25 / 207
異界渡り(ワーオランドーラ国)編
馬車が来て、乗って、移動しました
しおりを挟む
私達がマスクは絶対、手放せないね!等、話をしていると、馬車の音が近くに聞こえるようなっていた。
馬車の音が私達のすぐ近くで止まった。見てみると、茶色くて目立たない、でも人が5、6人乗れそうな馬車が停まっていた。その馬車の中から、年配の男性が降りて来た。
「失礼します。私は、ルー公爵家の家令です。当家のお嬢様、ジャンヌ様が馬車の中でお二方をお待ちです。」
マミ姉さん(加奈さん)は、家令と名乗った人の態度に何かを感じた様で、その年配の人を冷たい目で見ていた。
「幾つか、いいかしら。私、お腹に番の子が多胎でいるの。馬車をゆっくり走らせて休憩も入れてくれるなら、ジャンヌ様の馬車に乗るわ。妹にも番がいるの。変な噂をたてられるのは困るわ。だから、馬車の中に女性が居るか確認したいの。これでも私達、国では公爵家の出身なので。お判りいただけるかしら。」
「それはそれは、知らぬ事とは言え、ご無礼致しました。こちらの手落ちでございます。ジャンヌ様に伝えてまいりますので、しばしお待ち下さい。」家令と名乗った人は、私達へ頭を下げて謝罪をしてから、馬車へ戻って行った。
家令を名乗った年配の男性が馬車の扉を開けて、中にいる人と話しているようだ。あ、こっちにまた来た。
「ジャンヌ様がまずはご挨拶をしてから、こちらの非礼を詫びたいと。それでご納得頂けたら、馬車に乗って欲しいとおっしゃっています。」
家令の人が言い終わったら、馬車の中から真っ赤なドレスを着た黒髪で綺麗系の派手な女性が降りて来た。その女性が私達の所まで歩いて来たのだ。
「はじめまして。ごきげんようですわ。私、ジャンヌと申します。先ほどは、私の家の家令のヤイバが身の程を弁えず、先に話しかけてしまい、礼儀知らずな態度でご迷惑をお掛け致しましたわ。お詫び致します。お二方は異界渡り直後とお見受け致しますけれど、どうして此処へ?」
「ええ、はじめまして。ご機嫌ではないですわ。ふふっ、知っていらっしゃるから此処までいらしたのでしょう。それなのに私達にお聞きになるなんて、ジャンヌ様は真っ直ぐな方ですのね。理由ですか…、どこかの王様が、私達の到着地点に王城の寝室を指定していたのですわ!それも私達と一緒にいた番と引き離してまで。」
「その首の痕を見れば、番と引き離した馬鹿が誰なのかを証明されてしまいますわ。それに、お腹に多胎で子がいる女性を寝室に招いていたら、飛んだ王家の醜聞になる所でしたわ。申し訳ありません。」
「私達は、だ、か、ら、こ、そ、王城からの迎えの馬車には乗りたくないのですわ。お判りいただけますわよね、ジャンヌ様。」
「ええ。充分に。王城からの馬車も近くまで来ているでしょうから、私の家の馬車に乗って移動した方が宜しいかと存じますわ。」
「そうですわね、これ以上の厄介事は勘弁して頂きたいんですの。ジャンヌ様と一緒の馬車になら私達も乗りますわ。」
マミ姉さん(加奈さん)が私に頷いた。私も2人のやり取りを黙って見守っていたが、頷く。王城の馬車よりもキチンと詫びをしたジャンヌ様の方が、祥さんや一郎さんに馬鹿王と言われていた王様よりも、余程マシだろうって思ったし。
2人でジャンヌ様と一緒の馬車に乗って、20分位馬車が走って町の真ん中に差し掛かった頃、大きな馬車とすれ違った。
「今すれ違った馬車が王城からの迎えの馬車だと思いますわ。一応、私達の乗る馬車の轍と足跡を消す様に家令のヤイバに指示しておきましたが、王相手では、我が家に入っていてもらわないと、お二方を守れないのです。今までは、ゆっくり馬車を走らせていましたが、それも王家の馬車とすれ違ったので出来なくなりました。申し訳ありませんが、少しだけ馬車を急がします。」
