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事実は小説よりも奇なり
しおりを挟む「そんなことがあったのね・・・・・・」
中指でこめかみを押さえながら夏妃は反対の手でテーブルをトントンと叩いている。一通り考えを巡らせたのだろうか,テーブルを規則手金に叩く手を止めて大きく息を吸った。
「いや,実は付き合う前からかなり積極的なところはあったの。やたら家に上げようとしたり,家に行きたいと行ってきたり・・・・・・。私も気持ちが傾いていたからそう嫌な気持ちはしなかったけど,やっぱり下の方はかなりお盛んなんだね。しかもなんだか羽目を外しちゃいそうな感じ」
「繁殖能力が高いことは確かだね。これから大切な人が出来たら落ち着く可能性もあるかもって思ったけど,都合が悪くなるとああやって逃げる姿を見ると,夏妃におすすめできないねえ」
「残念だけど,ほんと助かる。私の残り少ない貴重な若い時間を変な男に使っている場合じゃないからね。やっぱり一度会ってもらってて良かったよ」
さしてへこんでなさそうに明るい声で言い,私の手を握った。そして次の瞬間には私を合コンに誘うのだから,相変わらずだなと思いながらも私の方も顔を出すくらいならと,その申し出を引き受けることにした。私たちはこの特別な時期を謳歌している。
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