白雷のルシウス ~知識チートで最強への道を歩んでいたら、敵もチートだった~

がおがお

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幼少期編

甚大な魔力

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 魔法の練習をはじめてから二年がたった。あれから初級魔法をベースにしたものばかりだけどかなり魔法の改変をした。

「みんなに報告があります」

「どうしたの?」

「魔法文字を解析して魔法文字を読み解きました」

「えっと……? 読み解いたってどういうこと?」

「ルシウス、何を言ってるんだ? 父さんにも分かる言葉で話してくれ」

 父さんは剣士だから魔法に詳しくないのは仕方ないけど、たまに阿呆なんじゃないかと思う。

「魔法陣のなんたるかを調べて好きに魔法を改変できるようになったんです」

「そうかそうか。よくわからないがよくやったな!」

「あなた! 魔法陣の解析ですよ! 魔術師の悲願です!」

「そ、そんなこと言われても……」

「はぁ……もういいです。あなたは少し黙っていてください」

 哀れな我が父。男はいつの世も女には勝てない存在なのだ。

「それで、どんな魔法改変をしたの?」

「色々ありますが、鑑定の魔法をちょこっと変えて情報を増やしてみたりしました」

「鑑定? 普通の鑑定と何が違うの?」

 普通の鑑定は対象の名と職業が表示されるものだ。職業は理由は不明だが何故か適したものが表示されるようになっている。不思議な仕組みだ。

「まだ簡単な改変しかしていませんが、保有している最大魔力容量を数値化することができるんです」

 そう、これは俺が絶対に欲しいと思った魔法だ。何故なら魔法式で魔力消費を数字で指定しているのに自分の魔力量も分からないのだから。まぁ使える回数で大凡は分かるのだが魔力が増えてくればこの方法を使うのも難しくなるだろうしな。

「つまりその魔法で自分の魔力量が分かって、魔法で使う魔力量も分かれば何回使えるかが正確に分かるってことね?」

「ほう、それはすごいな。魔法使いがあと何回使えるっていうから信じて期待してたらその半分くらいで魔力切れで役立たずになるってのはよく聞く話だ」

 予測の半分くらいって適当すぎないか。そんな予測なんの意味もないどころかそれを前提に動くからむしろ害になってるんじゃないだろうか。

「ルシウスの魔力量はどれくらいなの?」

「200000程だったのですが、比較対象がいなかったのでよくわからないんです」

「あら、私たちの魔力量は見なかったの?」

「見るなら話してから、と思ってたから」

「そう。それにしてもルシウスは賢いわね。本当にすごいわ」

「ルシウス、それで母さんの魔力量はいくつなんだ?」

「あ、はい。見てみますね」

鑑定アプレーザル

 もう俺の詠唱破棄は当然のように受け入れられている。早めにできるのを見せていてよかった。さて、母さんの魔力はっと。

リエル=フォン=ヴァルトシュタイン
職業=魔術師
魔力=128500

 ちょっと待て。いくらなんでも差がありすぎないか。十三万だって?俺の半分程しかないじゃないか。

「ルシウス? どうだったの?」

「えっと……128500、でした」

「1285000ではなく? 128500なの?」

「はい……」

 嘘を伝えるという手もあったのだが、家族に嘘は言いたくない。気味悪がられるだろうか。いやだなぁ。

「そう……分かったわ。あなた、分かりますね?」

「え? あ、おう。ルシウスがすごいってことだな?」

「はぁ……あのね、あなたは私の力を知っているのでしょう? ならなんでわからないのです」

「す、すまない」

 父さんが小さくなっている。どこの世も男は女には勝てないものなのだ。世界の摂理なのだ。

「いいですか、私は宮廷魔術師をしていました。自慢するつもりはありませんが、おそらく国で三本の指に入る程度の実力はあると自負しています」

 まじか! 宮廷魔術師ってやばい響きのやつやん。しかも国で三本の指とかもうトップクラスじゃないですか。マイマザーまじすごい。

「その私の魔力量がルシウスの半分程しかないのです。私はこれでも王級魔術師なのですよ?」

 魔法はランク分けされていることは知っている。下から初級、中級、上級、王級、帝級、精霊級、神級の七階級だ。王級の上にまだ三つあるが、神代の時代の魔法などが分類され、現在世界での最高位は帝級だと魔法書に載っていた。しかもたった一人。その人を除けば母さんは世界最強みたいなもんだ。やべーマイマザーまじやべー。

「私の魔力量でも王級魔術を10回以上は使えます。それだけで戦争の大勢を決める程なのです。ルシウスは何回使えるんでしょうね?大勢を決める?いいえ、文字通り殲滅できるでしょうね」

「ま、まさか! いくらなんでもそんなに!」

「ええ。今はまだ初級魔法しか覚えていません。だからそれほど驚異ではないかもしれません。でも中級、上級、そして王級魔法を覚えたら? 確実に鼻の利く貴族達はルシウスを取り込もうとします」

 王級魔法がどんなものか分からないが、初級魔法の改変で結構な広範囲殲滅魔法っぽいものは作った。楽しくて遊びで作ったのだが実はあれもやばいかもしれない。

「ルシウス、初級魔法の改変でどんな魔法を創ったの? 攻撃系の魔法であなたが一番だと思うものを見せて頂戴」

 つくったの音がおかしい。創造みたいな崇高な響き感じる。魔法改変ってやばいのかも。隠せるが……家族にはやはり隠し事はしたくない。

「ここでは危険なので山のほうでいいですか?」
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