんの体がピクっと反応するのが「気持ちいい」と言われているみたいで嬉しい。
だから、何度も先っぽに音をたててキスをしたり、「美味しい」と言ったりしながら舌を強く押し当ててカウパーを舐め取った。
まだ、付き合う前。雇われ始めたばかりの頃は、挿入どころかフェラをするのも絶対嫌だと思っていた。
初めてユウイチさんにフェラした時は、上手く奥まで咥えることが出来なかった。全然嫌な味はしないけど、すごく大きくて、どうしよう、と思いながら喜んで欲しくて頑張って舐めた。
途中からは顎が痛くなってしまって、それで泣きそうになって……。でも、喜んでもらえたからフェラが出来て良かった、と終わった後は思えた。
「んっ、んっ、ん……」
自分の唾液で濡れているユウイチさんの性器を手で何度も擦りながら、先端をピチャピチャと音を立てて舐め回した。ユウイチさんの足にぐっと力が入っているのがわかる。
こうしている今だって、もっと奥まで咥え込んで、硬さと大きさを舌と唇で確かめたい。ユウイチさんをもっと気持ちよくしてあげたいと思ってしまう。これもユウイチさんとのセックスに少しずつ慣れてきたということなんだろうか。
性器の硬さと太さを感じながら夢中で舐めていると、これがいつも俺の中に入ってるんだ、と頬に熱が集まる。自分の体がユウイチさんの性器を少しずつ受け入れている時の感覚を思い出すだけで、触られていない穴が疼いた。
コンドームが無いからダメだと言われたのに、意思とは関係なく「欲しい」と身体が反応してしまうのが恥ずかしい。
「生で入れて」と言ったらきっとユウイチさんを困らせる。俺も我慢しないと、と口の中を唾液で満たしてから、先端を吸い上げるのに集中した。
グチュグチュと下品な音をさせながらしゃぶっていると、俺の性器を触るユウイチさんの手の動きも早く激しくなってきた。気持ちいいけど、まだイきたくない。いや、と首を横に振りながら思ったのは「まだ、コッチにしてもらってない」ということだった。
「あっ……ああっ! ユウイチさん、ちがう、そこ……」
「どこ……?」
「ああっ! やだ、いきそうになる……まって、まって! ああ……」
ユウイチさんが手の動きを緩めてくれたから、「……後ろも触って」と自分からお願いした。
ローションを塗り込んで、それで、長い指を出し入れしてもらいながらしゃぶったらどんなに気持ちいいだろう、と思うと我慢が出来なかった。それなのに、ユウイチさんからはいつまでたっても返事は無かった。
「ユウイチさん……? 指、入れて……お願い……。中にも欲しいよ……」
「……」
「ユウイチさん、いれてください……、お願いします……」
「……ふう」
別の意味に聞こえる、とユウイチさんが絞り出すような声で呟いた。
別の意味がなんなのかは、「それってどういう意味ですか?」と聞いて確かめなくてもわかっていた。そっちの意味でもいい、と思ったけど、ユウイチさんはユウイチさんで「入れたいけど我慢しないといけない」という状況に困っているみたいだったから言えなかった。
ユウイチさんはさっき「いっぱいローション塗る?」と、約束してくれたことをちゃんと守ってくれた。塗り込むようにして、何度も長い指で割れ目全体をなぞり、入り口周辺の縁を指の腹で擦ってくれた。
「あっ、あっ……、や、そこやだ……」
「もうちょっとだけ……、マナト、ここを見せて」
「も、やだ……やめてくださ…、ああっ……! やめて、いやだっ……」
「こんなにくすぐったがるなんて……可愛い、可愛すぎる……」
「やめてっ、みないで……! あああっ……」
ガクガクと膝が震えた。ぎゅうっと体に力が入るたびに、ユウイチさんの指が割れ目をなぞる。そのたびに、腰が揺れた。
ローションでヌルヌルになった指は入り口へ触れるだけで、いつまでも中へ入ってこようとしなかった。
「……ユウイチさん……、おねがい、もうそれやだあ……」
くすぐったくて気持ちいいのに、もどかしくて、切ない。目の前で、硬く立ち上がっているユウイチさんのを手で擦ろうにも、全然集中出来なかった。
「ひくついてて、可愛い」とうっとりしたような声でユウイチさんからそう言われるたびに、ぎゅっと口を閉じて下を向いた。
どんなふうになっているかなんて、想像したくなんかないというのもあったし、じれったい気持ちでもあった。体がそんな反応を示しているのは、指じゃなくて、べつのものが欲しくて、それを待っているからだと決まっていた。
「ゆっくり入れるから……、嫌だったらすぐやめる……」
そう呟くユウイチさんは俺を安心させようとして言っているというより、自分に言い聞かせているみたいだった。
「……あっ!」
クプ、とユウイチさんの指がゆっくりゆっくり入ってくるのを体は難なく受け入れて、飲み込んだ。入ったからと言って、ユウイチさんは絶対にすぐには動かさない。俺の体に負担がかからないよう、いつもじっと待ってくれる。
こんなふうに……セックスの時は、いつも俺の様子をよく見て、いろいろ我慢してくれている。ずっとそうやってユウイチさんからは大切にされてきた。
だから、ユウイチさんとのセックスに慣れてきたのは、単に俺の体が男の人とのセックスに適応出来るように変化しただけだとは思えなかった。
「怖い」「待って」と何回言っても嫌がられなかった。いつも壊れ物を扱うように慎重に抱かれた。ユウイチさんから自分がどんなふうに見えていて、いつもどう思われているかが、セックスすると言葉で説明されなくても伝わってきた。
そうやってユウイチさんの気持ちを知って、心が満たされたから、ちょっとずつセックスすることを受け入れられるようになったんじゃないかと思う。
今だって「ユウイチさん、好き」と思うと体が疼く。きゅう、とユウイチさんの指を締め付けてるのが自分でもわかってしまった。
「……ん? 急にすごいギュウギュウ締め付けてきたけど……」
「い、言わないで……恥ずかしいから……」
「はあ……すごい……。暖かくて、気持ちよさそう……。…………入れたいな」
「入れたいな」の後にユウイチさんは慌てて、指を、と付け足した。たぶん、「入れたいな」は俺に聞かせるためじゃなくて、どう考えても、思わずポロっと本音を言ってしまった、という口調だった。
俺も、と心で返事をしたら、また後ろが締まる。我慢出来なくて、自分から腰を揺らした。恥ずかしい所をユウイチさんの目の前に晒して、快感を貪るような姿を見られている。恥ずかしくて見ないで欲しいのに、止められなかった。
「えっ? ………あっ! あああっ、きもちいい……もっと、して、ユウイチさん……」
いつもなら「指、少し動かすよ」とか「そろそろ大丈夫かな」とか、そういう予告があるのに、今日はいきなり中を何度か擦られた後、指の出し入れが始まった。
嫌だと感じるどころか、ユウイチさん、好き、もっと、とせがむのをやめられなかった。声をあげればあげるほど、グポグポと激しく指で内側を突かれた。
気持ちいい、と動いてしまう腰を掴まえられて、挿入する指が増やされる。おちんちん欲しいよ、って言ったら入れてくれるかな、と、ユウイチさんの体にしがみついた。
気持ちいいのに満たされなくて、このままだと涙が出そうだった。
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