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第二章 不穏な影
あ…やべえ…私詰んだかもしれない…
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私はキラキラ眩しい王宮の廊下をロティお兄様と一緒に歩いて居ますわ。
本来私だけのお呼び出しなのですが「私も興味があるから行く」と言われて付いてきました。
一人だと心細いと思っていたのでとても助かりますが。
大きな扉の向こうには謁見用の玉座があり、陛下と王妃様がいらっしゃいました。
陛下はとても屈強な殿方で金色の髪にサファイアの様な瞳でロティお兄様と瓜二つの外見でロティお兄様を少し老けさせた00○シリーズに出て来そうなイケメンオジ様ですわ。
筋肉質な男性最高!!!
王妃様は良いご趣味をされていますわね。
是非とも筋肉談義をしたいも…げふんげふん、失礼致しました。
私とした事がつい自分の性癖について…
色恋には興味ありませんが昔好きだったアニメの推しが良い筋肉の持ち主だったのでつい…大原沙羅の時の記憶が蘇ってしまいましたわ。
王妃様は陛下と対照的なシルバーの艶やかロングヘアでスカイブルーの澄み切った瞳をされていますわね。
子供を3人産んだ後とは思えない程美しさが劣る事が無く、20代後半と言われても違和感はありませんわ。
その美しさを保つお手伝いをしているのは当然私なのですけどね。
王妃様には何時もご贔屓してくださっています。
「久し振りだなルーティ。息災であったか?」
「陛下。先程までスパニッシュ家からやっと解放されましたのでこれから元気になろうと思いますわ」
「あははっそれもそうだな。あの家に居たら体調が良くても精神がまいりそうだな。今まで本当に良く頑張った、大義であった。」
「ありがとうございます陛下。そのお言葉だけで心が救われますわ。」
「そんな堅苦しいお話は良いじゃ無いですか陛下!!やっと念願のルーティちゃんが王家に仲間入りしたのよ!!もっと楽しいお話がしたいわ!!」
陛下との形式的な話を遮る様に王妃様は間に入ってきた。
相変わらずこの王妃様は自由な人でありますわ。
見た目はお人形の様に美しく完璧な見た目だけど喋るとお茶目で可愛らしい王妃様。
でも、一度公務になると人が変わる様に有能になるから驚きです。
人は見た目によりませんわね。
「王妃様にもお会い出来て光栄です。これからは新参者ですが何卒よろしくお願い致します」
「えーっ!!家族になるのだから王妃様呼びは辞めてよー!!私の事はお母様って呼んで?私ねー娘とゆっくりお茶するのが夢だったのー♪さっさとお話し終わったら後で美味しいお茶しましょうね♪」
「ありがとうございます。いきなりお母様呼びは少し気恥ずかしいので後々でもよろしいでしょうか?」
「あら、恥ずかしがってるの?ルーティちゃんったら可愛いわぁ!!もう抱き締めたくなっちゃう!!」
「……それは辞めてあげなさい。ルーティが困っているよ?」
「あぁーん、陛下が言うのなら仕方ありませんね…ちぇっ…」
ありがとうございます陛下…
あんな美人な人に抱き付かれたら鼻血吹いて倒れてしまいそうですわ…
そして、なんですかこの反応…可愛すぎます!!
天使の様な笑顔という事は今とても機嫌が良いという事でとても安心しました。
「それはそうと、ルーティちゃんって魔法使えたのね…私知らなかったわぁ…」
先程まで可愛らしい天使の様な女神様の様な微笑みをされていた王妃様が公務の時の冷徹な表情へと変わった…
そう言えば【テイム】のスキルについては王家に話していたけど、魔法については話してなかったわ…
王家に嫁入りだけはしたくなかったので魔法の事だけは隠していました。
魔法持ちは貴重な為、婚約者が居たとしても問答無用で王家に王子様や遠縁の血筋の誰かと結婚させられる。
あ…やべえ…私詰んだかもしれない…
本来私だけのお呼び出しなのですが「私も興味があるから行く」と言われて付いてきました。
一人だと心細いと思っていたのでとても助かりますが。
大きな扉の向こうには謁見用の玉座があり、陛下と王妃様がいらっしゃいました。
陛下はとても屈強な殿方で金色の髪にサファイアの様な瞳でロティお兄様と瓜二つの外見でロティお兄様を少し老けさせた00○シリーズに出て来そうなイケメンオジ様ですわ。
筋肉質な男性最高!!!
王妃様は良いご趣味をされていますわね。
是非とも筋肉談義をしたいも…げふんげふん、失礼致しました。
私とした事がつい自分の性癖について…
色恋には興味ありませんが昔好きだったアニメの推しが良い筋肉の持ち主だったのでつい…大原沙羅の時の記憶が蘇ってしまいましたわ。
王妃様は陛下と対照的なシルバーの艶やかロングヘアでスカイブルーの澄み切った瞳をされていますわね。
子供を3人産んだ後とは思えない程美しさが劣る事が無く、20代後半と言われても違和感はありませんわ。
その美しさを保つお手伝いをしているのは当然私なのですけどね。
王妃様には何時もご贔屓してくださっています。
「久し振りだなルーティ。息災であったか?」
「陛下。先程までスパニッシュ家からやっと解放されましたのでこれから元気になろうと思いますわ」
「あははっそれもそうだな。あの家に居たら体調が良くても精神がまいりそうだな。今まで本当に良く頑張った、大義であった。」
「ありがとうございます陛下。そのお言葉だけで心が救われますわ。」
「そんな堅苦しいお話は良いじゃ無いですか陛下!!やっと念願のルーティちゃんが王家に仲間入りしたのよ!!もっと楽しいお話がしたいわ!!」
陛下との形式的な話を遮る様に王妃様は間に入ってきた。
相変わらずこの王妃様は自由な人でありますわ。
見た目はお人形の様に美しく完璧な見た目だけど喋るとお茶目で可愛らしい王妃様。
でも、一度公務になると人が変わる様に有能になるから驚きです。
人は見た目によりませんわね。
「王妃様にもお会い出来て光栄です。これからは新参者ですが何卒よろしくお願い致します」
「えーっ!!家族になるのだから王妃様呼びは辞めてよー!!私の事はお母様って呼んで?私ねー娘とゆっくりお茶するのが夢だったのー♪さっさとお話し終わったら後で美味しいお茶しましょうね♪」
「ありがとうございます。いきなりお母様呼びは少し気恥ずかしいので後々でもよろしいでしょうか?」
「あら、恥ずかしがってるの?ルーティちゃんったら可愛いわぁ!!もう抱き締めたくなっちゃう!!」
「……それは辞めてあげなさい。ルーティが困っているよ?」
「あぁーん、陛下が言うのなら仕方ありませんね…ちぇっ…」
ありがとうございます陛下…
あんな美人な人に抱き付かれたら鼻血吹いて倒れてしまいそうですわ…
そして、なんですかこの反応…可愛すぎます!!
天使の様な笑顔という事は今とても機嫌が良いという事でとても安心しました。
「それはそうと、ルーティちゃんって魔法使えたのね…私知らなかったわぁ…」
先程まで可愛らしい天使の様な女神様の様な微笑みをされていた王妃様が公務の時の冷徹な表情へと変わった…
そう言えば【テイム】のスキルについては王家に話していたけど、魔法については話してなかったわ…
王家に嫁入りだけはしたくなかったので魔法の事だけは隠していました。
魔法持ちは貴重な為、婚約者が居たとしても問答無用で王家に王子様や遠縁の血筋の誰かと結婚させられる。
あ…やべえ…私詰んだかもしれない…
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