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お魚料理
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温泉から上がり、英気を養った俺達は時間もいい頃合いだったので探索を終了し、馬車に乗って近くの街まで高速で移動をする。
街についたのは、日がもう暮れようかという頃だったが……無事に目的地まで到着した。
俺達が今日お世話になる街は、ギルマッセという冒険者の街というよりかは商人の街といったところだ。
世界のあちこちから物が集まり、ここで商人同士がやり取りして……様々な街へと物資を売りに行く。そんなところらしい。
お腹が空いていた俺達は、馬と馬車を宿屋に預けた後、早速街へと繰り出し……良さそうなお店を探す。
「エリック、エリック! 凄いですわ! お魚が売っていましてよ!」
街を見て回っていると、露店で売りさばかれている魚が目に入ったのか、メリッサが大興奮をして俺の腕をグイグイと引っ張ってくる。
……全く、お前の少し膨らんだ胸が俺の腕にぷにぷにと当たっているのに気が付かないのか? 不用心にもほどがあるぞ。まあ、何も言わないけど。
若干鼻の下が伸びそうになりながらもメリッサに連れられて見てみると……
「これは……中々に刺激的な色をしているな……」
食べ物として売っているのか分からない色をしている魚が目に入ってきた。
俺の後ろをトコトコと付いてきていた食べ物大好きなシエナもこれには……いや、なんか『美味しそう』とか言っているので俺の予想したことにはならなかったか。
しかし、魚か……あまり食ったことなかったし、いい機会かもしれない。今日の夕飯はそれにしよう!
「シエナ、メリッサ。今日の夕飯は魚にしないか? 今まで肉とかばっかりだったし」
「いいですわね! お魚!」
「私は美味しければなんでもいいです!」
二人共俺の意見に賛成してくれたので、魚料理を出している店を探すことにした。
五分ほど経ったとき、良さそうなお店を見つけたので、三人一緒に店内に入る。
「いらっしゃいませ! 何名様ですか?」
「三名で」
「了解しました! 三名様ご案内でーす! ではこちらへどうぞ!」
受付の女性がスムーズに俺達を席まで案内してくれる。
店の中は結構な人でごった返しており、何処からともなく魚の香りがしてきた。
少しワクワクしながら席につき、テーブルに置いてあったメニュー表をみんなで見る。
「『お魚食べ放題コース』、『店員オススメコース』、『今日獲れた中でいい魚だけを贅沢に使用したビップコース』などなど……なるほど」
「この『お魚とお肉の夢のコラボコース』というのも中々に魅力的ですね。でも……こちらの『お魚がピチピチと口の中で動き回るコース』も面白そうです」
「わたくし的にはこの『お野菜とお魚の相性バッチシコース』というのも気になりますわ」
シエナとメリッサがそれぞれ気になるコースを言ってくる。
……見事にバラバラだなぁ……というか……席を座るときからずっと気になっているんだが……
「なあ、お前たち。二人用の長椅子に三人がギチギチになって座っているのはどうなんだ? 流石に狭くて絶対食べづらいって」
そう。俺が席に座ろうとしたら、メリッサが俺より先に長椅子に座って、じゃあそういうことならと俺は向かい側の席に行こうと思ったらシエナがドンッ! と俺の体を横に押してきて……結局メリッサの隣に腰を下ろしてしまい、ならシエナが向かい側に座るのかと思えば俺の隣に無理やり座ってきたのだ。
「周りの視線もさ? 結構刺さっていると言うか感じるから、やっぱり俺が向かい側の席にーー」
俺が立ち上があろうとしたら、シエナとメリッサがそれぞれ俺の腕をぎゅっと掴んできた。
「それはいけませんわ。わたくしの隣にいてくださいまし。狭くても工夫すれば大丈夫のはずですわ。それに……エリックの隣で……食べたいんですの……駄目……ですか?」
「他人の視線なんて関係ないです。私はエリック様の隣で食べたいからこうしているだけです。エリック様は……そうではないのですか?」
上目遣いをしてくるメリッサとシエナ。
……なんでそんなに隣で食べることに執着しているのか分からんが……可愛いからヨシ!