「構いませんわ。王には捉まりたくないので、長時間でなければ、速度を上げても大丈夫ですわ。」
マミ姉さん(加奈さん)が答えると、ジャンヌ様が前もって指示していたのだろう、馬車が速度を上げた。
それから馬車が20分程走って、大きな屋敷の敷地へ入って行った。どうやら、このお屋敷がジャンヌ様の家なのだろう。私達は、ジャンヌ様の私室へ案内されたけど、テレビで見た事があった、どこかのスイートルームか!!って程、見事で綺麗で、豪華で、ええと、とにかく凄い部屋だった。
マミ姉さん(加奈さん)に付け焼刃で教えてもらったアレコレを思い出しながら、キョロキョロしない様に気を付けて、慌てず、ゆっくりと勧められたイスにマミ姉さん(加奈さん)が座った後に、一応、妹とされている私が座った。
「では、改めまして、私、筆頭公爵家ルー家が長女のジャンヌですわ。お二方には番の方がいらして、マーキングまでされている仲。此度は我が国の王が馬鹿な事を仕出かしてしまい、申し訳ありませんでした。」
「私は番が居るので。どこから名前が漏れるか分かりませんので、此処では正式な名乗りは出来ませんが、公爵家の出身で番とは婚姻しております。此度は子を多胎で授かった事により、今回の帰省となったのですわ。」
「まあ!人妻を!…(小声で)あの馬鹿め!」
「異界渡りの地点に何ヵ月も前から仕掛けていた様ですわ。女性で、黒の毛色という条件を付けて。王の寝室を到着地点として等、王は何時になく焦っていらしているご様子が窺えましたわ。」
「…。」
ジャンヌ様は無言でいる。
「私は、無事に婚約者との結婚の日取りが決まったので、滞在していた国から結婚式の準備をする為に帰省してゆく所でした。」
「…あんの馬鹿…。」
「ジャンヌ様、「私、お腹に子供がいて、悪阻で具合が悪くて犬臭さに耐えられない、心細いので一緒に居た彼女が側に居ないと不安でツラい。」って言っていたと、それで断ってもらえますか。このスカーフの被り方でも使者の方も解って頂けると思いますわ。」
「私も、「彼女の側じゃないと心細いって、彼女を一人にしたくないって、泣いて騒いで、ずーっと訴えています」と伝えて頂けますか、私も番以外はお断り致します。スカーフでも意思表示していますので。」
ジャンヌ様がパンパンと手を打った後、さっき馬車で一緒だった家令と見知らぬ男性が部屋の中に現れた。魔法かーー!!凄ーい!!と思ったが、無表情を貫き通した。
見知らぬ男性は王家からの使者のマシロだと名乗った。その男性に話しかけるジャンヌ様。
「シロ、あの人に伝えてもらえる?馬鹿な事をもうこれ以上しないで欲しいって。」
「正式なお断りの理由が判明致しましたので、王にはそう伝えます。が、今回ばかりはマズいかもしれません。」
「まだ何かあるの?」
「そちらのお二方が、とある国の王様と宰相補佐殿のお相手だと、とある国では専らの噂です。」
「お二人をこの様な術式で招いた我が国が、戦争の引き金になるだろうと言いたいのね。」
「今回は、王が極秘で用意したようです。その事を私共臣下が知ったのは1時間程前でして。王から(焦って)馬車の手配や使者の手配を言い付けられたからでした。此度の細工は、王が計画され、単独で実行されたご様子です。」
ジャンヌ様が心底疲れたという顔をして、何かを振り払うように首を何度か左右に振っていた。
「…はぁ、もう王の尻拭いをするのは今回でお終いにするわ。この件が片付いたら、修道院へ入ります。その準備をなさい。」
「はい。ジャンヌ様。」馬車で一緒だった家令のヤイバさんがジャンヌ様に返事をしていました。
