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日本編
ある日、私に異変が起こりました
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私は平凡で普通の会社員です。
大卒で就職出来た会社は大企業でしたが、研修期間が終わって配属先が決まった時には、子会社への出向扱いでした。
本社の給与は、基本給与プラス能力給、それに資格手当や、更に住宅や家賃補助が出る事になっています。私は基本給与に資格持ちなので資格手当、家賃補助が付く予定でした。ですが、それすら付いていない給与明細書を持って、人事課及び関係部署を回りましたが、「問題ありません。」としか回答しない方々に絶望しました。
子会社へ出向扱いなので、能力給も付いていないのです。だから生活費は基本給与だけしかないと言う侘しい状況でした。貧乏学生だった私は、これからも節約生活が確定した瞬間でしたね。
ただ唯一、学生の頃から住んでいたアパートから子会社まで徒歩15分で、電車もバスも使わなくても大丈夫な、会社にも地球の環境にも低血圧気味で朝に弱い私にも優しい事が救いでした。
そんな生活をして3年が経ちました。
私の25歳の誕生日と週末の金曜日が重なったので、彼氏も男友達もいない私は、近所のスーパーで、日頃は眺めるだけで買わない酎ハイを何本かと、スルメやチータラの乾きモノや、酒の肴になりそうな値下げされた総菜を買って帰り、一人寂しく酔っぱらって自分の誕生日を祝って過ごしました。
翌朝、私の住んでいるアパートのドアが叩かれました。アパートの家賃は銀行口座から自動引き落としだし、新聞も(節約の為に)とっていないし、特定の宗教にも加入していないから、うちに訪ねて来る人もいない。
「宅配なんて頼んだ覚えもないし、届く予定も全くないし、セールスだったら面倒だしなー、昨夜飲み過ぎたからまだ動きたくないしなー。」と小声で呟いて、居留守を使いました。
夕方までゴロゴロしていて、そろそろスーパーの値引き品でも買おうかと、寝間着がわりのジャージからTシャツとジーパンに着替えて、髪を梳かそうと洗面台の鏡を見た私。
「ん?!」
私の頭の上に、何か生えている!幻覚でも酔いが醒めていなくて見た幻でもない!立派な黒い猫耳が生えていた!!!生えてる!!
恐る恐る鏡を見ながら、その猫耳を触ってみる。
温かいし、耳を触ったらくすぐったい感じがする!猫耳に意識を集中してみると、猫耳を動かせた。これには自分でもビックリ!!
「え?!本物なの?!!ま、まさかぁー!!」
私の好きなマンガやアニメ、ラノベのような展開になった現実に、ただ、ただ、驚いて動けなくなった私。
うわー!現実でこんな風になると動揺して、どうしていいか分からない!渡辺結衣子25歳、誕生日の翌日に猫耳が生えました!でも、スーパーで買い物をしないと、特売品も値下げ品も見切り品も買えません。何より空っぽの冷蔵庫の中身を思い浮かべて、冷蔵庫を眺めながら思いつく事は、「飢え死にしたくないっ!」
散々悩んで、家にあるたった一つの帽子であるキャスケットを被る事にしました。鏡で何度も猫耳が見えないかを見直して、買い物に出かけました。
スーパーでの買い物から無事に帰れた安堵で、アパートの自分の部屋の中に入った途端、座り込んでしまいました。暫く呆けていた私でしたが、買い物した物を仕舞ってから、この先どうしていいか悩んでいるうちに、翌朝、日曜の朝6時になっていました。
「明日月曜日からの会社をどうしよう。まさか、猫耳が生えたので、クビって事はないよね。就業規則にも載っていなかったし…。」
しょうもない事を考えている自覚はあります。
でも、私は、育児放棄した両親と絶縁していた祖父と祖母に育ててもらったので、両親とは会った記憶すらありません。祖父と祖母も今は鬼籍に入っていて、両親については私に一言も話さず亡くなったので、ほぼ天涯孤独です。親戚にも会った事がありません。友達もいなかったし、彼氏もいない。ましてや友達のいない私に、男友達なんていません。
要するに、私に何かあっても相談できる人がいないんです。自分で考えて、自分で動いて、自分で解決する。
その結果がどうなろうと、自分の出した結果だと諦める癖があります。
その日の夕方まで会社に行くにはどうするかと考え、100円ショップで伸びる素材で作られたターバン、いわゆるヘアバンドみたいなもので猫耳を押さえつけて誤魔化そうと考えつきました。そうして、100円ショップで買って帰って来ただけで日曜が終わりました。洗濯も掃除も出来ずに、ただ、ただ、猫耳に振り回された週末でした…。
大卒で就職出来た会社は大企業でしたが、研修期間が終わって配属先が決まった時には、子会社への出向扱いでした。
本社の給与は、基本給与プラス能力給、それに資格手当や、更に住宅や家賃補助が出る事になっています。私は基本給与に資格持ちなので資格手当、家賃補助が付く予定でした。ですが、それすら付いていない給与明細書を持って、人事課及び関係部署を回りましたが、「問題ありません。」としか回答しない方々に絶望しました。
子会社へ出向扱いなので、能力給も付いていないのです。だから生活費は基本給与だけしかないと言う侘しい状況でした。貧乏学生だった私は、これからも節約生活が確定した瞬間でしたね。
ただ唯一、学生の頃から住んでいたアパートから子会社まで徒歩15分で、電車もバスも使わなくても大丈夫な、会社にも地球の環境にも低血圧気味で朝に弱い私にも優しい事が救いでした。
そんな生活をして3年が経ちました。
私の25歳の誕生日と週末の金曜日が重なったので、彼氏も男友達もいない私は、近所のスーパーで、日頃は眺めるだけで買わない酎ハイを何本かと、スルメやチータラの乾きモノや、酒の肴になりそうな値下げされた総菜を買って帰り、一人寂しく酔っぱらって自分の誕生日を祝って過ごしました。
翌朝、私の住んでいるアパートのドアが叩かれました。アパートの家賃は銀行口座から自動引き落としだし、新聞も(節約の為に)とっていないし、特定の宗教にも加入していないから、うちに訪ねて来る人もいない。
「宅配なんて頼んだ覚えもないし、届く予定も全くないし、セールスだったら面倒だしなー、昨夜飲み過ぎたからまだ動きたくないしなー。」と小声で呟いて、居留守を使いました。
夕方までゴロゴロしていて、そろそろスーパーの値引き品でも買おうかと、寝間着がわりのジャージからTシャツとジーパンに着替えて、髪を梳かそうと洗面台の鏡を見た私。
「ん?!」
私の頭の上に、何か生えている!幻覚でも酔いが醒めていなくて見た幻でもない!立派な黒い猫耳が生えていた!!!生えてる!!
恐る恐る鏡を見ながら、その猫耳を触ってみる。
温かいし、耳を触ったらくすぐったい感じがする!猫耳に意識を集中してみると、猫耳を動かせた。これには自分でもビックリ!!
「え?!本物なの?!!ま、まさかぁー!!」
私の好きなマンガやアニメ、ラノベのような展開になった現実に、ただ、ただ、驚いて動けなくなった私。
うわー!現実でこんな風になると動揺して、どうしていいか分からない!渡辺結衣子25歳、誕生日の翌日に猫耳が生えました!でも、スーパーで買い物をしないと、特売品も値下げ品も見切り品も買えません。何より空っぽの冷蔵庫の中身を思い浮かべて、冷蔵庫を眺めながら思いつく事は、「飢え死にしたくないっ!」
散々悩んで、家にあるたった一つの帽子であるキャスケットを被る事にしました。鏡で何度も猫耳が見えないかを見直して、買い物に出かけました。
スーパーでの買い物から無事に帰れた安堵で、アパートの自分の部屋の中に入った途端、座り込んでしまいました。暫く呆けていた私でしたが、買い物した物を仕舞ってから、この先どうしていいか悩んでいるうちに、翌朝、日曜の朝6時になっていました。
「明日月曜日からの会社をどうしよう。まさか、猫耳が生えたので、クビって事はないよね。就業規則にも載っていなかったし…。」
しょうもない事を考えている自覚はあります。
でも、私は、育児放棄した両親と絶縁していた祖父と祖母に育ててもらったので、両親とは会った記憶すらありません。祖父と祖母も今は鬼籍に入っていて、両親については私に一言も話さず亡くなったので、ほぼ天涯孤独です。親戚にも会った事がありません。友達もいなかったし、彼氏もいない。ましてや友達のいない私に、男友達なんていません。
要するに、私に何かあっても相談できる人がいないんです。自分で考えて、自分で動いて、自分で解決する。
その結果がどうなろうと、自分の出した結果だと諦める癖があります。
その日の夕方まで会社に行くにはどうするかと考え、100円ショップで伸びる素材で作られたターバン、いわゆるヘアバンドみたいなもので猫耳を押さえつけて誤魔化そうと考えつきました。そうして、100円ショップで買って帰って来ただけで日曜が終わりました。洗濯も掃除も出来ずに、ただ、ただ、猫耳に振り回された週末でした…。
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