「仕方ないな~!」
いつもの甘々の俺になりながら腰を再度下ろす。
いやー、ここまで二人に求められたら仕方ない。狭くて絶対に食いづらいと思うがしょうがない。
その後。俺は『今日獲れた中でいい魚だけを贅沢に使用したビップコース』、シエナは『お魚とお肉の夢のコラボコース』、メリッサは『お野菜とお魚の相性バッチシコース』をそれぞれ店員さんに注文した。
二十分後。お冷を飲みながら彼女たちと楽しく談笑していると、注文した料理が運ばれてくる。
「……思ってた以上に量が多いな……全部食えるかどうか分からんのだが……」
「ですわ……」
俺とメリッサが目の前にある大量のお皿と料理を見て若干引き気味になる。しかし、シエナは流石のもので
「こんなに沢山あるなんて……た、食べていいですか!?」
と待ちきれないというような感じで聞いてきた。
……最悪食えなかったらシエナに食べてもらおう。
して、俺達は手を合わせた後、料理を食べ始めた。
「……エリック様! これ美味しいです! 美味しいですよ!」
俺が刺し身と呼ばれるものを美味しく頂いていると、バクバクといつも以上に早く食べながらシエナが俺に笑顔で料理の感想を述べてくる。
彼女が食べているのは、魚の塩焼きだろうか?
「シエナがそんなに美味しいというのであれば、美味しいんだろう。いいな」
「じゃあ私のを少し食べますか?」
グイッと塩焼きにされた魚の身を乗せたスプーンを俺の口元に持ってきた。
……グイグイシエナが現れたな。
「……いや、俺は大丈夫だ。というか……流石にそういうのは恥ずかしいと言うか……」
「もう、遠慮なんかしなくてもいいんですよ? ほら、あーん」
「……あ、あーん」
シエナの勢いと可愛らしさに負けてパクリと食べる。
……魚の油と程よい塩加減が絶妙にマッチして美味い!
「確かにこれは美味しいな。シエナが興奮するのも分かる。……じゃあ、お返しにこの刺し身を食ってみろ。これもまたヒノモトの料理らしいが、このしょうゆとわさびと呼ばれるものを付けて食うと美味しいんだ」
俺は刺し身を一つ取って、しょうゆとわさびを付けて……シエナの口に運んであげる。
彼女は少し顔を赤くしながらそれを受け入れ……パクリと食べる。
「どうだ? 美味しいか?」
「……は、鼻が……鼻の奥が……い、痛いです……」
シエナが何故か恍惚そうな顔をしてくる。
わさびを付けすぎたと思って謝ろうとしたが……嬉しそうだったのでまあいいか。
シエナにお水を渡して落ち着かせていると、今度はメリッサが声を掛けてきた。
「エリック、エリック! こっちの白い身をした魚と野菜を煮込んだお料理も美味しいですわよ! こちらも一口どうかしら?」
メリッサの顔を見てみると、発情したような顔をしながらハアハアと鼻息を荒くしていた。
……こいつ、何を考えて……
「いやー、流石にメリッサのご飯を頂くというのは申し訳ないし、俺は遠慮させてーーんぶっ!」
話している途中なのに、彼女が無理やりスプーンを突っ込んできた。
仕方ないので、モグモグと食べる。
「……美味しいな。美味しいが……人前そういうことをするのは止めような?」
俺は若干呆れた目をメリッサに向ける。
彼女は、俺の口に無理やり突っ込んだスプーンをすぐに引っこ抜いたと思ったら、自分の口にそれをぶち込んで……何かを噛みしめるような顔をしていたのだ。
……いや、どこまで飢えているんだよ。流石に男性は言わずもがな。女性でもそんなことしたら駄目だと思うぞ。
で、無理やり食わされたとは言え彼女のものを食べてしまったので、シエナと同じく刺し身を食べさせてあげる。
彼女も彼女でわさびがツーンと来たらしいが、こちらは気持ちよさそうな顔はせずにただ泣いただけだった。
その後。結局、俺は大量の料理をなんとか食べることが出来たが、メリッサが無理だったので、残ったものはシエナに食べてもらった。
……そんだけ食ってそのプロポーションって……恐ろしいな。
街についたのは、日がもう暮れようかという頃だったが……無事に目的地まで到着した。
俺達が今日お世話になる街は、ギルマッセという冒険者の街というよりかは商人の街といったところだ。
世界のあちこちから物が集まり、ここで商人同士がやり取りして……様々な街へと物資を売りに行く。そんなところらしい。
お腹が空いていた俺達は、馬と馬車を宿屋に預けた後、早速街へと繰り出し……良さそうなお店を探す。
「エリック、エリック! 凄いですわ! お魚が売っていましてよ!」
街を見て回っていると、露店で売りさばかれている魚が目に入ったのか、メリッサが大興奮をして俺の腕をグイグイと引っ張ってくる。
……全く、お前の少し膨らんだ胸が俺の腕にぷにぷにと当たっているのに気が付かないのか? 不用心にもほどがあるぞ。まあ、何も言わないけど。
若干鼻の下が伸びそうになりながらもメリッサに連れられて見てみると……
「これは……中々に刺激的な色をしているな……」
食べ物として売っているのか分からない色をしている魚が目に入ってきた。
俺の後ろをトコトコと付いてきていた食べ物大好きなシエナもこれには……いや、なんか『美味しそう』とか言っているので俺の予想したことにはならなかったか。
しかし、魚か……あまり食ったことなかったし、いい機会かもしれない。今日の夕飯はそれにしよう!
「シエナ、メリッサ。今日の夕飯は魚にしないか? 今まで肉とかばっかりだったし」
「いいですわね! お魚!」
「私は美味しければなんでもいいです!」
二人共俺の意見に賛成してくれたので、魚料理を出している店を探すことにした。
五分ほど経ったとき、良さそうなお店を見つけたので、三人一緒に店内に入る。
「いらっしゃいませ! 何名様ですか?」
「三名で」
「了解しました! 三名様ご案内でーす! ではこちらへどうぞ!」
受付の女性がスムーズに俺達を席まで案内してくれる。
店の中は結構な人でごった返しており、何処からともなく魚の香りがしてきた。
少しワクワクしながら席につき、テーブルに置いてあったメニュー表をみんなで見る。
「『お魚食べ放題コース』、『店員オススメコース』、『今日獲れた中でいい魚だけを贅沢に使用したビップコース』などなど……なるほど」
「この『お魚とお肉の夢のコラボコース』というのも中々に魅力的ですね。でも……こちらの『お魚がピチピチと口の中で動き回るコース』も面白そうです」
「わたくし的にはこの『お野菜とお魚の相性バッチシコース』というのも気になりますわ」
シエナとメリッサがそれぞれ気になるコースを言ってくる。
……見事にバラバラだなぁ……というか……席を座るときからずっと気になっているんだが……
「なあ、お前たち。二人用の長椅子に三人がギチギチになって座っているのはどうなんだ? 流石に狭くて絶対食べづらいって」
そう。俺が席に座ろうとしたら、メリッサが俺より先に長椅子に座って、じゃあそういうことならと俺は向かい側の席に行こうと思ったらシエナがドンッ! と俺の体を横に押してきて……結局メリッサの隣に腰を下ろしてしまい、ならシエナが向かい側に座るのかと思えば俺の隣に無理やり座ってきたのだ。
「周りの視線もさ? 結構刺さっていると言うか感じるから、やっぱり俺が向かい側の席にーー」
俺が立ち上があろうとしたら、シエナとメリッサがそれぞれ俺の腕をぎゅっと掴んできた。
「それはいけませんわ。わたくしの隣にいてくださいまし。狭くても工夫すれば大丈夫のはずですわ。それに……エリックの隣で……食べたいんですの……駄目……ですか?」
「他人の視線なんて関係ないです。私はエリック様の隣で食べたいからこうしているだけです。エリック様は……そうではないのですか?」
上目遣いをしてくるメリッサとシエナ。
……なんでそんなに隣で食べることに執着しているのか分からんが……可愛いからヨシ!
「仕方ないな~!」
いつもの甘々の俺になりながら腰を再度下ろす。
いやー、ここまで二人に求められたら仕方ない。狭くて絶対に食いづらいと思うがしょうがない。
その後。俺は『今日獲れた中でいい魚だけを贅沢に使用したビップコース』、シエナは『お魚とお肉の夢のコラボコース』、メリッサは『お野菜とお魚の相性バッチシコース』をそれぞれ店員さんに注文した。
二十分後。お冷を飲みながら彼女たちと楽しく談笑していると、注文した料理が運ばれてくる。
「……思ってた以上に量が多いな……全部食えるかどうか分からんのだが……」
「ですわ……」
俺とメリッサが目の前にある大量のお皿と料理を見て若干引き気味になる。しかし、シエナは流石のもので
「こんなに沢山あるなんて……た、食べていいですか!?」
と待ちきれないというような感じで聞いてきた。
……最悪食えなかったらシエナに食べてもらおう。
して、俺達は手を合わせた後、料理を食べ始めた。
「……エリック様! これ美味しいです! 美味しいですよ!」
俺が刺し身と呼ばれるものを美味しく頂いていると、バクバクといつも以上に早く食べながらシエナが俺に笑顔で料理の感想を述べてくる。
彼女が食べているのは、魚の塩焼きだろうか?
「シエナがそんなに美味しいというのであれば、美味しいんだろう。いいな」
「じゃあ私のを少し食べますか?」
グイッと塩焼きにされた魚の身を乗せたスプーンを俺の口元に持ってきた。
……グイグイシエナが現れたな。
「……いや、俺は大丈夫だ。というか……流石にそういうのは恥ずかしいと言うか……」
「もう、遠慮なんかしなくてもいいんですよ? ほら、あーん」
「……あ、あーん」
シエナの勢いと可愛らしさに負けてパクリと食べる。
……魚の油と程よい塩加減が絶妙にマッチして美味い!
「確かにこれは美味しいな。シエナが興奮するのも分かる。……じゃあ、お返しにこの刺し身を食ってみろ。これもまたヒノモトの料理らしいが、このしょうゆとわさびと呼ばれるものを付けて食うと美味しいんだ」
俺は刺し身を一つ取って、しょうゆとわさびを付けて……シエナの口に運んであげる。
彼女は少し顔を赤くしながらそれを受け入れ……パクリと食べる。
「どうだ? 美味しいか?」
「……は、鼻が……鼻の奥が……い、痛いです……」
シエナが何故か恍惚そうな顔をしてくる。
わさびを付けすぎたと思って謝ろうとしたが……嬉しそうだったのでまあいいか。
シエナにお水を渡して落ち着かせていると、今度はメリッサが声を掛けてきた。
「エリック、エリック! こっちの白い身をした魚と野菜を煮込んだお料理も美味しいですわよ! こちらも一口どうかしら?」
メリッサの顔を見てみると、発情したような顔をしながらハアハアと鼻息を荒くしていた。
……こいつ、何を考えて……
「いやー、流石にメリッサのご飯を頂くというのは申し訳ないし、俺は遠慮させてーーんぶっ!」
話している途中なのに、彼女が無理やりスプーンを突っ込んできた。
仕方ないので、モグモグと食べる。
「……美味しいな。美味しいが……人前そういうことをするのは止めような?」
俺は若干呆れた目をメリッサに向ける。
彼女は、俺の口に無理やり突っ込んだスプーンをすぐに引っこ抜いたと思ったら、自分の口にそれをぶち込んで……何かを噛みしめるような顔をしていたのだ。
……いや、どこまで飢えているんだよ。流石に男性は言わずもがな。女性でもそんなことしたら駄目だと思うぞ。
で、無理やり食わされたとは言え彼女のものを食べてしまったので、シエナと同じく刺し身を食べさせてあげる。
彼女も彼女でわさびがツーンと来たらしいが、こちらは気持ちよさそうな顔はせずにただ泣いただけだった。
その後。結局、俺は大量の料理をなんとか食べることが出来たが、メリッサが無理だったので、残ったものはシエナに食べてもらった。
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