馬車の音が私達のすぐ近くで止まった。見てみると、茶色くて目立たない、でも人が5、6人乗れそうな馬車が停まっていた。その馬車の中から、年配の男性が降りて来た。
「失礼します。私は、ルー公爵家の家令です。当家のお嬢様、ジャンヌ様が馬車の中でお二方をお待ちです。」
マミ姉さん(加奈さん)は、家令と名乗った人の態度に何かを感じた様で、その年配の人を冷たい目で見ていた。
「幾つか、いいかしら。私、お腹に番の子が多胎でいるの。馬車をゆっくり走らせて休憩も入れてくれるなら、ジャンヌ様の馬車に乗るわ。妹にも番がいるの。変な噂をたてられるのは困るわ。だから、馬車の中に女性が居るか確認したいの。これでも私達、国では公爵家の出身なので。お判りいただけるかしら。」
「それはそれは、知らぬ事とは言え、ご無礼致しました。こちらの手落ちでございます。ジャンヌ様に伝えてまいりますので、しばしお待ち下さい。」家令と名乗った人は、私達へ頭を下げて謝罪をしてから、馬車へ戻って行った。
家令を名乗った年配の男性が馬車の扉を開けて、中にいる人と話しているようだ。あ、こっちにまた来た。
「ジャンヌ様がまずはご挨拶をしてから、こちらの非礼を詫びたいと。それでご納得頂けたら、馬車に乗って欲しいとおっしゃっています。」
家令の人が言い終わったら、馬車の中から真っ赤なドレスを着た黒髪で綺麗系の派手な女性が降りて来た。その女性が私達の所まで歩いて来たのだ。
「はじめまして。ごきげんようですわ。私、ジャンヌと申します。先ほどは、私の家の家令のヤイバが身の程を弁えず、先に話しかけてしまい、礼儀知らずな態度でご迷惑をお掛け致しましたわ。お詫び致します。お二方は異界渡り直後とお見受け致しますけれど、どうして此処へ?」
「ええ、はじめまして。ご機嫌ではないですわ。ふふっ、知っていらっしゃるから此処までいらしたのでしょう。それなのに私達にお聞きになるなんて、ジャンヌ様は真っ直ぐな方ですのね。理由ですか…、どこかの王様が、私達の到着地点に王城の寝室を指定していたのですわ!それも私達と一緒にいた番と引き離してまで。」
「その首の痕を見れば、番と引き離した馬鹿が誰なのかを証明されてしまいますわ。それに、お腹に多胎で子がいる女性を寝室に招いていたら、飛んだ王家の醜聞になる所でしたわ。申し訳ありません。」
「私達は、だ、か、ら、こ、そ、王城からの迎えの馬車には乗りたくないのですわ。お判りいただけますわよね、ジャンヌ様。」
「ええ。充分に。王城からの馬車も近くまで来ているでしょうから、私の家の馬車に乗って移動した方が宜しいかと存じますわ。」
「そうですわね、これ以上の厄介事は勘弁して頂きたいんですの。ジャンヌ様と一緒の馬車になら私達も乗りますわ。」
マミ姉さん(加奈さん)が私に頷いた。私も2人のやり取りを黙って見守っていたが、頷く。王城の馬車よりもキチンと詫びをしたジャンヌ様の方が、祥さんや一郎さんに馬鹿王と言われていた王様よりも、余程マシだろうって思ったし。
2人でジャンヌ様と一緒の馬車に乗って、20分位馬車が走って町の真ん中に差し掛かった頃、大きな馬車とすれ違った。
「今すれ違った馬車が王城からの迎えの馬車だと思いますわ。一応、私達の乗る馬車の轍と足跡を消す様に家令のヤイバに指示しておきましたが、王相手では、我が家に入っていてもらわないと、お二方を守れないのです。今までは、ゆっくり馬車を走らせていましたが、それも王家の馬車とすれ違ったので出来なくなりました。申し訳ありませんが、少しだけ馬車を急がします。」
「構いませんわ。王には捉まりたくないので、長時間でなければ、速度を上げても大丈夫ですわ。」
マミ姉さん(加奈さん)が答えると、ジャンヌ様が前もって指示していたのだろう、馬車が速度を上げた。
それから馬車が20分程走って、大きな屋敷の敷地へ入って行った。どうやら、このお屋敷がジャンヌ様の家なのだろう。私達は、ジャンヌ様の私室へ案内されたけど、テレビで見た事があった、どこかのスイートルームか!!って程、見事で綺麗で、豪華で、ええと、とにかく凄い部屋だった。
マミ姉さん(加奈さん)に付け焼刃で教えてもらったアレコレを思い出しながら、キョロキョロしない様に気を付けて、慌てず、ゆっくりと勧められたイスにマミ姉さん(加奈さん)が座った後に、一応、妹とされている私が座った。
「では、改めまして、私、筆頭公爵家ルー家が長女のジャンヌですわ。お二方には番の方がいらして、マーキングまでされている仲。此度は我が国の王が馬鹿な事を仕出かしてしまい、申し訳ありませんでした。」
「私は番が居るので。どこから名前が漏れるか分かりませんので、此処では正式な名乗りは出来ませんが、公爵家の出身で番とは婚姻しております。此度は子を多胎で授かった事により、今回の帰省となったのですわ。」
「まあ!人妻を!…(小声で)あの馬鹿め!」
「異界渡りの地点に何ヵ月も前から仕掛けていた様ですわ。女性で、黒の毛色という条件を付けて。王の寝室を到着地点として等、王は何時になく焦っていらしているご様子が窺えましたわ。」
「…。」
ジャンヌ様は無言でいる。
「私は、無事に婚約者との結婚の日取りが決まったので、滞在していた国から結婚式の準備をする為に帰省してゆく所でした。」
「…あんの馬鹿…。」
「ジャンヌ様、「私、お腹に子供がいて、悪阻で具合が悪くて犬臭さに耐えられない、心細いので一緒に居た彼女が側に居ないと不安でツラい。」って言っていたと、それで断ってもらえますか。このスカーフの被り方でも使者の方も解って頂けると思いますわ。」
「私も、「彼女の側じゃないと心細いって、彼女を一人にしたくないって、泣いて騒いで、ずーっと訴えています」と伝えて頂けますか、私も番以外はお断り致します。スカーフでも意思表示していますので。」
ジャンヌ様がパンパンと手を打った後、さっき馬車で一緒だった家令と見知らぬ男性が部屋の中に現れた。魔法かーー!!凄ーい!!と思ったが、無表情を貫き通した。
見知らぬ男性は王家からの使者のマシロだと名乗った。その男性に話しかけるジャンヌ様。
「シロ、あの人に伝えてもらえる?馬鹿な事をもうこれ以上しないで欲しいって。」
「正式なお断りの理由が判明致しましたので、王にはそう伝えます。が、今回ばかりはマズいかもしれません。」
「まだ何かあるの?」
「そちらのお二方が、とある国の王様と宰相補佐殿のお相手だと、とある国では専らの噂です。」
「お二人をこの様な術式で招いた我が国が、戦争の引き金になるだろうと言いたいのね。」
「今回は、王が極秘で用意したようです。その事を私共臣下が知ったのは1時間程前でして。王から(焦って)馬車の手配や使者の手配を言い付けられたからでした。此度の細工は、王が計画され、単独で実行されたご様子です。」
ジャンヌ様が心底疲れたという顔をして、何かを振り払うように首を何度か左右に振っていた。
「…はぁ、もう王の尻拭いをするのは今回でお終いにするわ。この件が片付いたら、修道院へ入ります。その準備をなさい。」
「はい。ジャンヌ様。」馬車で一緒だった家令のヤイバさんがジャンヌ様に返事をしていました。
0
あなたにおすすめの小説
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる